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作者:大原の貴公子/作品情報/Nコード:N7998EM
完結済 (全184エピソード) |
親の介護は、暗闇の中でゴールを目指し、走り続けるようなものかもしれません。
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父親が移った病院は、決して良いとは言えない環境であった。今まで全てをやっていた母親を助けるために、芦川はその都度帰郷して、手続きや容態の説明を受けていた。そのつかの間の安定の中で、今度は母親の生活が変わり始めていた。一定した食事習慣がなくなり始め、掃除もままならず、家中が汚部屋となっていたのだ。共に支え合う夫婦の関係とは、精神だけでなく生活も強いつながりを持っていることに気づかされる。母親のしっかりとした生活感は、だらしない父親だからこそであったのだ。そんな母親の状態を芦川は憂慮し、緊急事態があった時と来たるべき介護の状態に色々と対応していた。その最中、今度はあの姉の夫から、親の面倒について説教を受けてしまう。以前に子育てや仕事で、父親母親から恩を受けているにもかかわらず、姉のわがままを叶えようとする暴挙に、芦川もついに切れてしまう。芦川は、やはりこれからも自分達だけで両親の面倒をやっていかなければならないと再認識するのであった。そしてある日、母親のことで電話が入り、一時的な穏やかさは激変する。
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親の介護なんて、まだまだ先のことなんて思っている貴方に、警告したいのです・・・もう既に闘いは始まっているのかもしれませんよ。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 親の老化 駄目な姉 恐ろしい相続関係 病院の実態 信頼関係を築く ゲス人間たち 育てられた恩恵 逃げられない 自己の終活 自分の価値 最終更新日:2019/05/04 10:17 読了時間:約347分(173,440文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 31 pt ブックマーク: 5件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 21 pt |
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