魔法が存在する超級世界の異常気象（テラウェザ）は、地球のそれとは比較にならないほど規格外だった。 そんな未知の天候に対抗すべく、空の専門家「異常気象士（テラウェザ・リポート）」たちが出動する。 レジャー中の登山客3万人を、超低気温で氷漬けにした「永久時代」。 東国シノノメに降り続ける、止まない雨「明けぬ梅雨」。 快晴の空に突然現れ見境なく人を襲う、無慈悲な雷霆「魔性雲」。 次々に発生する原因不明の異常気象群から、異常気象士レインは無事に平穏な空を取り戻す事が出来るのか？ 自然×魔法の壮大なスケールで繰り広げられる令和の新王道ハイファンタジー、ここに開幕。

「ステキな旦那様の尻に敷かれる」という夢を叶えるために、性癖以外はごく普通のOL・春日原 宇摘（かすがばる うつみ）が、なぜか「放っておけない魔性の弟系王子様アイドル・瀬斗（せと）」としてデビュー！ やや身勝手で独りよがりなプロデューサーの久道（くどう）さんや、ステージ上で鍋を食べたり吹き矢でライブ開催地を決めたりするトンチキ男子アイドルグループ「フォー・カントリー」のメンバー四人と一緒に、プチ炎上したり、親バレしそうになったりしながら、アイドル活動に大奔走！ 宇摘の目標は、久道さんのお嫁さんにしてもらうこと！ 彼の理想のアイドル像を演じさせられることに大興奮している宇摘の珍妙な婚活（？）は成功するのか！　大丈夫なのか！　本当にそれでいいのか宇摘！

何処にでもいる平凡な少女──ラズリは、ある日突然見知らぬ男達に捕らえられ、故郷の村から連れ出された。 訳が分からず呆然とするラズリの前に現れたのは、とんでもない美貌を持つ魔性の青年──奏──で。 彼はラズリに一目惚れをしたと言い、行動を共にするようになる。 けれど、行く先々でラズリは狙われ、何故か他の魔性からも干渉を受け始める。 普段飄々としながらも、決めるところは決める奏のおかげで毎回事なきを得るが、狙われる理由がまったくもって分からない。 特段可愛いわけでもない、外見も中身も平凡としかいえないラズリが、どうしてこんなに狙われるのか？ アルファポリスさんでも投稿しています。 前半部分のみあちらは前作『天涯孤独……』を引き継いでいます。 若干展開が違いますが、気になるかたは是非。

〝彼が心を取り戻す時、運命は大きく動き出す。BL×ダークファンタジー〟 水平線が霧で覆われたツクヨミ大陸。 心の欠けたボクこと梵遊兎都(そよぎ　ゆうと)は幼馴染で恋人(仮)白樺凛彗(しらかば　りんぜ)さんとしゃべる黒猫ネウと共に『便利屋ラビットホール』を営んでいる。 『情報屋』ハニーBの協力もあって、たまに波乱もありつつ、それなりに楽しく生活していた。 ある日、知り合いの『掃除屋』羽詰峰理(はづめ　みねり)さんから『行方知れずの依頼人を捜してほしい』と依頼を受け、ボクらはそのひとの家に向かった。 そこで出会ったのは王子を名乗る不思議な少年と彼に従う騎士のようなふたり。いつも通り終わるかと思った依頼だったが、事態はボクらの思いもよらぬところへと発展する。 『霧に覆われた水平線』『異能』『神』『楽園』『魔性』――そして。 これは不幸と幸福が混ざりあった、狂気と正気のせめぎ合う不条理の世界で、非力な兎が女王になるまでの物語である。 ※カクヨムにも掲載しております ※主人公総愛され気味ですが、カップリングは固定です。リバはありません。主人公に対する攻めが最終的に三人になりますが、攻め同士のカップリングはありません。 ※性別問わず恋愛関係または近しい関係になる描写が多分にあります。

