大国アルーシア。政略結婚で第二王子ヒューゴのもとへと嫁いだ侯爵令嬢のセレステは、王子から閨を拒まれたため子ができず、次第に王宮の者たちから冷遇されるようになる。 およそ三年間、「お飾り王子妃」と周囲に揶揄され侮蔑の目に耐えながらも、誇りを捨てずに王宮での役目を果たしてきたセレステ。 だがある日、夫であるヒューゴと義妹リリエッタとの密会現場に遭遇する。 「もうすぐお義姉様とは離縁してくださるのよね？」 「もちろんだよ、リリエッタ」 二人の会話が耳に入った瞬間、セレステの中の全てが音を立てて崩れた。 夫への未練などたちまち消え失せた彼女は、自らの意思で王宮を去ることを決意する。 しかし、実家であるメロウ侯爵邸のタウンハウスに戻ったセレステを待っていたのは、父の後妻とその実娘リリエッタからの攻撃だった。 父であるメロウ侯爵は、厄介払いとばかりにセレステを追い払う。 侯爵領内で最も田舎にある、古びた屋敷。そこでひとまずの“静養”を言い渡されたセレステは、驚くべき人物と出会う。 その後、父から望まぬ再婚を強要されそうになったセレステは、家を捨て母国を出ることに。 それからおよそ三年。 セレステは華々しい肩書きとともに、母国アルーシアへと凱旋する──。 一方セレステが去った後、徐々に周辺国から背を向けられ権威を失いつつあった、大国アルーシア。そんな中、思わぬ形で彼女との再会を果たしたヒューゴたちは愕然とする……。 ※いつものご都合主義ストーリーです。 ※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。

中央大陸ルミナ 世界最大の人口を誇る王国ルミナスに 同盟連合軍所属特別討伐部隊 ー通称、魔王討伐隊のパーティーが返ってきた！ 凱旋を終え王への報告は成され、民へ告げられ国中が歓喜に湧く。 その夜開かれた祝賀会で王はそれぞれの英雄に褒美を約束する。 最後に聖女に王は問うた「汝が望む褒美とはなんぞや」と ー聖女は言った「世界救済の旅へ向かうことをお許しください」 願いは聞き入れられ、聖女は旅立つ。 物語はこうして始まります 聖女の救済の旅目的とは そして始まる新たな旅とは 闇と光、とは 何処かで見た、でも見たことのない物語が幕を開けます （※この作品は「カクヨム」様でも同時投稿しております。内容に大きな差異はありません。）

　イタリア系ドワーフ・相場寅治郎/ベットラーは、恩人の孫娘・東城ミカコから銭ゲバの少年・冬馬マモルを押し付けられる。少年は寅治郎のかつての仲間・冬馬タケルの息子だと。ダンジョン仕事も斡旋すると約束されたが、採掘層（サーフェイス）での掃除ばかり。第３ダンジョン【獄闘】採掘層に現れたジャンク機械獣「キマイラ」をマモルを加えた［三島瓶割］４人で調査に向かうが、目標のキマイラは凶暴化。発見され攻撃を受け、マモルの〝脊髄〟に重傷を負い、地上生還が危険視する。地上班のミカコが交戦中の解析映像から「キマイラ」に〝脊髄〟を見つけ、三兄妹はマモルを地上生還させるためキマイラを部位破壊、〝脊髄〟を奪取してマモルに換装する。その〝脊髄〟が暴走し、マモルはキマイラを単独討伐して気絶する。［三島瓶割］マモルを担いで生還する。〝脊髄〟はアーバレスト・ジャパン第２技術開発部テッド・ウォーレン博士が［フツノミタマ］と命名されたが［フツノミタマ］はマモル以外を認めないことから、マモルを基軸にしたスーツ開発を始める。マモルはミカコの命令で、学校に通う。妹・六花を東京の医大に転院させる。アーバレストの決定でマモルを〝脊髄〟の試験パイロットに白羽の矢を立て、ミカコが正式に三兄妹のチーム［三島瓶割］の担当につく。第６ダンジョン【殺陣】の採掘層で大量発生したスカベンジャーの掃討。予備偵察で確認された数は28。現場で数は68。第５地下営業課所属チーム［長曽根虎徹］第６課［火車切広光］の誤報告により［三島瓶割］が撤退浮上を告げるが、２チームは認めず混乱が起きる。マモルはスカベンジャーの集落が別の機械獣に襲われたと推測し、電磁砲搭載機械獣スクレロと対峙することになる。地上からミカコが霊鎧［フツノミタマ］を運び、マモルは高性能に振り回されながら、［三島瓶割］とともにスクレロを討伐し、地上へ生還する。※カクヨムと同時掲載

