望まぬ戦争により心を閉ざしたエルフであるジーク。 彼は１度目の旅の果てに１人の少女と出会う。ジークのトラウマとの戦い、少女の秘密とは ジークと少女は２度目の旅で何を見つけるのだろうか…

2022.5.4.完結しました。ハッピーエンドです。 自分が死に向かうことを当たり前とする少女、佐藤梨々(15)は、異世界のオークション会場に召喚され、黒髪の青年の姿をした精霊武器、シェルに競り落とされる。 シェルの主となることを求められた梨々は、死ぬべき自分を右腕を切り落とすことで助けたシェルに葛藤を覚えつつ、彼の主として役目を果たすことを決めた。 ……これは、早く死なねばと思いこむよう育てられてきた少女が、親の"期待"に応えようとする刷込みの中でもがきながら、初めて得た"自分だけの望み"を伝えるまでの物語。

僕らはみんなで一つの大きな家族。 どんな辛いことがあっても一緒に乗り越えよう、それが僕たち「涼風」だから。 家族や学校、社会になじめずに一人っきりだった子どもたちを団長がスカウトという名の誘拐で集めた集団、それが劇団「涼風」。 彼らはみんなそろいもそろって一癖も二癖もある厄介ものばかり。 でも、「涼風」でみんなで笑って、泣いて、怒って、いろんなことを乗り越えて…彼らも大人になりました。 それぞれの道を歩き出した彼らが、今を語ったり、過去を振り返ったりしますが…本質的には変わってなくて、相も変わらずはっちゃけてしまう、そんな彼らの「平和（たぶん）」な日常の物語。 ☆この劇団涼風シリーズは「風花×茉莉夏」というサイトまた「ねねこふぁんたじー」というブログにて、各人物のトラウマとの戦いをメインに書いてきました。 今回は完璧に大人になった彼ら視点になりますが、他にも興味がわいた方はどうぞご覧いただけますと幸いです。