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作者:斎宮 たまき/斎宮 環/作品情報/Nコード:N6360LD
完結済 (全11エピソード) |
気づいた時には、鏡の中で肩が“喋っていた”。破滅率82%。
ここは前世で遊び倒した乙女ゲーム“セレスタ学園編”。私は悪評まみれの侯爵令嬢イレーナ。史上最悪の婚約破棄イベントから、王都処刑エンドまで一直線——のはずだった。
けれど私にだけ見える“数字”がひとつ。固有魔法〈針路〉は、私の行いが破滅に与える影響を%で可視化する。謝罪は−1%、嫉妬の挑発に乗れば+3%、避けるべき舞踏の立ち位置は+5%……。
私は知っている。破滅の山場、社交界の罠、友の裏切り、父の派閥の崩壊。そして、知らなかったこともある。正しい順番で謝ること、不義理を帳消しにする贈り物の選び方、誰かのプライドを折らずに自分を救う話し方。
ドラマチックな逆転も、世界を焼く魔法もいらない。私は、毎日2〜3%ずつ未来を手入れする。
婚約破棄の日取りは変更できない。でも、被害は軽くできる。敵対令嬢は倒さない。孤立させない。
数字は冷たい。けれど、減らす方法はあたたかい。——この物語は、悪役令嬢が“見える数字”を頼りに、礼儀と備えで世界線を曲げる記録である。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: ESN大賞9 悪役令嬢 破滅回避 学園 恋愛 政略 進捗管理 可視化 礼儀と準備 堅実努力 UI系 最終更新日:2025/10/01 07:33 読了時間:約59分(29,107文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 14 pt |
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