臼井家は千葉県の豪農。１９４６年２月１６日金融緊急措置令が発令。市中に出回る金を吸収する荒療治「預金封鎖」を開始。３月３日からは新円のみ使用可、家族５人で７００円、月、最大５人で現在換算で３５万円しか銀行から引き出せない。財産税で日本の富裕層の財産の大半が国に供出させられ戦争の費用の穴埋めに使われた。臼井重蔵は事前に大蔵省の旧友に聞き、掛け軸、陶器、漆器は納屋に置いておくように命じた。資産調査で時価総額１９万円で５０％の財産税９万５千円を支払った。隠したのお宝は隠して見つからなかった。その後１９４６年１０月，第２次農地改革案で広い農地が取り上げられた。その後、臼井一族は、どうなっていくか？　

　小田哲二は父親の顔は知らず一番昔の思い出は菓子屋の陳列棚。その理由は母が希望せずに妊娠して生まれてきて世話ができないので親切な駄菓子屋の、おばあさんに母の小田照子さんが預けて飲み屋で働いていたからだ。その出生の秘密をバネに努力し東大を卒業、国内の４大証券に就職、証券会社の倒産の情報を察知し退職し、その後、多くの試練を経て、人助けする物語、是非ご覧下さい。この作品はアルファポリスに重複掲載しています。

竜二は、相模原市川尻で生まれ、野生児の様に育った。ある日の農家の倉庫の修理を依頼されて土壁を塗る時、土の下の鉄の蓋に気づき開けると麻袋に楕円の硬い物が見つかり水で洗うと小判。小判２枚を東京に売りに行き１２０万円を渡した。そして株投資などの話を教えた。竜二は１８歳で免許を取り宅配の仕事を開始。ある冬の日、竜二は彼女とで会い結婚。優造も勉強教えた女性と結婚し投資で財をなす。後年、癌が・・・。波瀾万丈の小説。 アルファポリス,Noveldaysに重複投稿中。

池添家は、名門だが、戦後、落ちぶれ橫浜の郊外の荒れ地に居を構え、Ｍ物産に勤めて、その会社の美人秘書、と結婚。その後、長女・鞠恵を出産。その後、彼女は、フェリス女学院、上智大学英文科を卒業しＭ物産横浜営業所へ。ある日、橫浜で不思議な体験をしてＭ物産で出世する男性を見つけ結婚。しかし彼は、激務で身体を壊す。その後、奥さんの鞠恵がＭ物産を退職して義理の姉、美紀さんと株投資で大金を得るが・・・。 この作品はアルファポリスに重複掲載しています。

木下信夫は千葉の海辺で生まれ、親に金を借りて株投資をはじめた。千葉大卒業後、三菱銀行に入行し同僚の和美さんと結婚し働き販売ノルマが厳しくストレスで体調を崩した。そして、株で儲けもあり早期退職し療養し徐々に体調が回復した。２０１０年には信夫の腎臓病がわかり母の好意で腎臓提供を受けた。その後、中学時代の柔道のライバル佐藤健介に偶然会い、困っている事を知り、知り合いの木谷建設に就職口を斡旋した。やがて成功し木下が社長になり順調に経営、社長の座を佐藤健介にゆずる。和美さんと信夫は晴耕雨読の隠居生活をはじめて、夫婦仲良く長生きしていく。 是非、ご覧下さい この作品はアルファポリス、カクヨム、星空文庫に重複掲載 しています。