──涼花さん。もう、私と逃げちゃいませんか。 ──ねぇ涼花。そしたら、私とここで死になよ。 ──涼花。お前にしか、頼れないんだ。 人類が魔物に敗北を喫してから早14年。 生き残った人々が身を寄せ合うコロニーで、涼花は魔物を殺すハンターとして生計を立てていた。 腕は立つものの、人と関わるのは苦手、生活力は皆無という七色の欠点を抱える涼花。 そんな彼女の私生活を支えるのは、かつて涼花に命を救われた少女、陽菜だった。 ある日、涼花は姉であるエレナから、仕事を依頼される。 何やら、今は使われていない地下鉄に、魔物が住み着いてしまったらしい。 いつも通り、姉に文句を言いながらも異変の調査に向かう涼花。 しかしその異変は、人類の滅びの始まりに過ぎなかった。 選ぶのは生か、死か。世界か、貴女か。 滅びに向かう終末世界を舞台に、ちぐはぐな2人組が紡ぐ、ハートフルでガールズなラブコメディ。

生まれた時からずっと一緒に過ごしていた南雲学と東雲真理愛。 2人で話して一緒の高校に行ったけど、高校に入ってクラスが別れてしまった……。 4月は登校も下校も一緒。遊びに行くのも一緒だったけど、いつの間にか彼女はクラスカーストトップグループの美少女になっていた。 真理愛はいつも学に相談に来るけど、だんだんと距離が離れていき、すれ違い始める2人。 少林寺拳法は2人の幸せを紡ぐのか！？（少林寺拳法要素はありません） ──────────────────────────────────────────── 毎日18時に1話ずつ更新予定。 ※10/31から7時と18時に1話ずつ更新予定。 前編・後編・蛇足編の構成となる予定です。 もし気に入って頂けたらブックマーク、☆ポイント、感想をお願いします。

大金持ちであり史上最凶のマッドサイエンティストこと岩屋が作り出した装置「小型重力発電装置」の暴走によって、岩屋は別世界へと飛ばされる。そこは、荒廃した世界であった。大きく3つの勢力、18の指揮官の群雄割拠の時代、突如として現れた岩屋は、持ち前の狂気とも呼べる気合でさまざまな装置を作り上げていき、近くの農民を呼び集め、荒廃した土地を再生していく。そのうわさを聞きつけた指揮官の一人が岩屋を仲間にしようとするが、岩屋は研究さえできればいいとだけいい、誰にも組しない。ついに岩屋はとらえられ、目の前で助手の少女を殺されてしまう。そこから岩屋の世界征服は始まる。

恋人にフラれて、仕事も失った。 残ったのは「小説家になりたい」という夢だけ。 僕――28歳、無職。 締切は2025年12月31日。 それまでに10万字を書き上げ、公募に挑む。 原稿の進捗や雑記、取り留めない思い出を、90日間ここに綴ります。 きっとしょうもない話も多いでです。 -------------------------------------- ※90日目にどんでん返しがあります。 ※このブログはフィクションです。"僕"も"原稿"も現実には存在しません。 　小説を書くことで、恋人とヨリを戻したいと足掻く男の物語です。 ※非暴力。ストーカーやホラー要素はありません。 ※他小説サイトにも掲載しています。

　……この村は、最初から何かがおかしい。 　ある日、各地の伝承や都市伝説を追う大学生・斉藤涼（さいとう りょう）と仲間たちは、現在の地図には載らない廃村「神伏（かんぶく）村」に足を踏み入れる。 廃れた家々。荒れ果てた道。 その村には、決して目を合わせてはならない“何か”が棲んでいた。 突如現れる異形の存在―― 皮膚がなく歪な骨で歩く者、驚異的な速度と力で襲う黒い者。 それぞれに異様な姿と力、そして悲しき過去を背負っていた。 逃げ惑う涼たちは、朽ちた古城へと辿り着く。 しかしそれは偶然ではなかった。その城は、かつて異形の存在を生み出した「人為の研究施設」だったのだ。 人体実験、禁忌の融合、失敗作たちの怨嗟―― 村も城も、すべては“彼ら”の檻だった。 果たして彼らは「一度はいると出られない」と噂されるこの村から、抜け出すことはできるのだろうか―― 興味と生死、人の欲望が渦巻く神伏村へようこそ。 《この作品は、三部作の中の第一部です。単体でも読むことができます。》 ※ これは優しくない話です。 ※ ・一部、暴力、残酷表現が含まれます。 ・倫理観に問題のある表現があるかもしれません。 　擁護、推奨するわけではなく演出上の表現となりますのでご留意ください。 ・この話は、別サイトでも公開しています。 ※ 【更新について】 ・投稿初日は5話 ・翌日から毎日1話(土日は2話) ・9月から毎週日曜1話 の更新予定で、大幅ブラッシュアップ&新規作成しながら最終回まで進めていきます。

