イチオシレビュー一覧

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楽な世界なんて幻想でしかない。生きることは苦楽に満ちており、思い通りになる人生などあるわけがない。
剣と魔法の異世界ファンタジー。子供が喜びそうな響きだが、世界は非常である。そもそも現代日本の生活と衣食住の質がどれだけ違うというのか。飢え、乾き、暴力、死、あらゆる苦難が降りかかる災厄の中、主人公レウルスはそれでも懸命に生きていく。ただ真っ直ぐに生きていく。
前世の知識で何ができるわけでもない、ただ記憶と思いは価値観となり、彼の芯となっていく。

前世の続きではなく、この世界に生きるものとして進む彼の姿に熱いものを感じるだろう。都合のよいNPCではなく、厳しい世界を懸命に生きる人々に魅力を感じるだろう。地に足の着いた話が読みたい方にお勧めしたい名作である。

余談だが過去作とも少し関係しているので、読むとまた発見があるだろう。
……ヤンデレ、おっさんと来て、次はロリっぽい。修羅場も近いな。
この作品のおもしろいところは不憫なサイコパスな女の子の主人公みつばちゃんが引き起こす出来事に周りが翻弄されるとこです。

みつばちゃんはなんとも可哀想な境遇で育っています(現在進行形)。

両親はいなく、義理母にはうとまれ、周りの人間たちにも気味悪がられ、ひどいことをいっぱいされてきてるのですが、そこでみつばちゃんの不思議パワーで周りの人々にやり返し、ことさらに気味悪がられるという負の無限ループ。

それでも周りの目はなんのそのサイコパス精神で物語は進んでいきます。

みつばちゃんへの恐怖に駆られている悪い周辺人物たちに思わず読んでいてざまぁとケラケラしてしまいます。

シリアスな作品のようなのに読んでいてスッキリしてしまう場面も多くストレスを感じずに読めるのでおススメです!

レビュー作品みつばものがたり七沢またり連載中 / 全90エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
※この投稿者は退会しています
この話は、雨を待ちわびる子どもの話である。新しい傘を使いたくて雨を待ちわびた事が誰にでもあるはずだと思う。車のフロントガラスを撥水コートして雨が降るのを待っている人もいるに違いないはずだ。
子どもも大人も雨をなんらかの形で待ちわびることがある。
雨は迷惑は存在であり、恵みをもたらす存在であるという二面性を持っている。
そんな雨を待ちわびて楽しむというのは、なんだか不思議な気分になってしまうとは思わないだろうか?
※この投稿者は退会しています
月や太陽と同じように私達を見守ってくれている人がいる。そのことが伝わる詩だ。
だが、見守っていることは容易には伝わらない。
どうか光よ雲よ、どうかこの想いをあの人の元に届けておくれ。
そのような儚い想いが強く伝わってくる。
私達の事を見守ってくれている人はいるのだろうか?
居ると思えば、少しは明日から頑張ることができる。生きることが出来る。
どちらとも捉える事が出来る詩だ。
レビュー作品夕空なななん短編詩[その他]
ルーティリア(以後ルティさん)はエルダートレント絶滅の間接的な原因であり、トレントから怨みを買っていて、無駄に知識量があるにもかかわらず、昔の種族や種類で考える部分があり、対処を間違えるという事もままあるおっちょこちょいです。
今回の死に様、実に見事。これこそがルティさん。
さすがはてれん先生。正直驚きすぎて涙すら流れます。
レビュー作品【クリスマス企画】王国オブザデッド2017イサギの人完結済 / 全30エピソードその他[その他]
晴れ時々異世界召喚のなろう界隈にもついにアイツがやってきた。そう「グローバル化」である。
「HAHAHA、大変だから言葉(英語)を発音するだけで魔法が使えるようにしたよ♪」「余計なことすんなユーエーセー!」
日本人の魂からの叫びである。