　十数名からなる第十一宇宙隊に所属する主人公【デイヴィッド】は憧れの宇宙へとその身を投じた。暗く寂しい宇宙に浮かぶ満天のきらぼしは、未知なる宇宙とアンノウンからの脅威を見せないように光り輝いていた。 　戦闘を得意とする彼は第十一宇宙隊で特に優秀な戦闘班であり、同期の【クァイル】といい勝負をする。彼らの力で第十一宇宙隊は、目的地である【宇宙隊第二本部】へと向かうが………。 　鉄と火薬が織り成す旋律は、時に宇宙の星まで届く。

胸に広がる想いは、確かにあるのに言葉にできない。 音楽を奏でるたび、未来の形を探すたび、揺れる想いが心を惑わせていく。 伝えたい気持ちが、言葉よりも先に溢れてしまう。 音楽に触れるたび、そばにいる温もりを感じるたび、胸の奥の「好き」が大きくなっていく。 笑い合う時間、ふと触れた視線、 重なった鼓動に戸惑いながらも、彼女は少しずつ素直になっていく。 未来を夢見る旋律と恋心が、甘く切なく響き合う。

――これは、神に見捨てられた男が奏でる、世界で最も美しいレクイエム。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　帝都ヴィルンヘルム。瓦斯灯の霧と古い伝承が息づくこの街の裏側で、一つの噂が囁かれていた。 漆黒のグランドピアノを召喚し、神々しくも恐ろしい旋律で怪異を滅する、謎の『黒衣のピアニスト』がいる、と。 彼の名はカイン。かつて王立音楽院から追放され、その魂に禁忌の呪印を刻まれた天才奏者。 彼は過去を捨て、ただ日々の糧を得るために、人知れず帝都の闇を調律していた。 しかし、世界の調和が静かに崩れ始め、終末の引き金である「終焉の第八門」が開かれようとする時、彼の孤独な日常は終わりを告げる。 門の解放を企む悪魔崇拝の教団。 彼を「反逆者」として追う、王立聖奏騎士団のかつての仲間たち。 そして、優雅な微笑みの裏に、最も深い闇を隠すひとりの「聖女」。 幾重にも張り巡らされた陰謀と、悲劇的な過去の因縁が、カインを再び戦いの舞台へと引きずり出す。 これは、自らの魂を削りながら戦う一人の男が、偽りの世界に、真実の音楽を響かせるまでの物語。

春の午後、突然の雨。 傘も持たず立ち尽くす詩音に、ひとりの青年がそっと傘を差し出した。 「入んなよ、びしょ濡れになんぞ」 生まれつき、音のない世界に生きる少女。 音に生きる青年。 数日後、街角のカフェで再会。 声ではなく、スマホの文字で交わす会話。 ──音楽は、どうやって感じているの？ 振動。景色。表情。 音はなくても、感情で感じることができる。 その答えが、彼の胸にひとつの旋律を生んだ。 「君にだけ届く音を作ってみたい」 夕暮れのスクランブル交差点。 巨大スクリーンに映し出されたのは──彼だった。 耳には届かない歌声。 それでも、心は確かに震えていた。 やがて彼は、無音の世界に自ら身を沈める。 君の世界に、どんな音が鳴っているのかを知るために。 名前も知らなかったふたりの距離は、 静かに、しかし確実に近づいていく。 0dBから始まる、静寂と旋律の物語。

