沈んだ湾岸に〝沈没都市・ファルガーン〟が建設された。 　それはAI〝ＭＳＳ〟が「人々の未来を繋げる」という理念のもとつくった都市型の船である。 　沈没都市には無駄も失敗もない。 　暴力と病気は内陸に残り、理念を守れる人間だけが沈没都市の住民となった。 　毒にも等しいゴミが水底に溜まった頃、ある島が誕生した。 　ＭＳＳはその島から猛毒の怪物が生まれると知っていても、島の誕生後、自ら停止を決行した。 　理念は猛毒の怪物・泥蛇と17個のギフトを島から送り出し、武器として誰かに宿った。 　―－ＭＳＳが停止して26年後。 　泥蛇は〝Causal flood〟という計画を始動させた。 　それはＭＳＳの理念と同じものであり、同じ終焉を迎えんとする毒の深意であった。 　泥蛇に従い、ギフトが宿った少女・マナは、泥蛇の命令のために生きていた。 　しかし、ギフトを持つ一人・少年サクタとの出逢いから、少しずつ、己だけの理念と価値が彼女を変えていく。 　沈没都市、内陸、ギフト持ち、島の関係者… 　理念と価値を争い巡って残るは未来か、終焉か。 　重たく面倒な身体を動かす燃料が宝だと呼べるなら――・・・ 　〝Causal flood〟でマナが残した答えは、ずっと遠くへ繋がる。 　 　

　Causal flood Preludeで語られたラクスアグリ島。 　 　湖沼と名付けられたこの島には、資源の枯渇した内陸とテクノロジーの結晶・沈没都市のある時代――Fageを潤す資源があるといわれた。 　ただ、そこは酸の渦や雷雲の竜巻など、異常気象に囲まれた島だった。 　Fageの技術を総動員させ、沈没都市からファイナルヴィーグル特殊大型潜水艇を島へ送ることができた。 　確かに、ラクスアグリ島は寓話の一ページのような自然に溢れていた。 　この島に飢えはない。 　危険な生き物もいない。 　しかし・・・、それでも優秀な隊員は次々と死んでいく。 　第一調査隊の壊滅は一人の女性隊員のせいだと言われた。 　第二調査隊の一人の男性隊員だけが、全ての真実を連れて、「未来の彼ら」にそれを繋げた。 　――水底に沈んでしまえばゴミなんて見えない。 　この島はただ、毒に等しいゴミを水面に浮かせただけ。 　Causal flood Preludeの過去であり、未来へ始まる物語。 　 ＊Causal flood Preludeを読んでいなくても大丈夫です。

　ある双子の少年少女は目を覚ました。 　そこは大海原に浮かぶ都市型の巨大船「ナグルファル」。 　人間も兵器も喰らう怪物は海や大陸に蔓延り、人々の安寧の住処はこのナグルファルだけであった。 　この時代はNage。 　かつて〝人々の未来を繋げる〟という理念を叶えたAI〝ＭＳＳ〟が永久停止して100年以上先の未来。 　そんなNageで、双子は怪物専用の武器を手に戦った。 　――殺される度、何度も何度も一日目に戻って。 　 　なぜ世界中の人間が逃げ込んだ船に自分たちしかいないのか？ 　自分たちの姿は一体だれのものなのか？ 　なんのために〝ここ〟にいる？ 　‥‥曖昧だった記憶は繰り返すたび鮮明になり、双子は自分たちのことを思い出す――。 　そんな双子に、黒幕は賞賛の手を叩いた。　 　黒幕の計画は〝ＭＳＳ〟の理念と同じであり、その深意はこのNageにあるという。 　黒幕は計画を〝Causal flood（新時代の洪水）〟と名付け、前奏を共に奏でる双子へ一礼する。 「どうぞ、人々のお役に立つために、死力を尽くして下さい。」 　繰り返される世界から双子は抜け出せるのか。 　彼らに手を貸すのは、この時代で「価値がない」と証明されたものだった。 　

　Amazonに投稿したa flood of circleのアルバムのレビューをまとめたものです。今後も新作をレビューし次第、こちらにも公開していく予定です。 　※レビューを執筆した日と本サイトに投稿した日が大きく異なる場合は、前書きの部分に執筆した日を記しています。

第一次世界大戦がドイツ有利で勝利した世界、ドイツ帝国はフランスに賠償金取らず、領土のみを取り、史実のフランスのような多額の賠償金を取らなかった。しかし代償としてフランスの精神は崩壊した。経済が無事であるにもかかわらず、フランス国民は経済を壊滅状態にさせる大規模なストライキを犯した影響で経済が崩壊し、そのあおりを受けた国家社会主義者が革命を起こした。国家社会主義者達は「フランス国家社会主義共和国」を建国、世界初の社会主義政府は世界を衝撃の渦に陥れた。隣国イタリアでもベニート・ムッソリーニによる国家社会主義「ファシスト党」が政権を握り、北に位置するロシア帝国でもヨシフ・スターリンがロシアに国家社会主義政党「ロシア国家社会主義党」が成立した。 この社会主義のはびこる世界に平和は訪れるだろうか? この小説はhoi4みたいに進むためあんまり人物は出ません。（Red floodの黒いバージョン） 　　 　　（ご都合主義もありますのでお願いします） コメントとレビューは自由に評価してください。 もしこの小説に質問があればネタバレしない程度に回答、ヒントを差し上げるのでどうぞコメント、レビューをお願いします。（コメントは誰でも出来る様にしてるのでなんかあればどうぞコメントを！） （サブタイトルとして「地獄の世界線へようこそ」をつけました） （ユーチューブにてこの小説を由来とした動画を作りました、ネタバレになりますが、それでも見たい方は「ライヒの動画」とユーチューブで検索してください）

三城清洲高校に通う秋月静馬は、ある日、クラスメートに荷物を届けるために訪れたマンションで異形と遭遇した。その時静馬のもとに瀬川と名乗る男が現れ、異形を退治してみせた。瀬川は、静馬に蟲のことを説明する。蟲とは、強い精神的な衝撃が人の身体に見合う量を超えた場合に顕現するもので、静馬の中にも蟲が潜んでいる可能性があるのだと教える。そして自分たちは、蟲を制御しながら戦っている人種――〈蟲遣い〉なのだと名乗った――。人の感情が渦巻く、異能ダークファンタジー！

前回の事件で負ったケガも治り、ようやく日常生活を取り戻したショーン。 しかしショーンの預かり知らぬ場所で新たな事件はすでに起こっていた。 ショーンのホームグラウンド・シカゴシティに渦巻く黒い陰謀。 謎の連続誘拐事件の裏にある醜い欲望を打ち砕くため、ショーンとウェンが街を駆けめぐる！ 前作『FLOOD!!!』の続きです。 未読の方はそちらからお読みください。 なお今回は少々グロテスクな表現があります。 苦手な方は閲覧を控えてくださいね。

時代はいわゆる宇宙世紀。月や火星にドーム状の都市が建設され、産業用のコロニーが浮遊している少し遠い未来。地球は資源を掘りつくされた。その上、ケアはほとんどなし。おかげで地球は「天変地異のオンパレード！」「常に海面上昇中！」のサバイバルエリアに変わっていた。それでも人々は荒廃した地球でたくましく生きていた。通信社の特派員ショーンもまた、月のエリート編集長にこき使われながらもたくましく生きている。危険手当上乗せを励みに、水没まじかのニューヨーク・マンハッタン地区の取材に向かったショーンは、そこで奇妙な生首男（なまくびおとこ）に出会い・・・。ＳＦもどき。修正版。よかったら暇つぶしにどうぞ。