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作者:宮滝吾朗/作品情報/Nコード:N1878KR
連載中 (全1エピソード) |
1988年冬。同志社大学文学部に通う一回生・中田晴人(ナカタハルヒト)は、信州・志賀高原へのスキー旅行の帰り道、軽井沢にある老舗の蕎麦屋に立ち寄る。
蕎麦の香りに誘われるようにして出会ったのは、店でアルバイトをしていた、年齢不詳の少女・舞子。癖っ毛をポニーテールに束ね、真冬でも短パン姿で、革リュックには文庫本と猫のカリカリを忍ばせている。少し浮世離れしたその少女に、晴人はつい、自分の住所を箸袋に書いて渡してしまう。
翌週、舞子は本当に京都までやってきた。下宿の前で三角座りをして――何事もなかったように、彼の日常に入り込んでくる。
「河原の等間隔カップルの間隔を変えたい」
「川下りがしたい。今すぐ」
「深夜3時のたこ焼きが食べたい」
舞子の気まぐれな“お願い”に翻弄されながら、晴人は京都の街を駆け回る。
学生アパート、鴨川デルタ、四条河原町、祇園宵山、送り火、銭湯、夜の北山カフェ……
大きな事件は起こらない。ただ彼女のいる風景だけが、すこしだけ、非現実。
昭和の終わり、青春のまぼろし。
もう戻らない季節と、消えてしまいそうな少女をめぐる、京都ノスタルジー幻想譚。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 昭和 1980年代 京都 鴨川デルタ 京都文学 京都幻想 非実在系少女 最終更新日:2025/06/25 01:23 読了時間:約10分(4,761文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:人生依存/作品情報/Nコード:N1674GA
連載中 (全16エピソード) |
”私”は大学を辞めた。理由は何かが違うなと思ったから。
けれど、大学を辞めた私の心にはぽっかりと大きな穴があいてしまった。
心の穴は私から生きた心地を吸い取っているみたいで、私は生きた心地を取り戻す為にも心の穴を埋めることにした。
その方法は散歩。ただそれだけ。
私は引きこもる日常の傍で様々な場所を見て、様々なものに触れ、少しずつだけれど心の穴を埋めていく。
これは、そんな私が心の穴を埋めきって生きた心地を取り戻すまでのお話。
目もくれなかった幸せに気がつくまでのお話。
後になって振り返ってみれば、実に馬鹿らしい事で悩んでいた様だと気づかされた。
実にくだらない事で救われていたのだとため息が溢れた。
そんな私の人生だけれど、それでも私の過ごしたあの日々は私にとって確かに必要だったものだ。
楽園の姿を知らない私にとっては、確かに。
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本作は文学フリマで定期的に販売する予定の連載作品です。
基本的に短話完結でオムニバス形式に物語が展開されます。
それがある程度貯まると、書き下ろしのお話を含めて文学フリマで販売しますので、よかったらお手にとってください。
2020年1月19日の京都文学フリマにて配布いたしましたフリーペーパーに
お試し作品と称して載せていた作品となります。
その際には本作のストーリー「コンビニ」を掲載しました。
同フリーペーパーでは本作のタイトルを『楽園の形を知らない』としていましたが、小説家になろう及びノベルアップ+で連載するに合わせて、『楽園の姿を知らない』へと改題しました。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: シリアス ほのぼの 女主人公 平成 現代 日常 青春 ヒューマンドラマ 最終更新日:2025/05/06 23:00 読了時間:約114分(56,713文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:村右衛門/作品情報/Nコード:N1771IQ
完結済 (全6エピソード) |
この世界で、『泣きっ面に蜂』などという言葉は通じない。それは、この世界が○○○であるから。
一人の少年が知った、少年が抱えるには重すぎる『世界の秘密』。しかし、本と物語に生きた少年はその正義感から世界を『直す』ため、仲間とともに冒険に出る。
※第四回京都文学賞にて中高生部門・奨励作に選出していただいた作品です。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 青春 サスペンス 冒険 幸せ 男主人公 (恋愛) 最終更新日:2024/02/15 19:00 読了時間:約76分(37,616文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
作者:坂下茉莉/作品情報/Nコード:N4032IK
完結済 (全25エピソード) |
舞台は古都の花街、知る人ぞ知る古き良き茶屋「やなぎ荘」。重ねた歳の分だけ貫禄を纏いつつある男、「東山純一」は、ここでひとりの舞妓、「四つ葉」と出会う。大阪の現代的な街並みに生きてきた彼だったが、この瞬間、彼女の雅さ、淑やかさに魅了され、とうとう花街の世界にはまり込んでしまう。様々な舞妓や芸妓と語らう中で、四つ葉が他にない魅力を秘めていることに気づくと、いつしか彼女との対話を夜毎に愉しむようになった。しかし、四つ葉には誰にも言えぬ「暗い秘密」があった――
時を同じくして。喫茶店やおしゃれなものが大好きな女子大学生、「深草杏」は、ある日、祇園のスタジオで舞妓体験をし、舞妓というものにすっかりときめいてしまった。浮かれながらの帰り道、ひょんなことで、ホンモノの舞妓――四つ葉と出会う。いくらか喋った後、何やら手書きの本を手渡された。それは、舞妓の芸を細かくまとめた手帖であった。それ以来、杏は自室でその技術を独学する。杏と四つ葉もまた、静かに繋がっていたのである。
純一と杏、そして四つ葉の物語が、花街の茶屋で交差する。彼らの抱える過去、秘密、そして運命の行方やいかに。
【第4・5回 京都文学賞に応募していた作品です。一話1500〜3500字程度】
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり ハードボイルド ホームドラマ サスペンス 京都文学賞 舞妓問題 家族の出会い 女子大学生 悪役 シリアス ほのぼの 女主人公 和風 現代 最終更新日:2023/10/08 14:00 読了時間:約110分(54,580文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:山雪翔太/作品情報/Nコード:N8193HH
短編 |
第三回京都文学賞様に投稿した作品です。
あとがきで反省会してます。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 青春 最終更新日:2021/11/10 21:19 読了時間:約17分(8,385文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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