同作者の先日完結した作品同様、TSF系の連載作品です。
前作が全体的にほんわかした雰囲気の作品であったのに対し、この作品はほんわかした文体はそのままに、ややシリアスな作風となっております。
ある意味お約束の異世界転生TSFモノですが、主人と奴隷(主人公が奴隷)という関係にも関わらず、ご主人様が人格者なため、よくある酷い目には遭いません。
前作よりもストーリー全体の起承転結がしっかりと練られており、設定も無理なく、きちんと伏線も回収出来ています。
惜しむべきは、完結を急いでしまったのか最後の2話ほどが駆け足気味になってしまった事でしょうか?
最も、駆け出し気味に書かなければ蛇足になってしまった可能性もある内容のため、下手に風呂敷を広げず無難にまとまったように感じます。
ストーリー構成が上手くなっているのを感じられた作品でしたので、次回作に期待したくなりました! 次回作も頑張って下さい!