怪異を斬ることができる家系？　に生まれた高校一年生の女の子、氷濃(ちるの)は新聞部に所属していた。 新聞部の活動内容はなんと怪異を撮って新聞にすることだった。 しかし新聞部の部員は二人だけ。活動内容が内容なだけに学校からもほとんど認められておらず、廃部寸前。 秋野先輩も怪異が映っていることに拘りを持つタイプなせいで、毎日深夜に連れ回される。 おまけに氷濃の斬る力は少し特殊で、怪異を斬ってしまうと、写真の中からも消滅してしまうという地雷まで抱えていた。 そんなある日、新聞部の活動中、氷濃は怪異を討伐する組織に所属している少女を助けてしまい……。 これは怪異を斬る力を持つ氷濃といずれ日本一の新聞を作ることを夢見る秋野先輩の、一風変わった新聞部の活動記録。