ダンジョンが世界で当たり前の存在になって、虚構と現実が曖昧になってから数百年が経過した未来。日本では成人年齢の十八になると、俗に【人生決定ガチャ】と呼ばれるものが発生した。 　そのガチャで出てきたものが、その者の将来に大きな影響を与える、ということらしい。俺は高校三年の夏、十八歳に誕生日にガチャを引いたら『デッキブラシ』が出てきた。 　掃除用具ということなら、清掃員だろう。そう考えて、卒業後の進路は一般的なダンジョン清掃業者に就職。配信者が倒したスライムの処理など、毎日のように清掃作業をしていた。 　だが、そんなある日のこと。 「なんだ、コイツ。……配信者の狩り残しか？」 　俺はワンオペ業務で足を運んだダンジョンで、ドラゴンと遭遇した。血を流しているから、おそらくは手負いだろう。そう考えながら、何の気なしに倒してみた。 　そんな様子を撮影していたのが、超有名配信者であるタクト。彼は俺のことをネットで拡散し、バズったので仲間になってほしいと勧誘してきた。しかし俺は配信界隈に、そこまで興味がない。 　そんな俺をタクトは執拗に誘い、様々な出来事に巻き込まれる。 　そして、いつしか俺は最強の掃除屋、と呼ばれるのだった。

聖堂騎士団長よりデッキブラシを譲り受けたシスター・ハヅキ。 新しいデッキブラシを使いたくてたまらず、「姉」シスター・リリアンとともに下町の聖堂へお掃除に向かいます。 しかし掃除を終えて帰ろうとした時、リリアンの姿が見当たらず――。 不真面目シスター、運命の出会いを果たし、覚悟の時を迎えます！

祖母が残した魔法道具の修理店を継いだラズリは、整理のために倉庫の扉を開ける。床掃除をしようと、置いてあったホウキを持ったところ、それは手の中で震えて声を発した。 貴様なかなか良い魔力を持っているな。我が下僕に相応しい。 吾輩の名は、ホーキンス・シュタオプザオガ。今こそ蘇り、愚かなる人間どもに教えを説いてやろう。 五百年の眠りから覚めたという一本のホウキ。 しゃべる魔法道具と、それに関わるひとびと。 ラズリの騒がしい日々が始まった。 ********** 遥彼方さま主催「イラストから物語企画」参加作品 エブリスタ　新星ファンタジーコンテスト「お店」　大賞を受賞しました。

またまた詩です。小説も同時進行てま書き進めてはおりますけれど。次はたぶん、小説の方を投稿致します！乞う、御期待！

人手不足で困っている聖堂騎士団の本部へ、お手伝いに行かされたシスター・ハヅキ。 しかし人手不足の原因であるハヅキを、騎士たちは冷ややかな態度で迎えます。そこへ追い打ちをかけるように、ハヅキのせいと思われる事件が発生、騎士たちの怒りはついに爆発しますが―― 不真面目シスター、誇りと誠意を胸に秘め、今日も全力を尽くします！

魔界無敵の王――魔王クラウスによって人間界は破滅の危機を迎えていた。 そんな折、魔王に立ち向かう一人の若い青年がいた。 アータと名乗る青年は、魔王率いる魔王軍によって攻め入られた自分の町を守るために剣を取る。 魔王軍をたった一人で圧倒し、空に浮かぶ魔王城に単騎で攻め込んだ青年は、四神将や魔王との激闘の果てに魔王城を支える飛空島を真っ二つに切り裂いた末、勇者の名を得た。 しかし、それでもなお勇者と魔王の力だけはいつまでも拮抗し続ける。 人類最強の男、その名も勇者。 魔界無敵の王、その名も魔王。 戦い続ける二人は、和平のために一つの契約をする。 最強勇者と無敵魔王の突拍子もないその契約は次第に全世界を巻き込んで――。 　※ツギクル様のキャンペーンにて主人公アータのイラストを頂きました！ 　　公開許可をいただいていますので、第一章第一話の後書きにて公開しております。 12/3　第一章完結　4/15 アータイラスト公開 3/26　第二章完結 9/24　第三章完結 11/4　第四章開始　→　繁忙に伴い更新年内ほぼ停止

