作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N9103IT
連載中 (全64エピソード) |
3.11以前、2007年の日付、私の「忘れ得ぬ人々」「人間喜劇」「見出された時」「千曲川スケッチ」「掌の小説」と題した、ノート草稿、過去にも幾度も書いた、私の記憶の断片、私という存在を、物語や、虚構で構築するのではなく、出来事と同じように、私対世界として追体験する試み、私が書くという行為は、この作業に他なく、それが生身の私を生くということと、が、3.11で中断されてしまった、以来、続原発震災日誌、続々、と原発をテーマに書き継ぎ、もはや書くこともないと、世界を諦観していたその時へ、コロナパンデミックが始まった、世界はコロナをやっている、私は私の世界をと、
最初の時を最後のスタイルで、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2024/05/17 11:17 読了時間:約419分(209,345文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N1127FO
完結済 (全55エピソード) |
続・続原発震災日誌
夢を見た
権力者、為政者に、世界が絶望状況なのに、国体、国益、利権獲得などと、絶望の前には全てが無に帰すことは解っているのに、虚しさはないのかと、見納めの世界を、一期一会の時を、喜びのうちに送りたくはないのかと、夢で私は叫んでいた、私はイスラムの一員となって、戦に参加していた、が、ふとその戦の明け暮れに嫌気が差して止めた、するとそこへビンラデンもやって来て、俺も止めたと、核で汚染された土地を盗りあっていても詰まらないからと、
世界が絶望に目覚めることが、すべての鍵に思う、透谷の人生の秘鑰とは、現代にあっては、この絶望の認識にあるのだと、絶望のシンプルさ、無条件さ、絶対さ、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 原発 核 絶望 日記 個人誌 3.11 共感 癌 放射能 希望 フクシマ チェルノブイリ 最終更新日:2019/07/22 14:09 読了時間:約406分(202,977文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 7 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 7 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N1268DX
完結済 (全77エピソード) |
続 原発震災日誌
続 原発震災日誌①
Tさんへの手紙
手紙しなければと思いながら、日毎、その手紙に何を、どのように書いたらよいのかと、いやTさんと言う人の、その人のもつ世界と、絵についてを、私が見た、私が感じた、その画家の見ている、表わそうとしている、存在と世界のことを、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 原発 震災 日記 個人誌 核 3.11 絶望 エッセー 癌サバイバー 掌編 評論 思想 詩 童話 最終更新日:2017/04/24 11:00 読了時間:約526分(262,888文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 8 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N0940DX
短編 |
原発震災日誌
原発震災とは、私対原発、私対戦争、私対地震、私対人間、私対死、と、私と世界との関係、私が世界をどう見、どう対していくかという関係、私は原発に対して、住みなれた地を離れないと、住み続けるチェルノブイリの老人のように、私も住むだろうということ、私の死は自明、速いか遅いかだけの問題、癌に対しても、無治療を選ぶだろう、戦争に対して、私は殺すより、殺される方をとり、戦わないだろう、地震に対し、地震だけが災害ではないと淡々と向き合うだろう、私は人に対し、ウイルスとなんら変らぬDNAを持った有機体、生物の一員として対するだろう、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 原発 震災 3.11 絶望 核 フクシマ チェルノブイリ 日記 共感 希望 最終更新日:2017/04/01 03:01 読了時間:約55分(27,137文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N0929DX
短編 |
「夢」
夢を見た。どうしてか私はまた病院のベッドに寝ていた。二度と入院はしたくないと思っていたのに、どうしてまた入院することになってしまったのか。事態がまだ呑み込めていなかった。そこが病院とは思ったが、まるでテレビによく出てくる避難所のようだった。広い体育館のような室内には、ベッドが何十と並び、患者達はその間を点滴台を押したりしながら、のんびりと歩いていた。大部屋と言ってもこれは甚だしい。患者達はそれに少しも不満な様子もなく、挨拶を交わしたりしながら談笑している、よく見ると昔の病院とは違って、ベッドが持ち込みなのか、まるでショールームで見るような豪華なベッドが競って並べられ、それぞれのベッドの横には、また贅を凝らした立派なサイドテーブルが置かれていた。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 夢 犬 介護 涙 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/04/01 02:43 読了時間:約32分(15,752文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N9935DW
