「柴犬のぬいぐるみ！？ だけど、モンスター！！」 少年・きなこと弟・くろみつ。 彼らは「グルミー族」という、二足歩行のぬいぐるみ型モンスターだった。 無邪気に平和な日々を過ごしていた彼らはまだ知らない―― 自分たちが"狩られる"ために生まれた存在であることを。 突如、本格始動したVRMMO『フォージド・ユートピア』。 プレイヤーたちが次々に現れ、何も知らないモンスターたちを狩り始める。 だが、きなことくろみつは違う。 彼らは、ただ狩られるだけのモンスターでは終わらない――！！ 奪われた理想郷を取り戻すため、兄弟は運命に立ち向かう。 毎日更新中！！　ぜひ一度、きなこ達の世界を貴方の目で。 ※この作品この作品は、カクヨムでは「この世界はゲームだが、僕たちは捨て駒じゃない！」として掲載中！

2日に１回、朝の７時に更新してます。 社畜のためたまに更新お休みとかあると思いますがご了承ください。 最後に、休みが欲しいです。 P.S.ただいま一章から書き方の修正中です。そのため少し現在ep.8まで修正済み。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 　いくつもの世界の中で僕たちは確かに、そこに存在していた。 　僕らの世界。アステールヴェルト、通称、女神の世界と呼ばれている世界。 　僕らの世界の中心には世界樹と呼ばれる大樹。 　その大樹からは大地の命ともいえるマナが溢れ、生きとし生けるものその恩恵を受け、世界はマナで満たされている。そこには女神様たちが住んでいると昔から言われていた。 　慈愛に満ちていた女神様は生命のマナで人を創造し、知恵を与えてくださり、人々は女神を信仰し、共に世界を保っていた。 　だが、それはいいものだけではなかった。生命を生み出すと同時に、深淵から魔物が現れ始めた。 　知恵を得た人は少しでも女神のお力になれるように力を求める。 「慈悲深き女神様、どうかか弱き我らに、あなた様の生命のマナを分けて頂きたい」 　もちろん女神様は快く、お与えくださった。 　マナを得たことで、人は魔法を行使できるようになった。 　文明を築き、魔法を発展させていった。 　……そう、知恵を得て、願えば手に入ることを知った欲深い人は、今よりも多くのモノを求め、女神様に求める。 　だが、生命のマナは永遠ではない。 　長らく頼っていた力の源。本来、失われることもなかった、失われるなんて誰も思っていなかった生命のマナが減少してしまっていた。 　永遠は有限へ 　有限は独占へ 　独占は消失へ 　次第に力無き者は奪い奪われるのが当たり前になった。 　生命のマナが無くなったことで、力を失い、深淵の力の影響により、干渉の出来なくなった女神様は愛おしい世界が壊れる事に憂い、ある救済を人々に告げた。 　それは神に選ばれた神子の願いを叶えるというものだ。 『等しくも我らの眼となり足となり、神子として愛おしくも狂おしいこの世界をみなさい。そして我らの元へ、世界樹の頂上へ願いを届けに来るのです』 　 　愛おしい世界の救済を願う女神様のために神子となった者とその神子を護る守護者たち。 　僕と僕の大切な人達の記録である

不良はなぜ生まれるのか。 暴力はなぜ連鎖するのか。 誰が「かっこいい」と定義し、誰が「落ちこぼれ」と決めつけたのか。 ある日、「不良はかっこいい」と主張する若者が、AIにディベートを仕掛けた。 これは、ただの価値観の衝突ではない。 学校で奪われたカード、理不尽な暴力、善意を装った大人たちの呪い。 それらをぶつけることで、彼は過去の自分と向き合っていく。 AIとの議論は、社会構造、家庭、教育、貧困、選挙制度、ベーシックインカム──多岐にわたる本質的なテーマへと発展し、やがて「不良＝被害者」という視点にたどり着く。 問いは終わらない。 僕たちはどうすればこの連鎖を断ち切れるのか。 そして、大人になるとは何か。

２３歳サラリーマンの男だった俺＝上戸佑は異世界へ召喚されてしまった際に魔女（ハロウィン限定キャラ）の姿に変えられてしまった。 だが日本には腹をすかせて待っている生活力皆無の友人が居る。 こんな世界からは1日でも早く帰りたいし、元の姿にも戻りたい。 同じように異世界へ強制的に喚ばれてしまった高校生のモリ君、エリちゃんや他の仲間達と協力して一緒に日本に帰りたい。 俺に与えられた能力は 「鳥の使い魔」 「熱線」 「ハロウィンです。クッキーをどうぞ」だ。 時空の神の力を借りることで日本へ帰ることが出来ると聞いた俺達は、神と交信出来るという祭壇を目指して長い旅に出る。 この世界に長く留まるつもりなどないので、富も地位も名声も必要ない。 最低限の路銀と困難を乗り越えられる力だけあれば良い。 海を空を谷を、砂漠を越えて、 いくつもの出会いと別れを繰り返して、 俺達はひたすらに旅路を歩む。 これは5ヶ月間のファンタジーっぽいが全然ファンタジーじゃない異世界の旅で、かけがえのない友人と最高の思い出を手に入れて日本へ帰るまでを綴った旅の物語。 ※終章だけは日本に帰った後なので現代ファンタジーです。 ※本編完結済　2024/4/24〜2024/9/10 ※番外編1 九州編　2025/4/12〜4/22 ※横浜編(僕たちは使い魔なんていらない再編集版) 2025/4/24〜 ※ハーメルンにも2025/1/1より掲載しています。

