瘴気が世界を蝕み、父は兵士として従軍した。 小さな村で母と暮らす少年リオは、ただ母を守るために剣を握る。 しかし彼には“世界を導く光の加護”が宿っていた──。 王都からの召命を受け、旅立つ彼の前に待ち受けるのは、想像を超える試練と運命の戦い。 少年が光となり、世界を変える物語が今、始まる。

Ａ級冒険者のアレクは長旅から帰還し、久々に古巣のギルドを訪ねた。ちょっと挨拶するだけのつもりが、面倒な依頼とともに家政魔導士という謎の肩書を名乗る黒髪の女を押し付けられて困惑。 しかしシオリというその女は奇抜な魔法の使い方で、温かい風呂に旨い飯、寝心地の良い寝床と、野営にあるまじき快適過ぎる環境を提供し、アレクら仲間達はがっつりとその心を鷲掴みにされることになる。 すっかりシオリに惚れ込んだアレクは、日々を生き抜くことに必死な彼女を口説き落とせるのか。 【アイリスNEO様より1～8巻発売中】 【コミックゼロサム様よりコミック1～7巻発売中】 【月刊コミックゼロサム様、ゼロサムオンライン様にてコミカライズ版連載中】 下記設定に抵抗のある方はご注意くださいね。 ※主人公組は三十代前半です。その他の主要キャラクターも年齢設定が高いです。 ※このお話は「成長物語」ではなく、過去の出来事で傷付いた二人が「取り戻していく物語」です。 ※Ｇやら足が八本ある奴やら多足の奴やら、虫ネタがちょこちょこ出てきます。Ｇはもはや登場人物。 ※そして使い魔のスライムは虫も食います。

　主人公、青空祐大は世界に絶望していた。 　半年前に彼の両親が死んだのだ。今まで両親の生き様に憧れ、両親のようになりたいと思っていた祐大にとって衝撃的な事だった。 　それ以来、彼は以前のように「成長物語」と称して行っていた活動に蓋をしてしまう。 　彼にとって代わるように、幼馴染の小鳥なゆが、祐大のしてきたことを模倣し成長物語を始めるが…

※設定を大きく変えました。ごめんなさい。 「勇者のつもりだったのに」編 ある男が超越者と名乗る者たちに誘拐され、ある惑星に「勇者」として転生しないかと誘われた。 彼は正義感が強く、いつもヒーローになる行動を空想するものの現実にはそんな行動が出来ず現実逃避をしている。そんな彼だから、ヒーローになれるならと転生を承諾をする。 勇者転生の際に貰える加護も、ヒーローになりたい想いから『みんなの笑顔と世界平和』を守れる加護が欲しいと願った。 超越者たちは協議の結果、彼の身元を考慮し、その希望を聞き入れた。しかし、どうやら勇者としての転生ではなさそうだ。 転生を果たした彼の勇者としての資質が低いものだった。 超越者たちから貰える強力なギフトも彼のものだけ勇者を助けるスキルではなく「長寿」と言う何とも微妙なものだった。 彼以外にも勇者として転生した者が沢山いた。 が、その中でも、彼が一番ダメな勇者と見做された。 そんな勇者として資質の低い彼が、いつの間にか不穏な事件に巻き込まれていた。 しかし、事件の発端っとなった殿下と知り合い、彼にも仲間ができた。 仲間を守りたい。 仲間の家族を守りたい。 皆が住む世界を守りたい。 資質に恵まれないながらも、勇者として努力の日々を重ねる。 真面目にこまめに、怠けずコツコツ。 彼は仲間に迷惑を掛けたくない一心で努力する。 ダメな勇者なのに、彼を大切に思ってくれる仲間。 果たして夢見がちな彼は立派な勇者？になり世界を救えるのか？ 勇者じゃない何かとは？ これは主人公と仲間の「成長物語」です。