典型的な日本人の主人公は無双の夢破れ、悪戦苦闘しながらも懸命に努力していく。その姿は涙と笑いなしには語れない。
「どうしてこうなった!?」
コメディでありながらも、どこか暖かさと感動を受ける。斜め上方向な知識に溢れた感想欄と合わせて読めば、面白さが倍増するだろう。でも、ネタ潰しだけは勘弁な。

日本人の感性に共感したり、客観的に見て不思議さを改めてしったり、謎な方向に勘違いされる不思議で素敵な日本人。感想欄で妙な知識を語ったり、エスパー並の予知を見せる読者に呆然としたり。何だかんだとお祭り騒ぎが続く日々。貴方もご一緒しませんか?
レビュー作品異世界無双には向かない国民性中村 颯希完結済 / 全37エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
※この投稿者は退会しています
幼き頃は雪の降った日は特別な日のような気がして興奮したことを覚えている。かまくらを作れるほどの雪が降る地域ではないので、小さな雪だるまを作るのが精一杯であった。それでも雪に残る足跡や凍る川に感動したことを思い出した。
この短編には、そのような忘れてしまった幼き頃の記憶を思い出させる力があると思う。
いつの間にか雪は忌み嫌うものとなってしまった。交通機関が乱れるからである。
それでも、たまには空から舞い落ちる雪を和やかな気分で眺めてみるのも悪くないと思った。
≪背景説明は簡単ながら奥深い≫
人間と魔族が相争う世界観。単純明快な舞台設定だが、読み進める内に「絶対そうじゃないだろう」という期待感を読者は抱く筈だ。

≪殺伐とした戦場はキャラクターの宝庫か?≫
主人公”暁”も相当濃い人物だが、彼を取り巻く登場人物は敵も味方も輪を掛けて濃い。物語に於いて濃さはそのまま面白さである。この作品が良い証拠だ。

≪昨日の敵は今日の友?≫
敵と味方、正義と悪、立場が変われば見方が変わる。少し頑なな性格の主人公は、この事実を目の当たりにして成長していくのだ。

≪暁将軍はナイスガイ≫
朴訥として言葉少ない主人公、そんな彼を喰ってしまいかねない登場人物達だが、皆彼が大好きだ。何故かって?だって暁は「良い漢」なんだ!

レビュー作品暁伝 -神殺しに挑む者達-Lance完結済 / 全107エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
登場人物も読者もすべからく思う事だろう。
あらすじ通り、この物語は絶世の美少女の姿をした守銭奴少年が巻き起こすコメディである。魅力的なキャラ達、伏線とネタが絡み合って崩壊するジェンガのように、腹筋が持っていかれること請け合いである。
TS苦手なのに、最後まで面白く読めた不思議な魅力があるのだ。
喜劇の一言で終わらないからなのだろう。彼らは皆懸命に生き、それが見事にすれ違い、緩急を付けながら暴走していく。騒動だけでなく、人々の心情に共感したり、ほろりと感動したり、イイハナシダッタノニナーと残念な気持ちになったり……。
これだけの騒動を起こしながら、何処か最後に物悲しさと暖かさを感じる名作だ。敬遠せずに、是非ご一読あれ。

そしてまさかの閑話更新。何よりのクリスマスプレゼントです。
『おかえりなさい』
レオもみんなも大好きです。
レビュー作品無欲の聖女は金にときめく中村 颯希完結済 / 全150エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
大切なものを見失った時、あなたはどうしますか?

この作者様は、しっかりと自分を見つめ焦ることなく自分の足で立ち上がりました。

待ってくれている人のため涙を見せつつも前へ進む努力を重ねている事に声援を送りたくなります。

あたたかな優しい言葉で紡がれた『詩』にあなたも触れてみませんか?勇気と希望をもらえることと思います。

きっと今も頑張っていらっしゃると思います。
そんな作者様に心からのエールを・・・・。

レビュー作品ここからまた、始めよう。ひな月雨音短編詩[その他]