レビュー初投稿です。

この作品は、最初は漫画購入から知りました。
才能の無い主人公が底辺から這い上がるストーリー。
とても面白く、スイスイと2章半ばまで読ませて頂きました。
キャラクターに個性があり、またありがちな設定が逆に読みやすさを促しているのかなと感じました。


…ただ、これだけは言わせてください。
『俺はユエに惚れているから』って、いつ惚れたんですか！？？？？
宿屋の部屋割り辺りで、アレ？おかしいぞ…と感じてはいたのですが。
クール主人公ハーレム好きとしては、特定の女子を贔屓しちゃいけないと思うのです！！！！
かおりん押しなので、この先の展開に期待していましたが…残念でなりません。。。

……そうか…、ハジメはユエに惚れていたのか…。
ハーレムにする意味……。゜(´⊃ω⊂｀)゜。

当作品は、異世界転生のテンプレに倣ったものであるが、「主人公の人相が悪い」というワンアイデアを加えたことによって、エンタメ性とメッセージ性の深化に成功している

このワンアイデアが強烈で、主人公の人相の悪さのせいで、序盤から様々な厄介事が押し寄せる

その様子がとても面白く、痛快なコメディとして描写されているため、痛々しさは全く感じないばかりか、ただただ笑えるのだ

主人公の性格の良さに安心できるし、彼の不遇な過去に共感できる者も少なくないだろう

作者様のここらへんのバランス感覚が、絶妙なのだ

この設定のおかげで、ただのバトルやコメディ、ファンタジーのジャンルに収まらず、濃密な人間ドラマが生まれている

主人公以外のキャラ設定も興味深い

名前はあえて伏せるが、序盤から登場するあるキャラの人物設定には、ひたすら感心した

主人公のサクセスストーリーとしても面白いので、ぜひご一読を

一本の桜の樹を中心に描かれる自然、人間模様。
桜の樹の精密な描写から、その桜の樹視点で描かれる男女の初々しい恋。
それらが見事に調和して物語を彩る。

一読していただければ読了後、ほう、と溜息を吐かれる方が多い筈。もちろん、満足の溜息だ。

桜の樹は見守り続ける。自然になぶられながらも屹立として。
美しく花開く春だけではなく、紅葉する秋も、落葉する冬も。
そして変容するものと変容しないものを知っている。
同じようでいて、同じでないものの存在。

桜の大樹が見守るは、そんな天地とその間を含めた世界なのだ。

まずこの作品を読んだ、（いや、詠んだ、が適当だろうか）人たちは、豪奢な言葉の羅列に心地よい目眩を覚えるだろう。それは飲酒の酩酊にも似た心地よさだ。

目を閉じれば見えてくる。

白魚の指先、漆黒の髪、精緻な刺繍の施された衣装。

花魁が、花魁たるに至るまでには血の滲むような努力があったと思われる。

そこを著者はさらりと迂回して、ただただ艶麗な描写に徹するのだ。

リズムの良さもまた、この作品の要とも言うべきものであろう。中には著者が作ったと思しき造語のようなものも見えるのだが、それがまた見事に当てはまるのだ。

そして最後の「骸（むくろ）抱（いだ）いて　通夜語り」の締めにほう、と何とも言えない溜息を吐く。

哀しみよりも作品の「美」に満足してしまう。
美しいものに触れた時の何よりの快感。
それを得られた幸福に私は感謝する。

絢爛豪華なる語り手の手腕と作品に敬意と謝意を籠めて。

うまい！ そう唸りたくなる短編です。作者の描くファンタジーの長編も面白いのですが、日常を切り取ったこのシリーズはやはり面白い。

あなたの隣にだっているのではないでしょうか。なんと言っても彼は天下無敵のわがまま俺様。気に入らなければ料理だって投げ捨てます。

自分が端正込めた料理をゴミ箱に片付けている横で、彼はテレビの前でお菓子片手にくつろいでいたりするのです。いきなりひっつかまれて、眼鏡がひしゃげたことだって一度や二度じゃありません。ああこのご時世、同じようなイヤイヤ姫に悩まされている男性諸君も多いのかも。

本当に愛してなきゃやってられませんよ、まったく。それでも離れられない理由は、同じ境遇におありの方ならきっと納得できるはず。ハチャメチャで自分勝手で、それでも愛おしい。最後はきっと誰もが納得して笑顔になる、そんなお話です。ぜひ騙されることの心地よさにうっとりと酔いしれてください。

ストレスフリーかつ淡々と進んでいくストーリー。だが決して情緒がないわけではないのです。物語の端々に感じ入る箇所が見つかる方も存られるのではないでしょうか。
タクティクス・オウガの様に各々のチャプターへテーマ:副タイトルをつけていきたい。言葉を選んで。

あとはね、会話が好き。
もうね、目に浮かんでくる訳ですよ。ギルドの受付おねいさんとおっちゃんが、カウンター越しにセリフの吹き出しを交互にだしながらやり取りしてる態が。
さながらサガシリーズの会話のように。

スカーレットグレイスのDLCパッチで主人公オウル追加とかあったら是非とも対価を支払いたいところです。

ただ単純に面白いです！
2人の主人公が繰り広げて行くクライム展開
情報提供者のキャラに狂気を感じる！
内容、ストーリー構成が斬新で面白い！
語り部さんはいったい何者なのか！

映画好きな人にはたまらない一作だと、僕は感じます。
読んでいると映像が頭の中に写し出される。

これはどハマりする作品ですね！

続きが気になって仕方ない！

まだ1章までしか読みきっていませんが内容が面白くすらすらよめました3章もあげてほしいです(о´∀`о)読むにつれてどんどん面白くなっていきました他にもいろんな作品を見てきましたがヤンデレは、いいですねー！えっちで盛り上がる展開期待してますヤンデレだけど笑笑 作者さん頑張って期待してまってますあと体には、きおつけろよー寒いから

侵略された国に、村を燃やし尽くされ、恐怖で支配される人達。
大好きな村を、家族を、全てを悲惨にも、奪われた少女は怒りに震え立ち上がる。


まず、序盤の高い筆力から生み出される、草原で暮らす平和で温かい生活。そんなものは打ち砕かれる。

何度も復讐しようと、行動するけれども、現実の壁に打ち当たり、未熟さ故に大失敗し、折れず立ち上がりを繰り返す。

まだ、頭も力もない少女。
だからこそ、強い意思で乗り越えようと足掻く姿に、無様を通り越して、のめり込んでしまう。

だが、厳しい現実に対して、こんな状態で、どの様にして、愛する草原を取り戻すのか？
読み手に想像させない。面白い。

見事な東アジア風の世界は、西洋風なファンタジーに飽きた方や、これからじっくり楽しみたい方に、強くお勧めする。

各国の動向に、起きる起こしてしまう問題の数々。

あなたがページを開いた時、

リアルな戦記の幕があがる。

生きている自覚が無い中年男性の悲哀です。多分、現代社会では共感できる読者が多数いるかと。自分もその一人です。寂しいですね。

短い文章の中で、男性の悲哀を見事に演出する書き方には好感が持てます。1分で読み終えますので、どなたでも読めると思います。
特にボッチの中年男性にはオススメ。ちょいと切なくなりますが、是非ご一読を(つД`)ノ