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作者:檸檬 絵郎/作品情報/Nコード:N6478GJ
短編 |
町外れの森の奥に無人の駅舎があるのを知っていた。知ってはいたが、それはただ頭の片隅に長いこと居座りつづけていたというだけで、じっさいに利用したことはないし、他人《ひと》との会話でその駅の噂《うわさ》をすることもなかった。いつどこで知ったことなのか、駅はほんとうに存在するのか。—— 深く考えることもなく、その駅に関する不明瞭な認知とイメージとは、わたしの頭の片隅に残りつづけていた。
久しぶりに書いた「答えのないミステリー」です。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 夏のホラー2020 不明瞭な描写あり 答えのないミステリー 最終更新日:2020/07/21 01:58 読了時間:約4分(1,694文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 50 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 44 pt |
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