世界は異常気象や人々の争いによって荒廃し、規律や文明さえも完全に破壊されていた。 その荒野を我が物顔で跋扈(ばっこ)する者はまさしく強者であり、暴徒や喧嘩師たちが少ない資源を奪い合う地獄の惨状こそむしろ通常だった。 そして、弱き者は怯えて身を潜めるか、彼らの奴隷になるしかない。 しかし、そこに一筋の光が差した。 その者は猿人、ビッグフット、サスカッチなどと呼ばれ、確実に暴徒の数を減らしていると言われている。 そして弱き者の間ではヒーローとして崇められるようになったが、誰一人としてその者の姿を見た者はいなかった。 猿人は強者の前にのみ姿を現すのだ。 物語の始まる場所、火炎区を支配する＜暴王ブルータル＞は暴徒を力で支配し王者のように振る舞っていた。 ある時、この世で最も美しい＜少女マデリン＞がブルータルの奴隷として献上される。 その美貌に導かれてか、暴王ブルータルの根城に伝説の猿人が殴り込むのだった。 猿人、彼は神の使いか、はたまた精霊か？ 今、混沌の世界に救世主の伝説が誕生しようとしていた。

【報告】恋愛ジャンルにしてましたが、登場キャラ全然言うこと聞かず……（遠い目）。恋愛してくれないので、諦めてジャンルを変えました。よろしくお願いします！ 【あらすじ】異常過ぎるほどの好奇心と狂気を宿した世界を旅する竜・カルディアはその日──好奇心で応じた召喚先で、自分達の運命を変えようとした者達と相見える。 その者達が望んだのは、いつか《悪役令嬢》になるらしい令嬢の身代わり。永い刻の中で初めての経験に、これまた好奇心で了承したカルディアは《悪役令嬢》代理として暮らすことに。 そして、その日々の中で……カルディアは運命の出会いを、果たすことになる。その世界最後の、竜と。 【注意】R-15、残酷表現あります。読む人を選ぶ作品です。苦手な人、無理って人は、ブラウザバックしてください。自衛大事！！！！

　今日死にました。確かに死にました。 少しづつ身体を構成する器官が壊れゆく感覚も、私の体に生じるものすごい衝撃による、激痛と一言では表しきれないほどの痛みを感じながら。何が言いたいのかと言うと、私は確かに自分の死を確認したのです。 ──それなのに、何故か私、赤ん坊になっていました。 　どうやらここは、厨二病の皆さんが好んでやまない異世界という場所のようですよ。 　一人称から女主人公を期待してしまった視野の狭い皆様方、申し訳ありません。 私、前世も今世でも、男なんですよ♪ ──前世でやり込んでいたゲームの世界とどこか似ている世界に転生した主人公は、原作シナリオに介入してシナリオをめちゃくちゃに!? ……することはなく一般通過モブのメカくれ君として原作シナリオを鑑賞したり、撮影してコレクションしながら楽しんだり、ゲームでは見られなかったこの世界の物語に感動と愉悦を味わったりしながら異世界を謳歌する。

不思議なカードを拾ったことによって元いた世界とは別の知らない世界に飛ばされてしまった縁久来(えにしくらい)と3人の学生たち。その世界は元いた世界とは別にもう一つ存在する世界、裏世界。カードにはそれぞれに与えられた異能力「キャドー」の力が秘められていた。異能力「キャドー」のが当たり前に存在する世界の常識、キャドーの力を競う祭典、暗躍する謎の組織。紆余曲折はありながらも、様々な困難を乗り越えて、友人も増え、前向きに元の世界へ帰る道を探しながら暮らしていく………はずだった。 突如として崩壊した日常、理不尽で正体の見えぬ敵への反抗。そもそもどうして、誰が自分たちを異世界に？何故瓜二つの異世界が存在するのか。 もがきながら探し続ける。答えがあるのかも分からないまま。

