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作者:さば缶/作品情報/Nコード:N1683KE
短編 |
届いた一通の封書には、書き手も受取人も判然としないまま、幾重にも重なる言葉が記されていた。
何気なく開いた手紙の中には、さらに別の手紙が隠されており、その手紙もまた第三の手紙を指し示す。
だが、それらを読み進めるほどに見えてくるのは、自分自身が最初に手にしたはずの手紙と同じ文面だった。
一体、どの手紙が「最初」なのか。
そして、いつの間にかはじまりの言葉へと引き戻されるこの不思議な円環は、書き手の想いをどこへ導くのか。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: アイリスIF6大賞 ESN大賞8 SQEXノベル大賞2 GOマンガ原作者大賞 BK小説大賞 春チャレンジ2025 手紙の迷宮 書簡形式 円環構造 入れ子生成 生成AI小説 最終更新日:2025/03/04 07:41 読了時間:約7分(3,385文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 8 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 8 pt |
作者:尾妻 和宥/作品情報/Nコード:N2825IA
短編 |
私が6歳の少年時代のことである。廃墟となった洋館で異様な体験をした。
出窓に映る私自身の影と一人遊びしていたときだった。
なんと影は私に逆らい、私から分離したようなのだ。
やがて、成人した私は心を病み、長年にわたり影恐怖症と闘う羽目になった。
クリニックで心理療法を受け、改善の兆しが見えたころ、ふたたびあの日の恐怖と向き合う決断をする。
しょせん臆病な子どもの心が作り出した幻影にすぎないことを確認するのだ。恐れを克服するにはそれしかない。
そして30年ぶりに、あの忌まわしい洋館へと足を運んだのだが、私はそこで驚愕の真実を知る……。
※本作は、しいな ここみさま主催「冬のホラー企画」の参加作品です。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 怪談 サイコホラー 自己喪失 円環構造 恐怖症 冬のホラー企画 最終更新日:2023/01/09 04:00 読了時間:約10分(4,963文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 52 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 5 人 評価ポイント: 44 pt |
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