その村の池には、怪しい何かが出る。それは、日照りを呼び村に苦しみを齎す不吉の象徴として扱われている。 そんな昔話にまつわるお話です。

裕福な貴族の家に生まれたイヴェットには、前世の記憶があった。夏バテ気味のある日、ふと思い立ってそうめんが食べたくなったが、今世では身近に見当たらないものだった。 タイトルの通り、ひたすらそうめんを求めるだけのお話です。

高校2年生になった春。 無愛想でちょっとツンデレな悠李は、どこか近寄りがたい存在だった。 一方、誰とでも仲良くなれる甘えん坊の玲央は、そんな悠李に興味津々。 名前は知っているけれど、話したことはない二人が、同じクラスで少しずつ距離を縮めていく。 玲央の明るさに振り回されながらも、悠李の心は少しずつ揺れ始める――。 些細な日常のなかで生まれる、ぎこちなくて優しい関係。 まだ言葉にできない気持ちを抱えながら、ふたりは新しい一歩を踏み出す。

日本人として三十三歳まで生きた私が、気が付いた時には子猫になっていた。 逃げ込んだ先は王宮で、そこで私は猫の生活を謳歌する。 猫に人間の記憶がある時点で既におかしな存在の私は、体にもちょっとおかしなところがあった。 猫は猫なので謎を解いたりしませんが、起きていた何かは座りの良いところに着地します。設定はゆるゆるです。全20話（＋おまけ）。 同じ内容をpixivにも掲載しています（森本ねこ名義）。

転校生・北条瑞希は、明るく社交的でクラスにすぐに馴染んだ。彼女は「桐月麗華」というVTuberとしても知られ、周囲にそのことを隠しているわけではなかった。しかし、彼女がネット上で抱えている問題や悩みは、誰も知らない。冷静で友達想いの西野葵も、瑞希のVTuberとしての活動を知っていたが、最初はそれが彼女の悩みの原因だとは思いもしなかった。瑞希が抱えるストレスやプレッシャー、そしてそれに耐えきれずに抱えた心の闇は、次第に大きくなり、西野はその兆しに気づくことができなかった。瑞希が心の内を誰にも話さず、誰にも頼らずに耐え続ける中、彼女の悩みはついに彼女を追い詰める。瑞希が命を絶つその日まで、彼女を支えることができなかった西野は、そのことに深い悔恨を抱えることとなる。

互いに一目惚れをした令嬢と令息。その後なんだかちょっと冷静になってしまった令嬢と、我に返らないまま押し切る気満々な令息の小話。

領の端にある何の変哲もない村から、領都の官僚育成学校に進学した少年は、自分の生まれ育った村がなにかおかしいことに気が付いてしまった。 ※内容にホラー的な要素はありません。

魔王城にやってきたがその魔王が母親だったという話です！

ナンセンス風味の短編です。

運動も勉強もできない陰キャの自分が異世界転生し、最高の人生を歩む。とか思っていたが、王様にやばいことを告げられる。

交通事故で死んでしまった東雲彗は生前ハマっていた乙女ゲーム[咲き誇る花に祝福を]に転生した。 しかもヒロインではなくお先真っ暗の悪役令嬢に。 「悪役になってたまるか！」 主人公がチート並の魔法で自由に生き、周りに愛される話。

キョンシーの弱点。日光、鏡、もち米、黒犬の血、桃の木で作った剣。しかし、キョンシーの弱点はこれだけではない……。 ここはかつて“拳の国”と呼ばれたカンフーの国。道士の名家・桃家の初代が蘇らせた若く美しいキョンシーの蘋/ピンは、桃家の四〇〇年に付き添い、現在は十五代目の桃櫻泉/タオ・イィンクァン(通称:櫻)の母のような存在になっていた。しかし、道士としては風水も召鬼術も全くダメダメのヘタレ道士の櫻は、対キョンシーにおいては無類の才能を持つ史上最強のキョンシー退治の専門家だった。 そんな二人の住む町の近くに“妲己”と名乗る女性がやってきて町全体を女衒街にしようと侵略を始める。さらに妲己と手を組み“拳の国”の占領を狙う、遠い島国からやってきた“紳士の国”の紳士たち……。 蘋と櫻は愛する故郷を守ることが出来るのだろうか? そしてこの物語は、その激闘に身を投じる勤続四〇〇年のヤンデレキョンシー蘋がバグって櫻に恋をし、櫻の持つ“キョンシーの弱点”が失われそうになってしまう物語である! 不定期投稿。

今年も野菜の巨人と果物の巨人が野菜と果物を植える季節になりました。 野菜の巨人は東の国で流行っているイチゴ大福を食べたいと 果物の巨人にいいます。 巨人たちはもち米とアズキとイチゴを植えて、育てました。 村のミカンおばあさんに料理の先生を頼み、イチゴ大福を作ります。 さあ、できあがったイチゴ大福はどんなものでしょうか？

もしあなたが死んだのなら、誰に会いたいですか？ 突如として訪れる死に人は抗えない。 天使は死人の最期の願いを叶える存在。 死人は天使の力により、最期に会いたい人に夢の中で会うことができる。 天使は死人に何を思うのか。 死人は最期に何を思うのか。 残された者は何を思うのか。 少しだけ死に迫ったような、迫ってないような、創作のお話です。

少年と少女は、冬の雪が降る日に、またひとつ成長する。

ノベルバにも掲載しています。 オリジナルのワケワカメな小説。

特別なものになりたいと願う、餅米モチ子の物語。

題名の通りに幽霊となった主人公が人間を驚かしたり助けたりしながら成り上がる話。 初投稿です。暇潰しに見てください。 一話辺り3000字が目安です。

もち米に出会った男の話

求人情報誌ポットペッパーで見つけた、神様の仕事をしている高橋さん（♀・２７歳独身）のその後の話です。