「シリア、ダーリン」と、彼は掠れた、少し嘲るような声で言った。「いつものを持ってこい。そして今度は、それに唾を吐くな。前回やったのは知ってるぞ」 シリアの表情が一瞬で変わった。さっきまでのいやらしい崇拝に満ちた彼女の顔は、今や冷たくプロフェッショナルな憎悪の仮面に変わっていた。彼女はイモータルの手を離し、まっすぐに立ち上がった。 「もちろんですわ、レーヴン博士」と、彼女は言った。その声は甘い毒が滴るようだった。彼女はイモータルに向かって身を乗り出し、声を潜めて切羽詰まったように囁いた。「あの方には近寄らないでください、お客様。あいつは変です」 「おい！聞こえてるぞ！」と、どうやら地獄耳らしいレーヴン博士が怒鳴った。「私は変ではない！天才だ！そこには大きな違いがある！」彼は、珍しい標本を鑑賞する剥製師のような目で、シリアを上から下までじろじろと見た。「そして、君がどれほど『変』かについては、私に言わせるなよ、この素晴らしい人型頭足類の標本くん」 物語は主にダークファンタジーであり、「異世界転生（または転移）」の要素を強く含んでいます。 ジャンルとしては、アクション、ダーク、ゴア（残酷描写）、不快な描写、露骨な描写、サイコロジカルホラー、そしてダークサイコロジカルコメディが明示的に挙げられています。 これらは物語の中で、残虐なサバイバル状況、グロテスクな暴力表現、不気味なクリーチャーデザイン、そして主人公が感情を失っていく過程の中に時折挿入される不条理でブラックなユーモアによって表現されています。

ねぇ、ダーリン。 ずっと傍にいてね。

男は仕事の帰りに刺殺された。 様々な種族が共存する世界に転生した男は静かな村で優しい両親と可愛い弟と暮らし成人まで成長した。 家族に良い暮らしをしてもらいたくて農民でも稼げる仕事である冒険者になるために男、カークは成人し村を出ることになり、ロージニアという街に向かう。 冒険者として歩み出したカークは、ある日、森の中で野盗に襲われ死んでしまった。 不可思議な事にカークは蘇り、それから、例外な存在を知る事になる。 奴らは何処にでもいる。だが、手を出すちからはないようだ。 無知蒙昧な者よ、ゆめゆめ忘れるな。最悪至上の恐怖を、存在を。 混沌よ、いざ。 本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION　「クトゥルフ神話TRPG」「新クトゥルフ神話TRPG」

一人ひとり、デスゲームに巻き込まれていく前のお話を書いていきます。 まずはじっくりコトコト。 ひとり1人、掘り下げていきます。 デスゲームになるまでのお話をじっくりと。 これは、デスゲームに焦点を当てたお話ではありません。 あなたはこの物語に嫌悪感を抱くことでしょう。 あなたはこの物語の登場人物に誰も共感しないでしょう。 繰り返します。 これは、デスゲームに焦点を当てたお話ではありません。 ※カクヨムでも同時連載中です。

これは夢を見ている私の話。 しあわせぐすり、ゆめぐすり。 私にはまだ、やりたいことがあるから。 今日もまた、私は幸せについて研究するのだ。 薬×依存×狂気×リアル×幸せ×哲学×妄想×痛み…

様子のおかしい女がひたすら肉を調理し食う。 その日常は少しおかしい ――ようこそ、静かに狂った食卓へ。 一人の女が、今日も肉を仕込み、火を入れ、黙々と食べる。 その姿はあまりに優雅で、あまりに異様だった。 バラ、ロース、モツ、腱、舌、血―― 煮る、焼く、燻す、吊るす、漬ける、熟す、裂く。 すべては“美味”のためであり、“信仰”のようでもある。 昭和の残り香が漂う、郊外の古びたアパート。 退廃的なドレスに身を包み、羽鳥凛鈴は今日も静かに肉を食す。 完璧な調理と、壊れた日常。 その向こうにあるのは、果たして“グルメ”か、“地獄”か―― 肉を食らう女の、ちょっと不穏な食卓ホラー。 ※本作品には食肉の調理描写が多分に含まれます。 食前食後の閲覧は慎重に。カテゴリ間違えた方は…ご愁傷様です。 この作品はカクヨム、エブリスタ、ノベルアップ＋、pixivにも投稿されています。

