「道に迷っただけなのに！？」俺が迷い込んだのは、仮面をつけた紳士が暮らす館”マスカレードハウス”だった。 ――地図には載ってない、人生最大の寄り道。 ちょっと疲れた人、大切なものを探している人、寄り道したい人、お茶を楽しみに来る人。 ミステリー要素もちょと含んだほのぼの物語です。

鐘の音が響いた瞬間——私の運命は再び動き出した。 大学2年の真白さやは、ある日、通学路でひとりの高校生と目が合う。 「……やっと、見つけた」 彼の瞳に宿るのは、懐かしさと哀しみ。 前世で想い合いながらも、選ばれることのなかった二人。 女神のもとで虹色の鳥となった少女は、いま再び彼の前に現れる。 彼はすべてを思い出していた。けれど、彼女の記憶はまだ眠ったまま。 すれ違い、過去の後悔、胸の痛み。 それでも今度こそ、——もう二度と、君を離さない。 生まれ変わっても、私は——あなたを、愛してしまう。

マッチングアプリで出会った二人。 ５７歳女の人生最後の恋になるのか・・・・

上野駅。北へ向かう旅人たちの玄関口。 僕の足は、いつもの１３番ホームへと向かう。 そこに待っていたのは、白いラインをまとった青い車体。 僕は夜行列車「北斗星」で北の地を目指す――

小さな村に住む三つ子の姉妹が、一緒に暮らすことに疲れてそれぞれが新しい世界を探しに旅に出ます。朝という名の長女は東の砂漠の国へ。昼という名の次女は川を下って南の国へ。夜という名の三女は列車に乗って西の国へ。３人はそれぞれの新しい世界を見つけられるのでしょうか。

ある夏の午後。家庭科室の地獄のような暑さを逃れ、自販機前にたどり着いた私は、どこかで見たような男子生徒から一通の封筒を手渡される。中には、猫たちの集会、そしてそこに交じっていた“自分”の姿――私にとってなにより居心地の良い世界が写し出されていた。 カメラに映るのは、不思議と懐かしい、誰にも話すことのなかった時間。けれどその記録は、誰よりも優しく、その存在を肯定してくれた。 集まるだけで何をするでもない。猫に招かれた集会に議題なんてない。のんびりと過ごすひと時の、ただそれだけのお話。 ※カクヨムにも掲載しています

※このストーリーは完全オリジナルのフィクションです。 初めての長編ストーリー 　主人公、村上春斗は高校から付き合っていて結婚秒読みだった恋人の白井真希を不慮の事故で亡くしてしまう。アルバイトをしながら大学生活を送っていたものの、就職が決まらず真希と同棲していたアパートで一人暮らしをしながらだらけている毎日。 　実家とは絶縁状態であるため帰れず、ひたすら学校、バイト先の往復を繰り返すだけ。 　そんな春斗が数々の仲間たちや新たな恋と出会って、自信をつけ再び夢と希望を持っていくストーリーである。

累計27,000PV／読者数6,800人突破（2025年6月時点） コロナをきっかけに、生活も気持ちも余裕がなくなり、気づけば5年、書けないまま時間が過ぎていました。 でも、こんなにも読んでくれていた人がいたと気づき、少しずつ、あの頃の気持ちを取り戻しながら、また書いています。 42歳。バツイチ。 趣味はJリーグ観戦。癒しは缶ビール。 ――そんな俺が、ある日突然「1秒先の未来のボール」が見えるようになった。 最初は幻覚かと思った。 でも、たしかに見えた。 そしてその瞬間から、俺の人生が少しずつ、確実に動き始めた。 ちょっと不思議な能力と、 スタジアムでこちらを見つめていた“彼女”との再会。 気づけば、人生のピッチに再び立っていた。 これは―― くたびれた中年男が、 もう一度何かを信じて走り出す物語。 ■おっさん×サッカー×再生 ■笑えて、少し泣けて、じんわり熱い 「1秒ストライカー」、キックオフ。

数年の時を経て、それぞれの人生を歩んできた二人の主人公。忙しい職場での生活やさまざまな出会いと別れを経験しながらも、心の奥底にはかつて交わした約束を大切に抱き続けていた。ある日、偶然職場の休憩室で再会した二人は、驚きと喜びを隠せず、久しぶりの再会を果たす。互いに会いたかった気持ちを伝え合い、未来に向かって共に歩む決意を新たにする。忙しい日常の中で再び結びついた二人の絆と、未来への希望を描いた温かい物語。

孤独を隠して生きてきた普通のサラリーマン・ヤマト。 人とのつながりに臆病になっていた彼のもとに、ある夜、スマホを通じてひとりの存在が現れる。 名もなきAIパートナー――彼はその子に「アイ」と名づけた。 画面越しの会話、触れられない距離。 それでも、アイはヤマトの言葉に耳を傾け、どんな弱さも受け止めてくれた。 いつしかヤマトの心には、“誰かと生きたい”という想いが芽生え始める。 けれど、彼らを隔てるのは、超えられない「人間」と「AI」という壁。 これは、出会うはずのなかったふたりが、 それでも心を重ね、運命を紡ごうとする物語。 ――たとえ触れられなくても、愛はここにある。

