ワビサビとは何かを問いかける男の話

思いがけないところにジェネレーションギャップがありました。

配達員のサビオは、日が昇る前の河川敷で、落とした手紙を探す内に腐った生ゴミのような不快な臭いが漂ってくるのに気づいたーーー新人冒険者のタチアナは、暑い夏の昼下がりに、立ち寄ったカフェで水が欲しいと言う霊に出会うーーーあるファンタジー世界で起こる、剣も魔法も無い、７日の間の少し怖いお話

ホビアルは人間で血液から針を作る能力を持つ、フエゴ教団の司祭の杖という肩書を持っています。 　けれど彼女はからっとした明るい性格でどんな困難も乗り越えるのです。 　ですが彼女の人生は幸せばかりではなく、それなりの苦労がありました。 　ホビアルが赤ちゃんから18歳になるまでの活躍が描かれております。 　彼女はアイアンメイデンという種族でライゴ村の出身です。村はビッグヘッドという怪物によって滅びました。 　叔母のイエロに救われた彼女は、フエゴ教団の元に身を寄せます。 　サビオという少年と共にホビアルはすくすくと成長しましたが、どこか陰りのある少女に育ちました。 　イエロは彼女が１０歳の頃に家を出てしまいます。それをホビアルは自分のせいだと責めました。 　ですが吸血鬼女王と呼ばれる渡り鳥のベラとの出会いで、彼女は生まれ変わります。 　友達もできて悠々自適に暮らしていたが、友人であるフエルテが誘拐されてしまった。 　人間のアモルとベニテングダケの亜人ヘンティルとともに、フエルテを救いに行くが……。 　特殊なビッグヘッドたちが立ちはだかり撃破する。しかし途中でテレビが置かれてあり、フエルテが辱められている姿をさらされたのだ。もちろん、誰得画像だがホビアルは大興奮であった。 　とてもとても面白い読み物です。 　注意：後半はぐろいシーンがあります。筋肉ムキムキの男がひどい目に遭うので気を付けてください。 　 　ツギクルにも掲載しています。