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作者:Kobito/作品情報/Nコード:N0272FJ
短編 |
フィンセント・ファン・ゴッホという画家は、美術愛好家のみならず、芸術に全く関心のない人にさえ名前を知られている、世界的な有名人です。
世間一般の、ゴッホに対するイメージは、『狂気の画家』という言葉に代表される、一種の変人的な人物像ではないでしょうか?
しかし、彼と弟のテオとの間で交わされた膨大な手紙をまとめた書簡集に目を通すと、彼が極めて理知的で、分析的で、論理的な人物だった事が分かります。(絵画と文芸に対する知識が豊富で、文章力も非常に巧みです。)
それに加えて、情にもろく、正義漢で、少々意地っ張りという、人間的な魅力も多分に持ち合わせています。
この小説では、ゴッホが画家を志して五年目(1885年)くらいの時期に、どんな事を考えていたのかを、書簡集での言動を参考に、極力誇張を交えずに著わしています。
この頃は、まだあの彼独特の燃えるような絵のタッチを編み出すまでには至っていませんが、すでに将来それを実現する事を予期しているという所に、特徴があります。
テオはこの後も、ゴッホに金銭的援助を続け、文通を継続することで、兄の画家としての大成を物心両面で粘り強く支援する事になります。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 日常 史実 ファン・ゴッホの手紙 1885年 駆け出しの画家 芸術を志すという事 弟テオ 援助 プライド オランダ ポスト印象派 すでに成功した者を 高く評価するのは 容易い 最終更新日:2019/03/07 17:09 読了時間:約4分(1,548文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 87 pt ブックマーク: 8件 評価人数: 8 人 評価ポイント: 71 pt |
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