イチオシレビュー一覧

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 悪役令嬢の異名を持ち過去に婚約破棄され国外追放されたマーマリアの孫であるルルーシャは、婚約破棄されて不幸に突き落とされる可能性が高いから、婚約者に気を許すなと耳にタコが出来るほど言われ続けた。
 そのため、シルベイツ王国の王太子であるジークフリードの婚約者となり、彼をを信用せず一定の距離を保つことを心掛けてきた。
 しかし、何故か溺愛のされる一方で……。

 祖母と母が続けて婚約破棄されたという悪役令嬢の孫という設定が面白く、そこから惹きつけられた作品ですが、王太子には婚約破棄をしようという気配など微塵も感じさせないので、溺愛ものだと読んでいて安心出来る作品でした。
 少し度が行き過ぎて冷気も感じますが、そこが逆に良いですよね。
 天然のルルーシャと腹黒のジークフリードの組み合わせが本当に可愛らしく、面白い作品なので是非今1度ご覧ください。
前書きの『トースターは、ただパンを焼くだけにあらず。』という部分がいきなり魅力的でした。
シンプルな言葉だからこそ、深みを感じました。

トースターとアルミホイルのコラボレーション! ですね♪♪(^ー^)

みなさま、よければぜひ、この機会にこちらのエッセイを読んでみてください!
おすすめいたします!m(_ _)m
レビュー作品アルミホイル。caem短編エッセイ[その他]
国都を目指す穏やかな船旅は、突然の襲撃によって打ち砕かれる。主人公シャーリンとカレンは仲間たちと引き離され、命がけの逃避行へと…。

シャーリンは、「姫」という立場にありながら、持ち前の機転と不屈の精神で窮地を脱していくのですが、そんな姿が非常に魅力的に描かれています。一方、記憶が無いカレンは、主人公を慕う純粋な心で物語を強く牽引しています。

二人の少女の「絆」こそが、この過酷な物語の確かな光となっていますね。
彼女が川に落ち、シャーリンが悲痛な叫びを上げるシーンは、二人の絆の深さを象徴する前半の名場面でした。
書きたいことは沢山あるのだけど、この400文字という制約が憎らしい><

壮大なスケールに、緻密に作り込まれた世界観が秀逸。
その世界を、味方も敵も、魅力的なキャラクター達が駆け抜けます。
なのに…ハラハラするようなサスペンス要素まで。これは間違いなくおすすめできる一作です。
レビュー作品おかあさんと呼んでいいですか ~記憶を失った少女は無自覚の絶対力で世界を守る~碧科縁完結済 / 全358エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
白猫のエルンは飼い主である悪役令嬢アナベルにいじめられる日々を送っていました。
しかし、エルンの前世は熱血漢で柔道二段の体育教師・嵐山金造で……!
アナベルの根性を叩き直そうと決意し、立ち上がるエルン。
エルンとアナベルの戦いの行方は……!?

タイトルからして、どういうこと!? となる本作ですが、読み始めるとそれがどんどん加速していきます笑。
もう読んでいる間中ニマニマが止まらない、ねこ好きもそうでない方にもおすすめできる楽しい良質コメディー(´ω`*)
読後感もスッキリ、全力でおすすめいたします!
最初はぶっとんだギャグというか史実なのでギャグではないのだけど
書き方が笑ってしまって、この進行は大丈夫なのかと思ったんだ
でもその後はひたすらホッコリするエピソードが続いて安心してみてられます・w・
マグデュエルがひたすら大変な目にあっていく話なんだけど
そのなかでもしっかりとした救いがあってよかったです・w・
 多額の借金を抱えた子爵家の令嬢マーガレットに、黒い噂のあるセイブル伯爵から縁談が舞い込み、借金返済と弟の学費のために自ら嫁ぐことに。
 籍を入れると、この結婚は偽装の白い結婚だと告げられてしまったが、そのかわり好きに過ごしてもいいとも言われた。
 そんな中で、家令のオドレーナと心を通わせていって……。

