愛している。きみが望むのならば、喜んでこの身を捧げよう。
童話の中のお姫様に自分をなぞらえたあの頃。白馬の王子様を夢見た少女たちも、いつしか大人になりました。現実の壁は厚いけれど、それでもやっぱり今でも言えるのは、一途な愛を惜しみなく与えてくれる童話の中のヒーローこそが理想だということ。例えば今作の主人公のように。
冬に閉ざされた王国を救うべく、ある男に白羽の矢が立ちました。国一番の戦士はただひたすらに雪山を登ります。国のためではなく、ただ愛するひとを救うために。
たった一言のすれ違いで、離れ離れになってしまった恋人たち。果たして、氷の壁をつくりあげ閉じこもってしまった冬の女王の心を溶かすことはできるのでしょうか。すれ違いから始まる王道ラブストーリー。この冬必見です。