──《愛してる。だから、殺せた》── 渋谷に現れた1体のゾンビが、秩序ある日常を24時間で破壊した。 美咲は死なせない。俺も死にたくない ならば、ふたりで生き抜くしかない。 そのためなら、なんだってやってやる。 ──なんだって── これは、美咲を愛した俺が、人類の英雄になるまでの物語だ。 【ゾンビサバイバル&極限ラブストーリー】 あたしに言わせれば、これは、人類が滅びるより早く壊れていったふたりの話っす。 悟司先輩はやる時はやる凡人っす。 美咲パイセンは生き延びる天才っした。 ふたりはあたしの命の恩人。 ふたりが壊れて行くのを見ながら、あたしも笑って壊れたっす。 でも、勘違いしないでくださいよ？ 先輩たちは狂ってなんかいなかった。 お互いを深く愛し合っていた。 ・・・それだけっす。 ──《愛屍の臨界》《アイシのリンカイ》── これは、ゾンビの溢れた東京で、愛する女性と生きようとした一人の男の物語。

東京都心の高級マンションで起きた、密室連続殺人事件。 被害者はいずれも住民同士で、SNSの防犯コミュニティ〈みまもりネット〉のメンバーだった。 全員の死体には共通して「瞼を切り裂かれ、眼球が取り出されている」という異様な特徴がある。 唯一の生存者、若い主婦・柏木怜は、マンション住民の監視チャットで異変を目撃していたという。 ――だが警察がログを確認した時、そこには「誰もいない」。 防犯カメラの死角、スマホの通知音、SNSの影に潜む人間の“狂気”が交錯する。 “殺人鬼”は外から来たのか、それともずっと隣にいたのか。

愛。溶け合うこと。境界がなくなること。 腐敗と愛に満ちた狭い世界の少女の曖昧な夢のお話しです。 どうか、彼女の愛の箱を見届けてあげてください。 ※グロテスクな描写、軽微な肉体表現があります。 ※一部R15ととれる要素が含まれています。 ※恋愛／狂気／曖昧な表現が苦手な方はご注意ください。

先天的に加虐嗜好いわゆるサディズムを持つ高校生、百鬼零（ナキリレイ）は妹の百鬼結（ナキリユイ）の催眠技術によってその異常性欲を封印し、平温な日常を送っていた。だが幼少期に動物を殺す少女、××と出会い、また時を経て再会してしまったことで、彼の日常は狂い始める。 ほのぼのとした優しい幼なじみの恋人、白雪セリカ（シラユキセリカ）と幸せな日常を送りたいと願う理性の自分。 全てを破壊し尽くし精神も肉体も何もかも全てを根こそぎ破滅させたいと願う本能の自分。 そして、突如として学園を襲撃し、殺人鬼を育成する為の『殺人カリキュラム』を実施すると宣言する快楽殺人鬼集団《赤い羊》。 《赤い羊》を束ね、7人の殺人鬼の頂点に立つ男、透（トオル）は、 「殺人鬼の、殺人鬼による、殺人鬼のための世界。僕はそれを、創造したい」と宣言し、殺人鬼として狂えば狂う程チカラを増していく《ジェネシス》というランク制の異能力を授け、生徒同士による殺し合いを強制する。 SSSランクから始まり、Fランクに終わる階級制の異能力。Fランクは殺されることしか出来ない最たる弱者で、SSSランクは全てを奪い尽くす最たる狂者。狂えば狂う程ランクが上がり、強者となることが出来る。だが……。 狂わなければ死。狂えば破滅。 究極の二者択一の中で、百鬼零が選択する”答え”とは？ そして新たなるSSS、西園寺要はデストルドーという闇を身に纏い、白雪セリカの前に立ちはだかる。 思い出せない記憶の僅かな残滓を頼りに、セリカはFランクの限界を超えることを決意する。 生きることは殺すこと。 血まみれの正義の果てに訪れるのは、幸福な死か希望という欲望か。 それは誰にも分からない。 +++ 読みはプラマイゼロ。 第25回電撃小説大賞一次落ち 第16回小学館ライトノベル大賞一次落ち ※残酷描写多め。あからさまなエロ描写はありません。 不定期更新・完結時期未定（←1番大事なこと） +++ ■■追加ワード■■ デスゲーム／心理学／哲学／男主人公／女主人公／敵がチート／敵味方交代／善悪の彼岸／怪物と闘う者／正義⊂必要悪／ダブル主人公／ビターエンド／死生観／記憶を引き継ぐ転生に対するアンチテーゼ／運を操る／運命／予知VS予知／入れ子構造（ミザナビーム）もどき／悪による人類救済／血液VS肉／愛≠善／サイコキラー／底なしの悪意／最適化という名の悪

嘘は、花の香りに似ている。——甘くて、腐りやすい。