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作者:cloverの三ツ葉の方(二百or四百文字)/作品情報/Nコード:N3507BU
短編 |
落としましたよ、と目の前に手巾を差し出されたの。
誰も居なかった筈なのに。おしろいも紅もはげて、みじめで堪らなかったから、下を向いたまま慌てて其れを受け取って、背を向けて顔を隠したわ。
ひらひらと降る猩々緋。深緋。紅。山吹。鬱金。
茶、赤、黄……流れと漣に揺られ、世界にたった一つの錦の絨毯が織られて行く。
私の屈託も流されて行く様な気がしてそれをぼんやり眺めていると、不意に、月が綺麗ですね、と言われたの。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: あらすじも本文 実質四百文字小説 堀田の祖父母の馴初話 堀田祖母の一人語り 今回ラブ多目 今回はシリアス 昔の少女漫画的超展開 月が綺麗ですね ギャグじゃない コメディじゃない じーちゃん何者なの… 最終更新日:2013/09/19 00:42 読了時間:約1分(200文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 非公開 ブックマーク: 0件 評価人数: 非公開 評価ポイント: 非公開 |
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