時は西歴2300年代。 SETI（地球外知的生命体探査）が実を結び、惑星間交流が当たり前になった大宇宙時代。 亡くなった婚約者との子を育てるシングルマザーのヒナタは、星間事故によって幼い双子と共に文明のまったく異なる惑星に漂着してしまう。 そこで出会ったのは、常に布で顔を隠す貴族の青年・宝珠。 彼は偽りの婚約関係を条件にヒナタたちを庇護することになり、そこから歪ながらもほんのりあたたかで賑やかな同居生活が始まっていく。 しかし、そんな生活は惑星を巣食う“歪み”と呼ばれる異常現象にヒナタを巻き込み、唯一、その歪みの究明ができる調律士《コードネア》としての運命と過去を狂わせる。 母でありながら魔性で奔放なヒナタと、四大貴族冬家嫡男として願われたにも関わらず、その異端な容姿ゆえに忌み子として冷遇され続けた宝珠。 幼い双子を通して始まるぎこちない四人の同居生活の先に、果たして芽吹くものはあるのだろうか。 『偽りの婚約者になるのなら――そなたと子供たちを保護してもいい』 これは、歪みを抱えたふたりが少しずつ“家族”になっていく、切なくも優しい、異文化幻想譚。 ※カクヨム、ネオページでも同時連載中です。

自ら命を終わらせるつもりの男が二人、 赤の他人であるはずなのに何の因果か同じ日、同じ時間、同じ場所で鉢合わせる。 一刻も早く終わらせたい俺を邪魔する、のらりくらりな謎の男。 こいつは一体なんなんだ？ 時間が経つにつれ、見えてきた男の素性。 こんなやつと関わるのはごめんだ。 そう思っていたのに話は思いもよらない方向へと進んでいく……

頭が痛くなって、気持ちよくなってると、いきなり意識が飛んだ。 …気がついたら僕はアンデッドのゾンビの姿になっていた… …でも周りからはなぜか怖がられず、むしろ、みんなすごいなんかすり寄ってくるんだけど… なんで…？ いわゆる異世界転生をした社畜、【名前不詳】は、気がつくとゾンビになっていた。 お金もない、地位もない、ましては雑魚モンスターのゾンビだなんて…と落胆していたが、彼は知らない。 　スキル:魔性　を手に入れていたこと… スキル:魔性 で富も地位も力も手に入れる！？ 魔性のアンデッドが、人だろうがエルフだろうがドワーフだろうが魔族だろうが神だろうが…全てを虜にする……っ！！

元聖女シャロンは、小さな雑貨屋を始めた。 ところが聖女の称号を剥奪されたと知れ渡っているようで、お客が来ない！ ようやくやって来たお客は吸血鬼、キツネ、食人種。 なんで私のお店に魔のものが集まるの？？？ でもお金を払ってくれれば大歓迎です！ ※この作品はカクヨムにて先行公開で連載しています ※恋愛は！ないよ！

魔性のアンデッドという、なろう系話をできるだけ毎日投稿しているんですが、 貧血で倒れたり、採血して気分悪くなったり、とにかく投稿できなかったときに投稿します。 ごめんなさいのエッセイです。 思ってることをつらつら書きます。

「侯爵令嬢ラヴィナ・ファーユ。犯人は貴女以外にいない」 　そうして、聖女殺害・王女暴行の罪によってラヴィナは断罪された。 　容疑を逃れる為に行った不在証明……アリバイ工作は、証言者の裏切りによって意味を為さなかった。 　数日後、押し込まれた貴族牢に訪ねて来たのは、ラヴィナの罪を暴いた張本人である辺境伯の孫、ダーレスト・オーガス。 　彼は、投獄されたラヴィナに対してこう口にした。 「ラヴィナ・ファーユなどという侯爵令嬢はこの世に存在しない。ーーー貴女は一体、何者だ？」 　これは〝怪物〟と称された青年と〝魔性〟と呼ばれた令嬢の間で行われた、『侯爵令嬢の不在』を証明する対話の記録。 　ハッピーエンドです。 　

異世界に転生した少年アキは、赤い瞳を持つ青年ラセルに恋をする。 けれど、ラセルにとってアキはあくまで「愛でるべき存在」可愛がられるばかりで、想いは中々届かない。 これは転生者の少年と、誰もが大切な青年の、すれ違いと片思いの物語。 ＊ 主人公×魔性のお兄さんが前提の話です。 主人公攻めが地雷な方はお気を付けください。

