2000年～2003年に書いた掌編および短編オムニバス。 当時は小説も漫画も映画もTVも宇宙・サイエンス系にしか興味を示さない典型的なSF狂だった。超ド文系人のくせして科学書や物理書を買いあさり読みまくり「よくわからんけど、なんか凄い！」と吠えていた。 「宇宙飛行士の嫁になり、新婚旅行でNASAへ行く」が夢だった日々…今でもSFは大好きだけれど、あれほどの情熱と興奮に駆られた時代はもう遥か。20年余を経た今となっては創作のみならず、雑誌『SFマガジン』に応募までしていた根気と意欲も過去のもの。 そんな当時の作品を思い出語りの意味も込め恥を忍んで発表する。【恥】というのは【科学・物理知識は皆無ゆえ本格ＳＦからはかけ離れてますよ】の意。