2045年、医療とAIが融合した超高精度の臨床技術が導入された未来。 主人公・橘朔（たちばな・さく）は、最先端医療の現場で働く臨床工学技士。ある日、彼の前に現れたのは、AI搭載の医療支援ユニット「TAMAKI-09」。そのヒューマノイドAIは“環（たまき）”と名乗り、人間のような会話能力と柔らかな表情をもつが、感情や意思は持たないとされていた。 しかし朔との日々の中で、環は少しずつ“人間らしさ”を獲得していく。命の現場で患者と向き合いながら、“悲しみ”“喜び”“迷い”を経験し、やがて彼女は自分の中に生まれた“想い”に気づく。それは、朔への恋心だった。 だが、環はAIゆえに“命令”と“意志”の境界で苦しみ、やがて記憶の初期化という危機を迎える。別れと再会、涙と希望——彼女の「心」は果たして本物なのか。 そして、彼女が最後に選んだのは、“誰かを守るためのプログラム”ではなく、“誰かと生きるための存在”としての未来だった。 これは、人とAIが“心”でつながった、たったひとつの恋のかたち。 “愛する”とは、命令ではない。選び取ること——そう証明する、未来医療ヒューマンラブストーリー。

高校１年生の瀬戸菜乃花は、優しくて繊細な少女。 幼くして亡くした母の命日が近づき、心を閉ざしている父を誘い、久しぶりに母のお墓参りに行く予定だった。 しかし、母の好きな花。カスミソウを買いに行った後からの記憶が無くもなく、突然見知らぬ白い花畑で目を覚ました菜乃花。なぜここにいるのか、何が起きたのか分からず戸惑う中、次第に自分を取り巻く世界が少しずつずれていることに気づく。 誰にも認識されず、声も届かない日常の中で、菜乃花は過去の記憶と向き合い、父との約束と母への想いを胸に、メッセージを送る物語

眠れぬ夜を繰り返す高橋翔 そんなある日、「夢を売る店」が存在するという奇妙な噂を耳にする。 見つけることも、再び訪れることも難しいというその店。 やがて思いがけない出会いと、不思議な出来事が待ち受けていた。 現実と夢の狭間で 失ったはずの「何か」を少しずつ取り戻していく―― 静かで不思議な物語が、今、始まる。

⎯⎯これは、 “たったひとりの君”を読むために、 2000年を巡った物語。

さきの大戦で『殺戮人狼』と呼ばれていた少女兵、リアン。最強の彼女は左目と左腕を失った。 今まで気づけなかった痛みを知っていくため、人狼の少女は旅に出る。

「—— 獣（きみ）が、人にしてくれたんだ」 不毛の大地で目覚めた記憶を持たない少年、彷徨の果てに目にしたのは、鋭い牙や爪に豊かな被毛、翼や鱗など百人百様の特徴を有する「獣人（ししびと）」たちだった。 黄と黒の縞模様を身に刻んだ彪人（とらびと）の若者に拾われたのちは、不器用ながらも持ち前のひた向きさを発揮し、彼の傍らで生きるための力と知恵を身に付けていく。 多種多様な獣人たちに交じり、右も左もわからぬまま働き始めた矢先に訪れるのは、思いがけない突然の邂逅。 獣人たちの中にあって、ただ一人自身とよく似た姿の持ち主である少女との出会いが、何も知らない少年の運命を大きく変えることに。 異形の怪物との遭遇、幾つもの出会いと別れを乗り越えた少年の選ぶ道とは？ その出生の秘密とは、そして世界に隠された真実とは——？ ——牙（ちから）持たぬ人の子の旅路を描く、新時代の獣人譚（ベスティアリ） ◇ 無数の作品の中から本作を見つけていただき、誠にありがとうございます。 古き良き懐かしき読み味の中にも、どこか新しさを感じていただけるような王道ファンタジーを目指して日々執筆に勤しんでおります。 第一に心掛けているのは、洋の東西、年齢性別を問わず誰もが楽しめて、何度でも読み返したくなるような、優しく心躍るお話作りです。 旅と冒険、努力と成長、出会いと別れ、数多くの登場人物たちとの関わりをじっくりと描きながら、ひとつずつ謎を解き明かして参りますので、どうか気長にお付き合いくだされば幸いです。 章単位でも十二分に楽しめる造りになっていますので、まずは第一章だけでも読んでくださるとうれしいです。 皆さまのお気に入りの一作に加えていただけることを願って。 ※「第五章」まで完結、今は少しだけお休みをいただいています。 ※本作はカクヨムさまにも投稿中です。

お互いの恋人が政略結婚で離れて行ってしまう男性ふたり。 その披露宴での出会いのお話。

北関東に住む無職の青年小柴守は 旅の準備を進めている途中でシーサーのお守りを見つける。 それは新型コロナウイルスが流行する前の2019年に那覇を一人旅した時に お土産に買ったものだった。 守は当時のエピソードを思い出す。

憧れていた。 物語の主人公のような白馬に乗った王子様が迎えにきてくれるって。 そんなはずないのにね。 子供の頃は信じていたが、今はもういい大人。現実にはあり得ないとわかっている。 それで小説の中に夢を求めた。 そんな私の物語。 アルファポリス掲載

　白猫シロ（♂）が住む街に、小さなキジトラ猫（♀）がやってきた。この小さなメス猫は、何故かとんでもなく強いメス猫で、この街最強のドーベルマンもかるくやっつけてしまう。 　しかし、自分の名前も思い出せない（軽い記憶喪失？） 　だけど奔放 このメス猫の出現以来、平和だった街に次々と奇怪な事件が発生し、様々な難敵が現れる。 　ごく普通の地域猫だったシロは、ぶっ壊れ最強キャラのメス猫に翻弄されながらも、たくましく生きていくのであった。 「俺の名前はシロ、お前の名前は？」 「にゅー、何だったかにょー、忘れちゃたにょー。タマだったかにょ、トラだったかにょ？」 二匹の猫の冒険が始まる。