「……過去に、七歳の頃に戻った……？」 　ルツーラは、密かに王城の倉庫へと訪れていた第二王子の婚約者（物理的箱入り令嬢）を勝手に運び出し、取り巻きと共に集団で嫌がらせをした。しかも、王城内では禁止されている精神操作の魔法を用いたことで重罪となった。その為、親共々連座で貴族用の幽閉邸に送られている。 　幽閉邸で生活する中で、ルツーラは反省し、様々な後悔に思いを馳せるものの、何もすることはできず、あとは処遇が決まるのを待つばかり。 　両親へと謝罪と、何もすることのない生活の中で、ただただ反省だけを繰り返し、最後には処刑されるものだと、彼女はずっと思っていた。 　いつものように後悔と反省の中、眠りに落ちた日――翌朝に目覚めると、８歳の時に行われる魔性式の朝まで時間が巻き戻っていた。 　それが、自分の持つ『順』属性の魔法による、歴史順序の入れ替えによるモノだと気づいたルツーラは、後悔と反省を元に、今度は両親を破滅させないように動き出す。 　まずは魔性式の日。 　かつては、未来で引きこもり箱入令嬢となる少女に嫌がらせをしたのだが、今回ではそんな愚は犯さない。 「そもそもアレに関わってはいけません！　今回は必要最低限だけの関わりで済ませたいのです！」 　そうして、引きこもり箱入令嬢から距離を取る生活をしつつ、かつての愚かな行いをしないようにしていたら、なんだか前回ではありえない規模のお茶会派閥になっているのですけれど！？ 　しかも、箱入令嬢は引きこもらずに騎士団に入団してる！？ 　乱暴者だった第一王子は人格者に！？ 　あまりにも異なる歴史の流れの中、前回にはなかった出会いや繋がりを作りながら、ルツーラは前回とは異なる歴史の中を奔走していく。 　歴史や事件が変わっても、運命は収斂していく。 　それを目の当たりにした彼女は、いずれ自分が破滅すると自覚しながら、この歴史の中で身内が破滅を迎えないように足掻き続ける。 　ルツーラの破滅を望まない人たちのことなど、意識しないまま―― 　これは『その在り方を認め合う為の幻想譚』。その異聞。 　ゆえにこれは『認め合い手を差し伸べ合う者たちの幻想譚』 ※本作は『引きこもり箱入令嬢の結婚』の外伝となります。 　本編を知らずとも楽しめるようになっておりますが、本編を知っているとより楽しめる作品となっております。

「──俺は、本当に生きてていいのか」 　時は令和──ビル群の谷間に潜む闇は、昔々と変わらない。 　生まれつき妖の魂を持つ少年、卍六郎太は幼少期の頃より妖祓組織【役会（えんのかい）】に所属し、妖殺を生業に生きてきた。 　普通の生活を捨て、人々が過ごすのどかな日々を守るため、その裏側で超常の怪物“妖”を祓う。 　そんな中で出会う仲間、そして敵。 　彼は思う──いつか必ず自分を殺してくれる者が現れると。 　だからそれまでは、奪ってしまった命のぶん、救える命を救おう。それが自分に出来る贖罪だ。 　彼は妖を祓う。今日も明日も明後日も――自分のなかの魔性が死ぬ、その日まで。

　かつて誰もが魔術を使えた世界。だがある日突然魔術は衰え、多くの者は魔力を失った。魔術は才能ある一部の者だけしか使えない能力となったのだ。 　各国は衰えた魔術の代わりの力を求め、その一つとして属人的な異能「仙力」が注目されるようになる。 　魔術衰退事件から二十数年。身体能力を引き上げる仙力【金剛】の素質と、類いまれな武の才能を持つ少年ロイは、その才により平民ながら士官学校に特例入学し、己の力を磨いていた。 　そしてある時ロイは魔物狩りの実戦訓練中にそこにいるはずのない魔物……巨大な竜に襲われる。竜が開けた大穴に転落したロイは、その奥で古代から眠り続けていた少女と出会った。 　それは同じく古代から蘇る魔物たちと、ロイたち仙力使いとの戦いの幕開けでもあった。 　やがてロイは己に宿る仙力が、本当は【金剛】だけではない事に気付く。それは真価を発揮できれば、世を救う英雄にもなれる力。その力をもって彼は異形の魔性、そして蘇る『災厄』に立ち向かうことになる。 　ただ、その真価発揮のためには……。 「……どうしてこうなった」 「だってそれが一番効率いいんだもの」 「仕方ないデス」 　……英雄を目指すのも、好きな娘たちを守るのも、楽じゃない。 　※タイトルは「ぐぜのしょうねん」です 　　基本は剣と魔法 + 個人の異能に、中華風味トッピングとSF風味の隠し味が混入している世界になります