短編 |
ブンと暮らして
ブンの育児日記
血統書
柴 紅竜号
JS―11629/93
牡
赤
福原秀夫(福原ガーデン)
八王子市
1993 12 31 牡2 牝2
00629―00632/93(一胎児登録№)
193 2 5 登録
1993年
2月13日 40日(一歳) 1000g
猪又犬舎より 8万で購入 誕生日は1月4日の計算
名前はブン、万年文学青年のブン。
ジュン「弱弱しそうだなー」エミ「顔が熊みたいね」ヨシキ「18歳でやっと念願かなった」私「これからはブンと長生きの競争だ」と各々感想を言う。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 犬 柴犬 育児日記 介護日記 死 犬の十戒 癌 最終更新日:2017/03/30 03:09 読了時間:約26分(12,980文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N9402DW
短編 |
「お父さんになってという感情」について
私が最初に「お父さんになってという感情」に出会ったのは、小学四年生の夏休み、養護施設から妙心寺へ合宿に行った時、花園大学の学生達が演じた、「エゲンさん」という芝居の中でのことであった。
まだ私は養護施設に来たばかりで、慣れなくて、自分の境遇を嘆いてばかりいた。そんな私に、エゲンさんが呼びかけたのだった。
どういう生い立ちの人であったかはわからない。何かを求め、諸国を巡り歩くうち年老い、その村に居つくことになった。家も家族も持たず、ぼろを着て、ただその日の食い扶持を求めて托鉢する。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 養護施設 離婚 ペット 死 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/29 02:38 読了時間:約43分(21,142文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N8901DW
短編 |
「ある死刑囚との対話」
罪も無い者を殺した、殺されたものは帰って来ない、無念、殺しても殺し足りないと、残された者は言い、一人で行った殺人、一人で背負わなければならない罪、絶たれた絆、疎外された生命、かつて文学において、どれだけ殺人のモチーフが描かれたことか、そこにある人の懊悩、人の意味、作家は殺人を犯すことなく、ただ考察で描くばかり、いま私においても、貴方を考えることで、辿るばかり、私は自分の父が獄死したこと、嘗て癌の宣告を受けたこと、これら二つの体験があって、世界を見ようとしている、一体これらは何だろうと考えるばかり、歴史に、戦争が絶えることは無い、人は戦争という罪を、死刑囚のようには考えない、罪を個人では背負わない、実存とは、不条理の理解ではなく、不条理を知ったその後の行為であるとカミュは言っていたが、その行為の後の人の心と言うもの、全ての実存に通じているように思える、それこそが実存の出発点、入口のようにも思える、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 死 森有正 死刑囚 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/28 02:52 読了時間:約46分(22,776文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N8376DW
短編 |
「繋がりの時を求めて」
悲しさ、不幸、淋しさ、いつ来ても良いように、待ち構えているのだが、今に何かがと、平穏な今日という時が、いつまでも続くものではない、自分、家族の不幸は、たちまちにしてこの今日という日常を打ち砕くだろう、が、今しばらく、待って欲しいと、まだ充分には癒えてはいないのだから、
病気以来、私は平穏というものが、長くは続かないもの、穏やかな時というものは、心して味わおう、または、朝に生まれ夕べに死す心で、今を生きよう、また、人に会うときは、一期一会で、再びは会えないものとして会おうと、予感するその時へ、
始め妹の家に不幸があった。次に田舎で兄嫁が倒れた。続いて先生、Yが亡くなった。姪の悲しみ、Sの失踪と、次々と知る友人、知人の不幸。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 病気 死 イタリア 繋がり 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/27 04:09 読了時間:約36分(17,670文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N7766DW
短編 |
「生身ということ」