 白い結婚ではありますが、全く悲壮感がなく、心優しきマーガレットが明るく楽しく振る舞ってくださるので、可愛らしくてほんわかとした空間を堪能することが出来ます。
 また登場人物の可愛い子が多いのも魅力的です。
 じれじれと甘さのバランスが取れた素敵なハッピーエンドでありながら、童話のような読み心地さもある優しい物語を是非今1度ご覧ください。
レビュー作品黒伯爵さまに生贄として嫁ぎます楠結衣完結済 / 全8エピソード異世界[恋愛]
アルド王太子は見た目がひ弱で、学園の生徒からいつも馬鹿にされていた。
しかし、いずれ国を背負う立場なので、政略の婚約者がいたのだ。
その婚約者もアルドに対して馬鹿にして、政略でなければ結婚しないと言う始末。
毎日アルドの心は荒んで行ったのです。
そんなある日、学園で平民のジュティアに声を掛けられます。
段々距離を縮める二人。
そしてアルドはジュティアを愛するようになり、
婚約者を捨てジュティアと結婚すると宣言するのです。
この事が切っ掛けで王国を揺るがす大事件が起きるなんて誰が予想出来たでしょうか?
このまま結婚して、ジュティアと幸せになれると思っていた矢先事件が起きます。
それは国王が過去に犯した有る事件が引き金だったのです。
恋、裏切り、決断を経てひ弱から強い男に成長していく男の物語。
ジュティアはアルドを愛していたのか?それとも…
是非読んでジュティアの心の闇を覗いて見て下さい。

キャラクターそれぞれにしっかりと背景があり、その上に思考があると感じられる作品ですね。
主人公もおちゃめで見栄っ張り、面倒くさくて少々意地が悪い所もあったりはしますが同時に年長者としての経験や良識も持ち合わせており安心して読む事が出来ますし。
物語の展開や会話のテンポも良く他のキャラクターも魅力的なので、これからの展開がとても楽しみな作品です!
アフェリアナには美形の婚約者のシュトリディアスという婚約者がおりました。
家同士が決めた婚約でしたが、とても見た目が美形でアフェリアナは結婚までに交流を深めようと色々話し掛けて努力していました。
しかし、シュトリディアスはお茶会の席で色々話し掛けても「そうだな」としか返事をしないのです。
なので、他の女性が婚約しても交流を深められなく、
今まで婚約が破談してたのです。
アフェリアナは諦めずに話し掛けて、少しずつ「そうだな」以外の会話を引き出す事に成功し、努力の甲斐が有り、
距離を縮めて来ました。
そんなある日、二人の距離を引き裂く事件が起きるのです。
このまま二人は引き裂かれてしまうのか?
そして、美形の屑と言えば黙っていないのが、
どこかの騎士団です。
シュトリディアスは騎士団の餌食になってしまうのか?
「そうだな」男とアフェリアナの恋の行方はどうなるのか?是非読んで見て下さい。
剣と魔法、神話的要素が融合した壮大なファンタジー叙事詩でありながら、人間(あるいは人ならざる者)の心の機微に深く踏み込んだ秀作です。主人公シグルズは剣士としての強さだけでなく、異種族や敵とされる存在とも心を通わせる誠実さと器の大きさを持ち、ただの英雄譚に留まらない厚みを与えています。

翼竜ファフニールとの戦いは、単なる討伐ではなく、敵の背後にある悲劇と知性に向き合うことで「共存」という答えに至る展開が秀逸です。また、宰相ミミルの息子ドルズを巡る一連の事件は、社会階層や教育、赦しと更生を丁寧に描写しており、物語世界に生きる人々のリアリティを強めています。

戦いと日常、理性と情熱、正義と赦し――あらゆる対比の中で、登場人物たちは確かな歩みを見せており、読後には静かな感動が残ります。
レビュー作品灰色の魔法猫は英雄譚をうたう五色いずみ連載中 / 全39エピソードハイファンタジー[ファンタジー]