王国第三王女リリアーナ、17歳。 婚約破棄と同時に「役立たず」の烙印を押され、辺境の小さな村へと追放された。 だが絶望の中、前世の記憶が蘇る―― 「そうだ、私は日本でバイト三昧のコンビニ店員だった！」 この世界には、日が暮れると全ての店が閉まるのが当たり前。 夜は静まり返り、冒険者や衛兵は空腹を抱えたまま夜勤に臨む。 「……なら、私が夜営業の店を作ればいいじゃない！」 仕入れ、内装、商品開発、防犯対策――王女時代には縁がなかった苦労も、 前世の知識と度胸で切り抜ける！ 異世界人たちは「冷蔵庫」に驚き、 「おにぎり」に感動し、 「レジ袋」にすら大騒ぎ。 そして、夜営業の店はやがて冒険者ギルド・衛兵隊・魔導士たちをも巻き込み、 村だけでなく王都、さらには魔王領へと拡大していく――。 だが彼女の「便利さ」は、既存の商会や王家にとっては脅威でもあった。 陰謀、嫌がらせ、仕入れ妨害……それでもリリアーナは笑顔で店を開ける。 「お客様は……世界を救う、かもしれませんから！」 異世界経営コメディ、ここに開幕！

「お客様に未知で鮮烈な体験を！」がモットーのバスツアー会社。その斬新な企画に翻弄されるお客様たち。この物語はその両者が織りなす軌跡であり、わりとどうしようもない記録である。ちなみに、この会社は毎回倒産したり消滅したりします。（ネタバレ）私のショートショートに載せてたものを独立させました。カクヨム、noteにも投稿しています。

空想旅行社ラピエス有する異世界間旅行船オルテンシア号には、今日も不思議なお客様が乗船します。 現代から当日ご利用のお客様、ガラスの踊り子、月へと嫁ぐ花嫁。 そんなお客様が乗ったオルテンシア号の様子をオムニバス形式で描いていきます。 約10話程度で1エピソードとなります。 18：00更新 カクヨムにも投稿しています。

　ここは天界。 　輪廻転生の理と多くの異なる世界を統べる所。 　その一画に、転生者へのアフターサービスやより良い世界の実現のために各地をモニタリングする部署「異世界カスタマーサービスセンター」は存在する。 　ここに多くの見習い天使が来たるべき時に備えて経験を積んでおり、苦情、要望、悩み事相談からバグ報告まで受け付けている。 　そこに配属された新人社員ナターシャの奮闘を描く。

「勇者様方は大切なお客様です」ブラック企業勤めで過労死したサラリーマン山田。なんと…転生先は魔王城、職業は秘書！持ち前のサービス精神で魔王城を大改革！魔物の朝礼、健康診断、勇者へのアンケート調査…気づけば魔王城が史上最もホワイトな職場になっていた。──これぞ理想だ、転生万歳！★[日間] 異世界転生/転移 短編 12位！　ハイファンタジー 短編 20位！ありがとうございます！

　東武線竹ノ塚駅徒歩1分。事故物件専門仲介不動産会社「ワープルーム」。 　お客を選ぶ俺様社長、通屋敷遍いわく…… 「うちを選ぶ客は①貧乏人か②メンヘラか③修行クソ野郎だけだ。」 「取り扱い物件ごとに違った異世界へと繋がっています。はい、どうぞ。」 　従業員のメイド服の美少女、箱庭セバメから手渡されるは100均の鏡。合わせ鏡で異世界を行き来できる、なんて、そんな馬鹿な！　 この物件が通じる異世界は、誰の記憶か、冥府か、天国か、それとも…。 　行くも帰るも住人のご自由に。契約書締結後からは責任を負いませんので、悪しからず。 　時々、戻って来られない方もいるので、お気をつけて。 　その他、同居霊が住んでる部屋ご希望なら、ルームシェアも可能です。 　さあ、今日お越しのお客様は…あらあら、幸か不幸か、社長に気に入られてしまったのですね、貧乏大学生の凪杉様。 　どうぞ、快適な新居生活をお過ごしくださいませ。 　……え？　 『俺は普通の学生生活がしたいんだ！』ですって？ ……それは……まぁ、とりあえず頑張ってください。 ※ ホラーではありません。