ニートの男はあるとき死んでしまい、何の罰か女神によりデッキブラシにされてしまう。これからどうすればいいかわからずいたが、女神にパートナーとなる人間を探せと言われる。しばらくして魔物と戦ううちに進化し、魔法のほうきまで進化したが、依然パートナーとなる人物はあらわれない。 そんなときひょんなところから一人の幼い女の子と出会い、魔女に育てることになり、魔法や戦い方や、その他悪知恵等を教えていたらいつの間にか良い意味でも悪い意味でも最凶の魔女になってしまいました。 ※一話あたり2000～3000文字目安で書いてます。

夏の思い出の1部を書き起こしたような感じです

彼はどこからともなくやって来る。 つんつんとした明るい茶色の髪、線を複数引いただけで表せられそうな目、ちっちゃい鼻、猫のように柔らかな口。 締まりのない顔つきで、どこかゆるやかな雰囲気を醸し出す。 シンプルなデザインの白いローブに身を包み、のんびりまったり、自由気ままに旅をする。 そんな彼は掃除屋さん。 荒れ狂う戦乱の世の中を、愛用のデッキブラシで掃除していきますよ。

自殺を試みようとした豊島隆平の前に現れたそれは、「力が欲しいか」と語りかけてくる。 そういう提案をしてくるのは、神、天使、悪魔と相場が決まっているが、言ってきたのはデッキブラシに跨った女子高生だった。 『この世界と似た理の異世界』に転生することになった隆平が、『ただ生きる』ことを目標に掲げたスローライフファンタジー。 ※不定期更新です。

慈愛母神エウリュアレに与えれし六英士 彼らは勇者と呼ばれ魔王を討ち倒した者たちである ってなんで俺だけ！デッキブラシなんだ！？槍でもない剣でもない、それ以前に掃除用具だろうが！

私は魔女だ。 だが魔女といっても私はお姫様に死ぬような呪いをかけたり、その呪いを眠りに緩和したりはしないし、キラキラ光るステッキを持って呪文を唱えたり、黒猫と話しながらデッキブラシで空を飛んだりももちろんしない。 ちょっとだけ不思議な力がある魔女の、身分差に悩んだり、記憶を失くした恋人に泣いたり、それでも2人で手を取り合って魔王を倒したり……しません。純愛なんだけど…そう言い切るには不安がある恋の物語です。

ある日、私立エリンギ幼稚園にゴキが現れた！ それに立ち向かうのは、園内最強の二人組！ 小林将（こばやしまさ）君と澁谷奏（しぶやかなで）ちゃん！ いま、彼らによるこの幼稚園の命運をかけた戦いが幕を上げた！

ある男の子の勇気の物語

私は、デッキブラシを愛している。 世界に魔獣が湧こうがなんだろうが、私はデッキブラシを、こよなく愛している。 デッキブラシに不可能はない。デッキブラシは無敵だ。デッキブラシは、ああ…皆揃って、美男子だ。 イケメンデッキブラシを探しに東京へやってきた私と、乙女の恋路を邪魔する魔獣、その他諸々がお送りする、ワンパンデッキブラシ系爽快アクション！

一般家庭の少し変わった男子高校生。いつものように厨二病を発症し「『力』がほしい」と思っていたら、どこからともなく本当に『力』が手に入ってしまった。 しかし、その力は…………………………………………デッキブラシっ!? 何にもできないデッキブラシで、強力魔法と戦う、変則的なコメディ物語。 厨二男児は結局どこに向かうのか！ ※一日一回のペースで更新していきたいと思います。