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作者:くまの ほたり/作品情報/Nコード:N7321GX
短編 |
その日も僕は、子どもの保育園へのお迎えのため、商店街を急ぎ足で通り抜けようとしていたが、四つ角の八百屋で声を掛けられた。
声を掛けてきたのは、五分刈り頭の小さなおっさんだ。
そのおっさんは、百五十センチも無さそうな小柄な風体で、実直そうな駅弁売りのように、底の浅い箱をタスキ掛けにした紐で肩から下げて、満面の笑みで僕を見ていた。
その顔は、ひどく狭い富士額をしていて丸顔で、眉と唇は太く、ぎょろぎょろとした目と、鼻の脇には大きなホクロのある特徴的な顔立ちだった。
「韮崎さん、こんにちは!今日も保育園へのお迎えですか!お疲れ様です!」
このおっさんは、まいたけさんだ。
このおっさんは、僕のために、発明品を出してきた。
にらさき まいたけに なれはじめる
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 日常 ほのぼの 男主人公 現代 保育園児の父 子どもの食べなさ どうにもならない まいたけさん エラスティック有機 結晶 ただの木製 ドーパミン関与無し 韮崎がニラを握る よく出来ましたを十回 ネット小説大賞九感想 最終更新日:2021/04/22 22:54 読了時間:約9分(4,303文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 20 pt |
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