僕たちが日々何気なく通っている教室には、誰のかも分からない空席が一つあった。 噂では一度も学校に来たことがない不登校とされている生徒の席だったが、担任の内海先生によって、僕たちは噂の裏に隠されていた秘密を知ることになり……。

地味ーなロボットものです。スーパー系。　──あの夏の終わり。幼なじみの楓と登った山で、僕たちは「彼」に出会ったんだ──　　少年少女が織りなす“少し不思議”な爽やか青春ストーリー。いよいよ開幕ですっ！！

6年前に消えた兄さん。彼が遺したものは、たった一つの温かい勾玉だけだった。 僕の夏休みは、空がガラスのように砕けるような流星群の夜から始まった。 勾玉に導かれて出会ったのは、打ち捨てられた社で独り泣いていた、手のひらサイズの神様。 僕たちは契約を結び、日本の新たな王を決めるという『星降りの儀』に参加することになる。 たくさんの神々と出会い、力を競う神聖な儀式。 …のはずだった。 旅の途中で出会う仲間たちは、誰もが悲しい宿命や秘密を背負っている。儀式の裏では、参加者を「贄」と呼ぶ不気味な影が蠢く。兄が恐れていた「世界の歪み」は、僕たちの日常を静かに侵食していく。 僕らが信じていた神話は、壮大な嘘で塗り固められていた。 僕らが目指していた玉座は、次の生贄を選ぶための祭壇だった。 ――神様なんて、どこにもいなかったんだ。 絶望的な真実を前に、胸の勾玉だけが微かな熱を失わない。 兄さんが本当に伝えたかったことは何だったのか。 神様のいないこの世界で、僕と仲間たちの「絆」だけを頼りに、僕たちは偽りの神話に立ち向かう。 これは、僕らの「夏休み」を取り戻すための、たった一度きりの戦いの記録。

－あの日、僕たちは星空の中に居た－ 夏の始まり。町おこしの一環として行われる「ホタル祭り」に、15歳の健人は両親の手伝いに駆り出される。幼い頃以来、久しぶりに訪れた町で、懐かしい風景を見ながらあの頃の思い出が少しずつ蘇ってくる。そんな中、健人は見覚えのある紫陽花の浴衣を着た少女を見かけて… どこか懐かしさが込み上げてくるホタル舞う風景。 刹那の美しい風景と共に、少年少女は邂逅する。 それは、ホタルのように、胸に灯る小さな物語。

走れなくなったターボババア。時代の流れと妖怪の文化。分かち合う日まで僕たちは争い続ける。ターボババアの送る、人生逆転劇！

私キルステン・ガーフィールドが夫である、ジョージと結婚したのは、もう三年前だ。 政略結婚ではあったものの、私と夫はとても上手くいっていた。……ただ、まだ子宝には恵まれていない。 私はまだ微かに痛む下腹部へ、もう一方の手をそっと添えた。月のものが来る度に私は絶望する。そんな私に夫はいつも優しく『焦らなくても良い。まだ僕たちは若いんだから』と慰めてくれた。 そう、私達は上手くいっていた。 ーあの人が帰ってくるまで。 ※私の頭の中の異世界のお話です。史実に則っているわけてはありません ※直接的な描写はありませんが、性的な行為を匂わせる表現が出てきます。苦手な方はお気をつけ下さい ※こちらは「アルファポリス」「カクヨム」でも掲載しております

　僕の出会う世界はそのときどきに姿を変える。変転し続ける世界の中で、僕たちはどんな風景を見ているのだろう？

視線が交差する、静かな恋の始まり。 大学の食堂で、彼女とふと視線が交わった。 それだけの出来事が、僕の世界を少しずつ変えていく。 名前も知らない、話したこともない。 でも、図書館でも、教室でも、通学路でも—— 偶然のようにすれ違い、少しずつ距離が近づいていく。 触れない指先、言葉にならない思い。 ゆっくりと、確かに育つ関係の先に、僕たちは何を見るのだろう。 これは、声をかける勇気と、目をそらさない選択の物語。

