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作者:xoo/作品情報/Nコード:N1778JN
短編 |
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1961年4月中旬よりNHKがポリオ発生状況を日報の形で報道し始めた。6月初旬、患者が800人を超え、16日には1000人を超えた。九州だけでなく東京区部でも流行指定地域が出たため新聞各社も大きく取り上げ始めた。20日に厚生省(当時)は生ワクチンの緊急輸入と全国一斉接種の方針を決め、21日に古井喜美厚生大臣の「生ワクチン導入に関する責任は全て私にある」という談話とともに「全国民を対象とした臨床試験」を決定した。26日より福岡・大分両県での接種を開始、7月21日には全国での接種を開始、1ヶ月間で1300万人の接種を終えた。7月中旬までの患者数は過去10年間で最高であったが、8月の患者数は過去最低、翌年度からも患者数は激減、1963年には定期接種化され、日本における野生株からの自然感染は皆無となった。
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これは1961年、ポリオ流行を食い止めるために行われたワクチン緊急輸入・接種に関わる政治判断である。さてこれが、本当に英断だったのだろうか。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: VPD ワクチン行政 ポリオ 風疹 HPV 子宮頸がんウイルス 最終更新日:2024/09/30 06:30 読了時間:約14分(6,506文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 68 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 68 pt |
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