実存とは存在の人間的理解のこと、人間というフィルターを通さなければ、それはただ在るだけ、実存化したいのは生命の行為、生命の神秘、生命の探究、私というものの意味付け、私というものの確認、実存の確認とは私に接続されたものとして見られるとき発生し、私の身体との関連において初めて成立するもの、全て実存を確認することの根底には自己が宇宙に結ばれていることの何らかの経験かあってのことであり、形而上学としての魂の問題である、人の受肉とは形而上学の核心となる所与である、死という事実は見い出されてはいるが、理解されてはいない、説明も全く出来ない、私は私の死を言い表す事が出来ない、何故なら私が居ないのだから、私という無が何事をも判断出来ないという論理、従ってどこから来て何処へ行くのかも、私は判断出来ないこととなる、コギトの前と後ろの地点、それは事実ではあり、現象ではあるが、生命、意味、本質は何も解らないことに属している、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 実存 生命 死 癌 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/26 03:07 読了時間:約36分(17,876文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N7186DW
短編 |
「私対世界 Ⅱ」
きっとこれで生きて行く
石が存在だとは知っていた
が、世界が存在だとは知らなかつた
世界といえど石と何ら変わらない
私に対する存在でしかなかったとは
世界に人が在り私に対する私の意味であった
この世界が石と同じであったとは
世界の無関心、喜ぶものでも、悲しむものでもなかった
無関心が本質であるということだけ
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 実存 生命 死 癌 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/25 01:24 読了時間:約19分(9,096文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N6212DW
短編 |
「私対世界 Ⅰ」
私対世界の構築はやはり書き継ぐ必要がある、あと何年になるか、きっとこれで生きて行くと思えるから、益々世界は私というものを圧迫してくるだろう、人における私という記憶はさらに希薄となっていくだろうから、私対世界の中の私こそが問題となる、私、私、私、私対世界としての私、進歩と発展の社会は疲れる、世界が鈍行列車のようであるのなら、途中下車し、少しは考えられるのに、そして私対世界の意味も、人に自明なものとなり、人は独立し、世界の親として、見守り、慈愛を持つ存在に、世話をするだけではなく、育むという考えが私対世界、私が常に世界の主体と成って、この世へ私は何をしにやってきたのかと、別に意味や目的を考えてではない、意味や目的は社会が私に感じ求めている
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 実存 生命 死 癌 病気 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/23 01:25 読了時間:約37分(18,094文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N5706DW
短編 |
「存在と意味」
私は誰知られることもなく、目をもち、耳をもち、今を存在している、一つの時間、一つの空間を映し、在るこの私は、も早それだけで世界、銀河のこの地球の片隅で、存在者の意識をもって存在する、私という者の存在、この私の存在とは、意味を問うようなものではなく、人に考えられる永遠と同じように、存在の器、私の存在とは、その永遠の時空間のこと、魂といえど、私の意識に存在していくものは、全て存在し、時空間と同じように永遠で、私の目、耳、心、私と宇宙を繋いでいる所の、感じられ、考えられる、存在と永遠と、何ら変らない、私という者の存在、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 小説 純文学 哲学 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/22 00:30 読了時間:約44分(21,655文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 4 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N5223DW
短編 |
「自殺の考察」
街を歩いていて、人の存在を考えないで、自らの存在だけを考えている時。世界、社会が、何かいびつな、卑小なものに思えてくる。あの鉄工所の鉄の匂い、あのビルの料理屋の匂い、看板屋のシンナーの匂いと、それらの人々がいない時、匂いだけがクローズアップされたような、不自然な世界の匂が立ち上ってくる。人々はそこへ朝になるとまるで自分の家のように出掛けて行くのだが、そして人々がそこに集まると匂いも消え、活況を呈するのだったが、
病院もそう、どれだけの人間がそこを通り過ぎて行ったか知れないが、繰り返される時と場所、私は人を考えに入れないで、人と連帯しないで、私と世界の関係だけで、
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 小説 純文学 哲学 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/21 02:21 読了時間:約48分(23,913文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N4631DW
短編 |
「いつ死んでもいいかなあ」の感情の考察