──それは、決して掲示板には載らない仕事。 冒険者ギルド。 それは、“冒険者”と呼ばれる職業の者達を登録し、管理する組織である。 冒険者への依頼の斡旋、国家間の往来の許可取り、洞窟や遺跡探索の申請代行など、その業務は多岐に渡る。 だが、冒険者ギルドには、極々一部の限られた者しか知らない“裏の顔”も存在する。 “掃除人”。 何らかの理由により公に裁くことが困難な、若しくは公に出てしまえば大変に都合が悪い冒険者その他を“処理”する者の総称である。 冒険者狩りを行う冒険者。 自身の勝手な信念により、人間すらも標的にする神官戦士。 己の失敗を隠蔽するために、村を焼き払う魔術師。 禁制の薬の媒介役となった盗賊。 権限を利用し、重大な汚職に手を染めたギルド職員。 それらを秘密裏に“処理”する仕事。 そこには正義も義憤もない。あるのはただ、“乾いた職業意識”のみ。 これは、とある冒険者ギルドの、ある掃除人の物語。 ※この作品には暴力的描写・倫理的に問題のある行為・性的なニュアンスを含む描写があります。 一部の読者にとって不快に感じられる可能性がありますので、ご注意ください。

霧咲の街に響く一つの音色。彩光の詩（さいこうのうた） 内気な眼鏡っ娘・彩花が、キーボードの鍵盤に触れ、青春の旋律を紡ぎ出す。 情熱的な歌声の凛、優しいギターの怜、そして旧友の優奈――音楽が織りなす恋愛と友情の物語が、桜色の光とともに始まる。 美しい音色に彩られた少女たちの葛藤と成長が、あなたの心を揺さぶる。愛と感動の青春小説、今、ここに開幕！

　エスポワール王国の北の大領地で辺境伯令嬢として生まれたアンジェルは身体が弱く、よく熱を出していた為成長が遅かった。 　ほとんど部屋から出る事のないアンジェルの気分転換になればと、２番目の兄ベルトランが敷地内にある高い丘まで散歩に連れ出した。 　高い丘にようやく着き、アンジェルは寝転んで青い空を見ると、美しい龍に乗った一団が何度も旋回しながら飛んでいる。その騎士の姿に感動し「アンも龍と一緒に空を飛びたい！絶対龍騎士になる！」 　ひ弱な身体の事などすっかり忘れ、勝手に決意をするが、その後のアンジェルの行動は・・・。

「どうして、ボクは生まれてきたんだろう」 忌み子として生まれ、愛されず、傷つけられ続けた少年コウ。 そんな彼に手を差し伸べたのは、師匠となるリゼ──“気”を操る力を持つ、赤き旋風のような女だった。 その出で立ちによって拒絶された自分自身と向き合い、“気”の流れと魂の在り方を学びながら、少年は少しずつ前に進んでいく。 これは、誰にも必要とされなかった少年が、 自分の存在を受け入れ、そして誰かの希望になるまでの物語。 そして、コウの「黒の器」と呼ばれる特殊な体質は、少しずつ世界全体を巻き込む大きな渦となっていく。

〜暗い場所から僕の光を見つけてくれたのは君だった〜 　山下はオーストラリアの民族楽器ディジュリドゥをやっている高校生 　ある日、知らない女子に勉強を教えることになる、彼女（岡上）から急に音楽を一緒にしないかと誘われる。 　以前、人前で音を鳴らした時がトラウマになってしまい、人前が嫌だった山下は岡上の誘いを断ったが、次の日も、また次の日もやってきた。 　自分のことに自身がない男の子が前を向き始める物語 毎週金曜日19時　更新全4話

冷たい石の塔で目覚めた王太子は、壁に貼られた奇妙な指示に従い、螺旋階段を昇降する。ルールは一つ。『異変だと思うなら階段を上れ。それが真実と思うなら階段を下れ』。 新たな階層に辿り着くたび、懐かしい場面と面影が次々と現れる。……ただし、記憶に残るそれらとはどこか違う様相で。 これは異変か、それとも真実か。 塔を巡り、ついに人生の原点に辿り着いた彼は、未来を変えるための最後の選択を迫られる。 ※本作は、異変を探すループ空間を題材としたゲーム『8番出口』に着想を得ています。

