最近トイレの水を流すと排水管が振動する。　/並・カクヨム

「なあソフィア、僕達の為に死んでくれないか？」 王城の地下にある暗いジメジメとした牢屋。 排水管さえマトモに管理されていないのだろう、 夜中にはネズミがキィキィ鳴いて恐ろしくてとてもまともに寝れなかった。 この目の前にたつ男を信じて待っていた私に今何と言った？ 私は聞き違いかと唖然としてしまった。 「ねえソフィア姉様、仕方ないのよ。 あのまま陛下が生きていたらアーサー王子様といつ結婚出来るか分からないじゃない」 そこには派手な赤いドレスを着てニタニタと男の腕にしがみついている私の実の妹がいた。 全てを悟った。 私は実の妹に婚約者を奪われたばかりか、この女の犯した罪を被せられたんだ。 数日後、時折霧雨がふる天気の中で私の斬首刑が行われた。 「悪女ソフィア、婚約を破棄された腹いせに我が父上の国王陛下に毒殺するとは、 なんと卑劣な行いをしたのだ、最後に申し開きがあるなら聞いてやる。」 「いいえ何も、心よりお慕いしておりましたアーサー様。 私を騙して掴んだ束の間の幸せを今だけ楽しんでいて下さいな。 必ず必ずこの恨みを晴らしに戻って参ります。 そう私が言い放つと首筋に刃の感触を感じた。 ゴロリと回る視界の中で怯えるアーサー王子を睨みながら 私はその日、確かに死んだのだった。

あと数日で年越しという日、大掃除の途中で発見した穴。 勝手口のポーチに付いている一段だけの階段に、ぽっかり開いていた穴には、 たっぷりの水が揺れていた。 ＊排水管を清掃する話です ＊一話1000字程度 ＊カクヨムにも掲載

1月５日の夜に排水管が詰まったのです！さあ！夜が明け、嫁は仕事にいきました。昼に戻ると昨夜の話を忘れ果ててる旦那様。 旦那様頑張って!嫁は仕事にいきました。

『宅地内の排水管の掃除をしませんか！？』 間接的な事後報告ではなく、母の話から飛び込み営業におけるリアルな実情がわかった。

剣とケツのファンタジー世界「トイレットワールド」から日本へやって来た下痢の王。 もしかしたら彼は、地球が捻りだした救世主なのかもしれない。 現在、世界中の水洗式トイレがモザイクに包まれている。 それは人類が海を汚し過ぎたせいだ。 海の怒りはあらゆる海洋生物を便鬼(フィーシーズ)へと変えた。 奴等は人類へ復讐するために排水管を泳いでやってくる臭くて恐ろしい連中だ。 ついにトイレは全て汲み取り式となった。その結果、トイレを我慢する人類が増えた。 迫る社会的死。しかし、それは人類に更なる進化をもたらすのであった。 闘争逃走反応、略して、闘逃(トートー)。 時に火事場の馬鹿力とも呼ばれるそれは、人類に超能力、いや『超臭う力』を与えた。 下痢の王は超臭う力を持つ戦士を集め、便器洗紙（トイレットペーパーズ）を結成する。 清く美しい水洗式トイレを取り戻すために。 ※汚い表現が多いので、苦手な方は我慢して下さい。（でもトイレは我慢しちゃダメですよ！） ※二話まで投稿していますが、内容は全て仮のものになります。

何かが体全部に詰まっていて苦しいわ……。いったい私は何になってしまったというの……。いったい私が何をしたというの……。転生してまさかの――台所の排水管になってしまったというの！？　ひょっとして……つまらない？

マンション排水管からの逆流した汚水に流されて、辿り着いた先は見知らぬ場所だった。 僕と僕の同級生（四年生）二人、僕の弟（三年生）、同級生の妹（一年生）と僕のお母さん。 僕たち六人、これからどうなるの？

「僕」にはある秘密がある。でも、その秘密が、ある日同じ部活の同級生にばれちゃって……。