日夜魔術の研鑽に励む青年、カレイド。 ある日、彼の妹のエルカは、唐突に魔術が使えなくなってしまう。それは全ての魔術が使えなくなる病【魔消病】に罹ったことにあった。 【魔消病】に罹ったエルカはある理由から下半身が動かせなくなり、車椅子での生活を余儀なくされる。 そんな妹を憂い、カレイドはこれまで学ぶことのなかった魔医学を必死に勉強する。 それは魔術専門の医者、“魔術医”となり、妹の【魔消病】を治す──ただそれだけの為に。 そうしたカレイドの努力は実を結び、魔術の最奥と謳われるエナス魔術学園への入学を果たす。 そんな凄まじい才能が集結する学園、当然在籍している人は一癖も二癖もある者ばかり。 ツンデレに憧れ、なりたいと願うお嬢様。 大人ぶりたいけど異性への耐性がゼロで常に空回りし続ける白衣の研究者。 一日に三回髪の色が変わる先生など。 そんなエナス魔術学園にてカレイドは【魔消病】の原因を見つけ、エルカの自由を取り戻すことが出来るのか、彼は【魔消病】究明に全身全霊を賭す！

川宮雄一は目を開けると異常な場所にいると気がづく。可愛い女の子が雄一に近づき、雄一は異世界にいるのを彼に説明して、そして、彼女は彼を導く精霊―雄一を守らなければならない精霊だと宣言する。元の世界の何も覚えない雄一はミナという女の子と、なんでこっちらの世界に来たのか、ここで何をできるのか、と考えながらこの世界で生きる意味とこの世界にいる理由を見つけることにする。 *　月曜日、水曜日、金曜日に投稿します！

鈴子（リンコ）は、四季折々で髪の色が変わる、（自称？）桜の化身・刈安（カリヤス）に恋する大学生。思い切って伝えた告白の言葉は、遠まわしすぎて伝わっていなかったのか、進展がないまま時間が経ってしまった。 そんな中、散歩中の公園で刈安に遭遇した鈴子は、その意味が伝わっているのか確認することにした――。 掌編『ピンクでキイロでギンイロで。』の続編。 『ピンクでキイロでギンイロで。』はこちら >>> https://ncode.syosetu.com/n6996gi/

書店員の「私」は季節によって髪の色が変わる先輩と二人、狭いバックヤードで休憩中。 なにか会話のきっかけはないかと投げかけた質問に、先輩の答えは意外なところから返ってきて――？！