人を励まさなければ。人に共感を与えなければ。いいものを書かなければ。書くことで生き抜いていかなければ。そして使命を完うしなければ。今何が一番問題か、何をやらねばならないか。あそこで、ここで不幸が、また不幸ではなくとも、輝いていない人が。人の輝いた姿を。この日本で、この世界で、状況に支配された人間ではなく、普遍的輝きをもった人間の姿を示さなければ。個人の死を類の死へ、存在の意味を個から類へ、人類、生命共同体の意識へ向かって。そこでの個の存在、意味を明らかにしなければ―――。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 小説 純文学 哲学 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/20 00:55 読了時間:約41分(20,302文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N4155DW
短編 |
「共感の探究」
今、私はこの一年間考え続けてきたことを、書くことで深めてみようとしている。それは一つの結論や、作品世界を提出する試みではなく、過ぎ去った体験を、体験した私において考えてみるという形において。いづれ書くだろう小説の可能性と説明において、書き表せなかったことにおいて意味を持つ、私のテーマにおいて。
Sさんとの共感、Sさんについての私の発見を縦軸にして、共感の論理を横軸にして、オースターの「孤独の発明」のように。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 小説 純文学 哲学 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/19 04:13 読了時間:約37分(18,257文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N3576DW
短編 |
<創作メモ>
● 風―――夏にあって、一陣の風に秋を感じた。
● 水たまり―――カッパ、魔者、不思議、吸い込まれる感じ、太古、中世人の意識。
● 一点透視法の世界―――ポプラ並木の風景、ベランダからの風景、
● ニセアカシヤのトンネル―――木々に包まれる感じ(頭上に木の意識)
● 広場の紅葉した草―――あの朱色、太古の太陽の色。
● 朝のスズメ―――昼間とは違う懸命に生きる姿、虫を追っている、住み分けている。
● 猫をからかうオナガ―――笑い声のような叫びで、猫を木の上からからかっていた。
● エスニック―――CDの原始の人の感情の記憶、
● 目、耳、皮膚、あらゆる感覚を小説のためにではなく、一日へ、印象へかたむけ、異化体験をさぐること、惑星ソラリスのように。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 小説 純文学 哲学 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/18 03:35 読了時間:約36分(17,587文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N3052DW
短編 |
「彼との対話」
ほんとにひどいなあ---テレビに映し出された歴史の事実に、呟くような声---吸い寄せられていた目がしゃべったみたい---こういうの見るの嫌、怖くなってくる---明るみにされる歴史、現実の数々の惨劇、毎日のように襲っているのに---恐怖と嫌悪の顔---こうして見てくると、人間にとって正義や理想というものほど怖いものはない---ほんと、正義の名のもとに行われる犯罪ほど---国家なんて、権力者のなわばりのようなものなのに---
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 個人誌 小説 純文学 哲学 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/17 01:23 読了時間:約31分(15,090文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N2535DW
短編 |
「エミリー.ディキンスンとの対話」
貴女と巡り合ったのは偶然でした。いつも行く古本屋で、色褪せた三百円の定価のついた貴女の詩集でした。数ページ立ち読みして、探していた友人に出会えたという気がしました。家に帰る前に、喫茶店で夢中になって読みました。「死」と「孤独」とをこれほどのいとおしさで描いた人を私は今まで知りませんでした。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 小説、 純文学 個人誌 エッセー 詩 童話 癌サバイバー 日記 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/16 00:47 読了時間:約29分(14,269文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N1638DW
短編 |
「私への呼びかけ」
自分のために生きる中にある真の喜びの証明
自分への関心と不思議さの探究
日々変化する感情のおもしろさ
ありふれた日常の中の掛けがえのなさの発見
人生はどんな虚構よりも幻想的
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 小説 純文学 個人誌 哲学 エッセー 詩 童話 日記 癌サバイバー 掌編 評論 思想 最終更新日:2017/03/14 02:31 読了時間:約26分(12,962文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 7 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 7 pt |
検索時間:0.0026948秒
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