世界は無数にある。同じ様な世界でも、どこかが違う。 他人からすれば、その世界は歪かもしれない。 けれども、その世界に住むヒトたちにとってはそれが当たり前で、それが現実だ。歪だなんて思わない。 誰かが言った。『誰もが主人公』なのだと。 なら、歪な世界ではどうなるのだろう。 これは、どこかの世界の物語。歪でおかしくて、壊れていて、語呂の悪いお話。 助けて。誰もが言った言葉。誰もが見て見ぬ振りをした言葉。 それでも『助けて』を言えなかった少女がいる。そんな言葉を知らなかったから。 だから少女は『助けて』と言えない。 ならば誰かが手を差し伸べれば良い。『助けて』という言葉を教えてやればいい。そうして少女も『助けて』を言えるようになる。 少女は優しかった。少女は強かった。少女は魔性だった。 少女の善意で、人が狂ってしまった。狂ってしまった人は少女を手に入れるために全てを壊そうとした。 果たして誰が悪かったのか。少女が悪かったのか。それとも別の誰かなのか。 けれども、ひとつだけ言えることがある。 世界が、その少女を愛している。 それが、その少女にとっての幸せとは限らないけれど。

【Q・クエスト】 あなたの選択が運命を決める。 あなたの正解が道を切り開く。 ～襲われた少女～ 美しい少女が魔物に襲われている。 魔物は少女を襲おうとしていた。 あなたは少女を助けるため、法を紡いだ。 あなたの頭に浮かぶ理。 正解を選ぶ事であなたは力を発揮するだろう。 間違えればあなたは負ける。 少女は殺されるだろう。 決意と共にあなたは理を構成する。 ～理を紡ぐ（クイズ発生　今回はJAVA）～ 問い：コンソールに文字列 Hello Java を出力する正しい文はどれか？ A. System.out.println("Hello Java"); B. Console.print("Hello Java"); C. print("Hello Java"); D. System.println("Hello Java"); 正解：A 正解を選ぶ事であなたは力を発揮する。 ～選択～ 「A」 ～正解～ 法の構成に成功。理が発動する。 「ぐがああああああああぁぁぁ！」 断末の咆哮をあげる魔性。 あなたの神理が魔物を滅ぼした。 「あ、ありがとうございます……！」 少女はあなたの選択によって助けられた。 ～ 正解が道を切り開く。 あなたが力を発揮するためには問答に正解しなければならない。 正解を精神を強くし、力を増す。 あなたの選択が道を切り開くのだ。 ～ クイズジャンルは無差別。 だけど実用的なものが多くなるかも。 覚えておくと生きてく上で役立つもの（就職しやすいとかも含む）クイズがよさげ。 関連

慶安の変を経た後の江戸。隻眼隻腕の七郎は人ならざる魔性と遭遇する。生死の境を越えて尚、七郎は江戸の平和を守る。命を未来につなぐために。

陰陽師一族の末裔たち、その日常と成長。

伯爵令息のネイトは、令嬢達のアプローチに疲れ果てていた。だがそろそろ婚約しなくてはならないことも自覚しており、悩んでいた際に、王太子の婚約者から紹介されたのは、いつも男を侍らせている、魔性の女と称される伯爵令嬢ローリーだった。

歌姫ジゼルは、男たちを惑わすために生まれたような女だった。 深紅の唇から零れる歌は媚薬のように甘く、白い肌の輝きは夜の灯をも霞ませる。指先ひとつ、視線ひとつで男たちは虜となり、快楽に沈んでいった。 彼女はまさしく、魔性の女〈ファム・ファタル〉と呼ばれる存在にほかならなかった。 だが、ある晩に出会った青年だけは違った。 どれほど色香を注いでも、その瞳は曇らず、心は揺るがない。 その強さはジゼルを苛立たせ、同時に燃え立たせた。 欲しくてたまらないのに、手に入らない。 彼を想う気持ちは日に日に募り、魔性の仮面の奥から、ひとりの娘としての切実な渇きが顔を覗かせる。 その結末が甘美な救いか、破滅かは、まだ誰にもわからない。