純喫茶ごーすてらへようこそ。 此処は時代錯誤の食事を提供する不思議な喫茶店。 店主はあくびを、看板娘は昼寝を、厨二病は口説き、ヤンキーは蹴飛ばす。 夕暮れ時に現れる不思議な常連客と繰り広げる日常が続いていく。 今日のお客様はどんな方なのか、楽しみにしながらお店は開かれる。 ※この作品はなしろ✗のるんの作品になっていますが、あくまでIfストーリーとなっております。 なし姫過激派やのるん過激派の方は「嘘憑き」を御覧くださいませ。

25年8月　連載再開、五章開始します 魔道具好きの王子に見初められるため、姉に魔道具を作らされていたわたし。家族経営のブラックな魔道具店では引くほどたくさんの雑用を押しつけられて、もう限界！ 行き倒れたわたしは、『氷の公爵さま』に拾われる。 「こんな無茶をしていると、君、いずれ死ぬぞ」 「君が家から逃げるのに一番手っ取り早い方法は、私と婚約することだ」 ちょっとＳ気味な公爵さまの命令で、わたしは偽装婚約することに。 怖そうな見た目とは裏腹に、公爵さまはわたしのことを『伝説級の魔道具師』だと言って大切にしてくれるので、わたしはすっかり元気も取り戻せて、このままずっと公爵家に居着きたいくらい。 一方で、わたしがいなくなったことで焦った姉は、わたしがこっそり開発途中だった危険な技術を盗んで発表してしまう。 姉のしくじりで、実家の評判は散々なことに。 両親が借金を踏み倒して逃げたお店は、わたしが引き継ぎます！ お店のお客様は、姉の元婚約者の王子様に王女様、それに騎士団長のお嬢様？ わたしの魔道具はいつの間にか国中からとっても注目を浴びていた。 【書籍化企画進行中】

不思議な本屋さんに二十歳くらいの女性のお客様が。 どうやらぬいぐるみが好きなようなのだが…… ※カクヨムで公開した作品です。

私の名前はメルヴィ。ラストダンジョン最寄りの村で、定食屋「メルヴィの小さな食堂」を営んでいます。 たまに勇者様や冒険者の方が立ち寄ることはありますが、基本的には村の皆さんがのんびりと食事をするくらいで、穏やかで暇な店でした。 ……あの日までは。 ある日、扉が開き、堂々と店に入ってきたのは――まさかのラストダンジョンの魔王バルゼオン様。 それ以来、魔王様は常連になり、さらには他の魔王様やその側近、関係者の方々まで次々とやってくるようになりました。 「私は普通の定食屋をやっていただけなんですけど！？」 次々と訪れる規格外のお客様に振り回されながらも、今日も私はご飯を作ります。 これは、魔王様の胃袋を支えることになった私の奮闘記。 〜庶民派魔王×苦労人店主の異世界グルメコメディ(後半ほんのり恋愛要素予定)不定期更新です〜