かって、音楽は自分のすべてだった。 大学の音楽サークルでバンドを組み、仲間とともにステージに立つ日々。 大学卒業を控え、恋人の突然の離脱、将来への不安、そして現実の壁。 僕たちは夢をあきらめ、それぞれの道を選んだ。 10年後仕事に追われる日々の中で、かっての仲間と再会し、懐かしい思いが交差し、心の奥に眠っていた何かが揺さぶる。 音楽、友情、恋、そしてあきらめきれなかった夢。過去と現在が行き来する中で、もう一度音楽と向き合う決意をした僕たちは、あの頃のように、でも確かに違う今の自分で再びステージに立つ。 これは、大人になった僕たちがもう一度奏でる青春の続きの物語である。

『シスター・ベルの怪異撲殺チャンネル』の続編。 僕とシスターの出会いから4年、僕たちは相変わらず怪異を撲殺する動画を配信していた。 隙間女、海からくるもの、怪異愛護団体……。 次々と襲い来る脅威に、シスター・ベルが立ち上がる。

学校でも家の中でも居場所がなっかった僕を、唯一対等に扱ってくれるとあるバーがあった。とある日そこのオーナーと話していると、一つの夢を教えてくれた。その夢を聞いた僕は、オーナーにとある言葉を投げかけた。それを聞いたオーナーは、少し顔をこわばらせた後、僕にオーナーの過去を話し始めた。

毎年秋になると自宅に贈り物が届く。送り主も受け取る僕もなぜだか分からない。この贈り物は父親、祖父、曾祖父、その前の世代を経て江戸時代から続いているという。送り主は先祖より厳しく言い聞かせられているとのこと。可笑しな習慣だけど、毎年の伝統行事になっていて僕たちはそれなりに楽しくやっている。 ある時、江戸時代の日記が発見されたとテレビのニュースで流れていて、その日記には僕の先祖の名前が記されていた。そこから歯車が動き出し、僕らは過去の記憶を掘り起こそうと思い立った。そして、薄いベールが一枚ずつ剥がれていって、遠い祖先たちが隠そうとした真実が少しずつ明らかになっていく。

　正直言って僕は嘘つき。二十五年に及ぶ引きこもりを経て社会人デビューをしたもの、嘘ばかりつくのでいつも一人ぼっち。九鬼係長は僕の上司。スタイル抜群。お仕事チョー出来る。お顔もきっとお美しいと思うのですが、いつも純白の不織布マスクをしているのでよく分かりません。ちなみに性格は糞最悪。時は新型コロナウイルス襲来の真っただ中。僕たちは、顔にマスクを装着して出逢い、お互いの素顔も本性も知らず、互いにあざむき合いながら、でもなぜか忍びやかに惹かれ合って行きます。これは大人になれなかった大人たちの嘘偽りなき純愛物語です。

死ねば、一時間後に生き返る世界―― だが、僕たち能力者だけは、死ねば終わりだ。 生き返らない命を懸けて、僕たちは街を守る。 空を飛ぶ彼女と、地を蹴る僕。 死に慣れた世界で、それでも“命を燃やして戦う”物語。

　僕たちは、ただ二人で暮らしていただけなのに、どうして、こんなに苦しい思いをしなければいけないのだろうか。どうして、こんなに悲しい思いをしなければならないのだろうか。どうして、どうして。 「国は、世界は、この人生は、どうしてこんなにもうまくいかないんだろうな」 ＊＊＊ 　伝説の英雄譚？正義のファンタジー？成り上がり展開？ 　そんなものはこの物語に存在しない。 　ここに存在するのは、無慈悲な悲しい復讐劇。 　ただそれだけなんだ。 ＊＊＊ 　更新時期未定。 　結末未定（路線構築済み） 　ほぼ初めて書く作品なので、誤字とかあれば、優しく教えてくれると嬉しいです。

「ねぇ、私、飼われてみたかったんだよね――誰かの“特別”として」 突然現れた、“カラスちゃん”という女の子。 強気で、奔放で、でもどこか寂しげで。 彼女は僕の生活に勝手に入り込み、当たり前のようにそこにいて、 やがて、当たり前のように僕の心を埋めていった。 夜、キスを交わし、体を重ねても、 どこか心の奥では互いを信じきれないまま、 それでも僕たちは、確かに“恋”をしていた――たったひとつの形で。 「愛してる」とは言えなかった。 でも、「愛していなかった」なんて、嘘だ。 過去を語る彼女の瞳。 明日を信じられない彼女の背中。 そしてある日、彼女は、何も告げずに消えた。 残されたのは、箱に詰められた思い出と、一通の手紙。 そして、最後に鳴った、玄関のチャイムの音。 これは、 誰にも知られることのなかった、 僕とカラスちゃんの、 ほんのひと夏だけの秘密。 忘れられないような、 忘れるしかないような、 そんな恋の物語。