何の取り柄もなく、大人になり夢も忘れ、ただ日々を生きていくだけの肉人形だった青年、鬼代葛葉。 だがある日、猛スピードの車に轢かれ、ぽっくりと死んでしまった。次に目が覚めたら一面緑な森で美少女になってしまっていた⁉︎　背も縮み、声も可愛くなり、腕や太腿もスベスベで細く、胸には柔らかい果実が実っていた⁉︎　戸惑いに戸惑い、葛葉は混乱気味に森を散策し始めた、背後で蠢く何かに気が付かずに……。 チート能力もなければ、底知らずの魔力もない。その上に自堕落ニートな身体能力。そんな状態でも、葛葉は押し付けられた運命【英雄】になることを受け入れる。英雄無き世界で、英雄の器として、歴代の英雄達と、英雄という名に恥じぬよう【英雄】へと成り上がる! ———これは君が女体化し、戸惑いやHな日常がおおけれど、異世界で成り上がっていく！ たったそれだけの英雄の物語。