主人公はどこにでも居そうな小学生。しかし彼は桜の花吹雪ととに過去の江戸へとタイムスリップします。
私的にはタイムスリップするときの『同時に視界がグラリと傾いて、花の香りがむせるほど強く香った。
手のひらに思わず掴んだ花びらが、すっと朱に染まっていき、見る間に濃い紅色へと変わる。』というシーンが、ありありと目に浮かんできそうな表現だと感じました。
また、ただタイムスリップするだけではなく、当時の人と現代人の意識や知識の相違、またこの時代について面白く読めました。
特に主人公がふんどしを履かされるところなどは噴き出してしまいました。
まだまだ、物語は始まったばかりなので、これからどう物語が動くのか楽しみです。