販売員とゆかいなお客様達。

結婚式を来月に控えた桑原葵（28）は、直属の上司でもある婚約者に浮気相手の妊娠を理由に婚約破棄を言い渡された。 証言者A：娘の捜索を願う母親 「えぇ、子供の頃から一緒の猫の。あのケチなあの子が初任給で買った無駄に高価な傘なんです。それを取り返しに行くってハッキリ言ったんです。失踪なんて絶対にあり得ないんですっ」 証言者B：傘を元婚約者に渡してしまった店員 「いいえ。初来店のお客様でした。それからは・・・それどころじゃなかったでしたでしょうに、終始声を荒げるでもなく。お帰りの際もこちらを気遣い、優しく笑って『場所はわかるから』と確かに仰ってました」 証言者C：貯金解約の手続きをした銀行員 「びしょ濡れで些か異様な様子ではありましたが、なにぶんお急ぎのご様子でしたので、私共はただ通常通りの業務を・・・色んなお客様がおられますから」 証言者D：行方不明者の知人弁護士 「式は間近で、あの仕事の虫の彼女がなぜか既に辞表も提出させられて。こんな事になり妻共々後悔しているんです。なぜ事前に調べなかったのかと妻の方が参っていまして。浮気妊娠と相手有責は確実でしたので、ごねるようなら会社も巻き込んで徹底的に叩きのめ・・・裁判も辞さない準備をしていたのですが・・・あの男、自分名義のマンションの頭金を彼女に立替させている上、投資の失敗で作った借金まであったとか？」 「・・・ご協力ありがとうございました」 刑事は、花嫁側で結婚式に夫婦で招待され、最後のメールの受信先である、張り付いた笑顔に強い怒りを滲ませた弁護士に話を聞くと「詳しいことはまた改めて」と、弁護士事務所をあとにした。 たまたま居合わせた署で、喚く母親から話を聞けば、音信不通は28にもなる別居の娘だとか。 記録的な大雨の中、初めて行った喫茶店で、呼び出された婚約者に一方的な婚約破棄を告げられ、銀行で貯金を解約し、弁護士に慰謝料請求相談のメールをした後、ホームセンターでの目撃情報を最後に、車ごと行方不明になっている。 最初は過干渉な親が騒いでいるだけかと思ったが、当日の関係者からざっと話を聞いただけでも、なんらかの事件に巻き込まれている可能性が高い。 「元婚約者は、被害者の車を普段から乗回す借金持ち・・・被害者が解約した貯金額を知るには令状が必要だな・・・」 刑事は被害者の足取りを本腰を入れて追う事にした。

商店街の端にある、客足もまばらな小さな喫茶店。 平凡なマスターが営むその店には、ある日から「不思議な扉」が現れました。 扉の向こうからやって来るのは、剣を佩いた近衛兵、ハーブティー好きなエルフの学生、紅茶を酒のように飲む商人、そして時には竜やスライムまで――。 ここは戦場でも、冒険の舞台でもありません。 ただの喫茶店。 ですが彼らは一杯のコーヒーや紅茶に癒やされ、ほんのひととき心をほどいて帰っていきます。 真面目すぎる兵士がケーキを前に真剣になり、砂漠の王子は氷を宝石と勘違いし、スライムはカップに飛び込んで飲み物と一体化。 思わず笑ってしまう小さな騒動のあとには、どこか温かい余韻が残ります。 ――これは、異世界とつながった喫茶店を舞台にした、癒やし七割・コメディ三割の小さな物語集。 今日もまた、扉の向こうから不思議なお客様がやって来るのです。

護符魔法が発達し、魔獣が跳梁跋扈するユーパン大陸には、いにしえからの言い伝えがある。曰く、「汝、身体もしくは心が病いに侵されし時、十字の印刻まれし白亜の建物を見るであろう。ただし、それは汝が生涯に一度きりなり」人間、エルフ、ドワーフ、イーブルエルフ、獣人族、リザードマンなど、あらゆる種族の者たちはこの伝説を信じ、病魔に蝕まれた者は、その出現をこいねがった。その建物を実際に訪れたことのある者は、そこを次のように呼んだ。「本多医院」と……。 これは、次元の狭間に出現する本多医院に来院した、数々の患者たちの記録の物語である。 いわゆる異世界＋職業もので、おちゃらけた医師と無機質ナースが異世界からのお客様の相手をします。 大体六回前後(一万字とちょっと程度)で一つの話が完結しますが、例外的に長いのや短いのもありますのでご了承下さい。 「第1回マンガBANGコミックス×AVEX PICTURES WEB小説大賞」二次選考落選。 「第8回キネティックノベル大賞」二次選考落選。 「第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト」最終選考候補に残るも受賞出来ず。 「第11回ネット小説大賞」二次選考落選。 「第４回 一二三書房WEB小説大賞」最終選考落選。

