基本は妖怪退治でありながら、マッドサイエンティストが科学の力と観点で分析しながら戦うという話。
出てくる妖怪は都市破壊規模の強さの者が多く、妖怪退治というより怪獣退治のノリ。
妖怪の多くは容赦無く人間を食い物にしてくる、人類の敵対種として描かれています。
一方、主人公も依頼者を実験台にして殺害するので、悪と悪の戦いと、割り切って読んだ方がいいかも。
異能バトルとしてはかなり激しい部類で、毎回激闘。
戦闘シーン以外にも、グロテスクな描写の力の入れ方や、各話の、怪談や伝記めいた導入及び締め方が秀逸。
大半の話が、一話で1エピソード形式であるため、非常に読みやすいです。
毎週木曜日にあげられる週一連載なので、木曜日の楽しみになっております。
バッドエンドもハッピーエンドも混ざっていますが、一話一話が心地好く読めます。
ダークな内容でありながらも、全体的にコミカルなノリです。