ここは異世界にある魔法のお店Bar.ラプラス オカマのマスターが営む魔法のお店、マスターは世界の全てを知っていると噂されている謎多き女性(？)。 そこに現れるお客さんは揃いも揃って曲者揃いで、、 今日もBarは開店する、本日のお客様のご来店目的はなんなのか、、それは世界の全てを知っているマスターぐらいしか知らないかも、 オカマ店長と店員がお客様のお悩み事、相談事を解決！Barを営みながら世界中の色んな人との関わりを書いたファンタジー！！是非お読みください！

魔導古書房ミスティカ── それはどこにでも存在し、どこにも存在しない古本屋。 営むのは妙齢の女店主。 見つけ辿り着けるかはお客様次第。 勧める本もまたお客様次第。 「あら今日のお客様が迷いこんだみたい」

フリーターのコンビニ店員、春夏冬　始（あきない　はじめ）は一人で勤務中に謎の光と共に異世界へ飛ばされた。 これが異世界転移か！と喜んだのも束の間、転移した先は魔物蔓延る迷宮の中だった。しかも自身にはチートも魔法もなく、あるのは一緒に『移転』してきたコンビニだけだった！？ 魔物に怯えてコンビニから出られない日々が続いていたある日、入店音と共に自動ドアを潜ってきたのは腹を空かせた女騎士で……？ 「なんだこの三角の黒い物体は？」 「おにぎりです、食べ物ですよ。あ、このフィルムには開け方の順序があってーー」 「ぐしゃぐしゃになったんだが？」 「話を最後まで聞いてくださいよぉ！」 コンビニ商品に戸惑いながらも興味津々な異世界のお客様たちに対して、彼はいつものように接客をしていたら……いつの間にか万能雑貨店と呼ばれるようになっていた……？ チートなし、魔法なし、あるのはコンビニだけ！？ 異世界でのコンビニ接客日常、ここに開店！ わりと普通？の異世界コンビニ日常モノです。冒険とかは特にしない。 主人公もツッコミ能力がちょっと高いだけの普通の人です。 ……でもちょっとコンビニ無双はする。 カクヨムにも掲載しています。

あやかし居酒屋へようこそ。当店は毎週末の深夜二時、お腹（？）を空かせたお客様にお食事とお酒を提供いたします。 お客様は”あやかし”、普通の人間が妖怪、物の怪、モンスターと呼ぶ方たちです。見た目は少し不思議ですが、笑って、時には泣いて、今日もお気に入りの料理に舌鼓。 座敷童、フランケンシュタイン、ネッシーにイエティ。今日も不思議なお客様が次々とやってきます。

　大伯父が亡くなり、そのおうちに住むことになりました。 　引っ越しの荷解きをしている時に見つけた見慣れぬアンティーク調の鍵は、家の廊下に急に現れた扉を開けるための物でした。 　扉の先には、大伯父がやっていたらしい、別の世界に繋がる喫茶店がありました。大伯父ったら、こんな素敵な事を内緒にしていたのですね。 　深夜に訪れる、お疲れのお客様に、ほっと息を吐ける時間を。 　喫茶三日月はそういうコンセプトでやっていたらしいと引継ぎノートに書かれておりましたので、大伯父の後を継ぎ、私がその時間を提供できればと思います。 　不定期・低頻度更新

平凡な女子高生・天野ひよりは、ある日放課後に立ち入り禁止の校舎裏倉庫で不思議な扉を見つけてしまう。 そこに広がっていたのは、冒険者やモンスターが集う異世界……ではなく、なぜか「カフェ経営」にぴったりの空間だった。 「え、これって冒険じゃなくて……開店準備！？？」 ひよりは持ち前の料理センスと人懐っこい性格で、異世界の住人たちをお客様に迎える“ダンジョンカフェ”を開店。 授業やテスト勉強と並行しながら、異世界の依頼や日常トラブルをこなすうちに、彼女の放課後はどんどん賑やかになっていく。 果たして、女子高生店長・ひよりの小さな挑戦は、異世界にどんな変化をもたらすのか――。