毒入りスープを飲み干して微笑んだ少女は、“音を持たない譜面”を奏でる異常な調律師だった。 魔力は“音”として存在し、感情と共鳴して旋律を変える世界。 魔術は譜面を読み、演奏（詠唱）することで発動する。 辺境の薬草村で育った少女・ルナは、魔力暴走で家族を失いながらも、 感情を封じ、“無音の譜面”を持つ異常な才能で魔力を調律する。 彼女だけが、現実世界の音楽──60年代ソフトロックを召喚し、 魔術として発動できる“月奏の調律師（ルナ・コンダクター）”。 恋を知らない少女が、 感情と魔力が共鳴する学園で、 美しき天才魔術師、熱血薬術師、無口な護衛騎士と出会い、 世界の“音”を取り戻す戦いに巻き込まれていく。 そして、彼女の譜面に初めて“恋の旋律”が重なるとき、 無音の世界が、静かに色づき始める──。

魔法が音楽と結びついた世界。 王立魔法学園の片隅で、誰にも姿を見せず、魔導譜だけを紡ぎ続ける少女・リュミナ。 彼女の音楽には、兄の歌声がずっとそばにあった。 ある日、ふたりの魔導ユニット「リリカ・ノクティス」に届いた一通の招待状。 それは、王都で開催される魔導音楽祭への出演依頼だった。 「……演奏、出てもいいよ」 その一言から始まる、ふたりの冒険。 人前に出ることを避けてきたリュミナが魔導舞台に立ち、 音に込めた想いを、世界へと届けていく。 これは、音楽が“言葉”になる物語。 繊細で、でも確かに響き合う絆が、静かに、そして力強く心を打つ。

「副会長になってもらえないかしら？」 　 　高校二年生の麻倉麻胡は、全校生徒の憧れである生徒会長に突然声をかけられる。 　全校生徒の憧れで、誰もが認めるカリスマ性を持つ三年生の生徒会長・冬月夜。 　ノルウェーと日本のハーフで、儚げな雰囲気を漂わせる一年生の図書委員・九条エルセ。 　そして、入学試験首席を誇る秀才で、日本人形のような美しさを持つ同級生・折田深澄。 　誰もが羨む彼女たちだが、その輝きの裏には、それぞれが抱える「心の傷」が隠されているようだった。 　彼女たちとの出会いが、麻胡の平穏な日常を奪い去り、波乱の日々へと引き込んでいく。 　平凡だったはずの高校生活は、恋と非日常が交錯する旋律を奏で始める──。 　 ※少しでも面白いなと思われた方はブックマーク・評価などしていただけますと幸いです！

漆黒の組織を率いてダンジョン攻略を行う、最強魔導士ダークロード。 無双の王の正体はなんと……俺!? しかも再会した組織の少女たちが全員許嫁を自称し始めたから、さあ大変！ 大々的な強キャラムーブと、ハーレム組織。 記憶喪失になる前の俺は、一体何をやってたんだ!? 失われた記憶と真実を明らかにするため、俺は再び『ダークロードとして』ダンジョンを突き進む！ ……でも33歳の俺に、中二病みたいな強キャラムーブは恥ずかしいんだけど！ 「――――帰ってきた最強が、ダンジョンに旋風を巻き起こす！」 ※毎日更新です！

「ゴミ属性」と笑われた音魔法。 だが文明が発展するほど、それは“対人最強”へと進化する！ 赤子転生から始まる努力と研究の果てに、世界を震わせる国家級魔法へ。 ハズレから成り上がる、理論派チート成長ファンタジー！ —————————————- 【詳細】 辺境の農村に生まれた赤ん坊、セレン！ 本もなく、鑑定も受けられず、ただの平凡な子供 のはずだった！ だが彼には、生まれた時から“魔力の流れを観察する癖”があった！ 誰もが見過ごす日常の中で、ひとり胸の奥の魔力を巡らせ、確かめ続ける日々。 授かった属性は、誰もが鼻で笑う 【音魔法】。 「ゴミ属性」と馬鹿にされ、期待もされない。 けれどその習慣は、誰も知らない恐ろしい変化を生んでいた。 効率に特化した肉体。 途切れることのない魔力循環。 そして、やがて明らかになる 圧倒的対人兵器と化す“化け物属性”【音魔法】の真価！ 伝説よりもはるかに強い魔物たち。 なぜ存在するのか分からない“矛盾”。 語り継がれる物語と、どこか噛み合わない現実。 その影に潜む“何か”を知る者は、今やほとんどいない。 それでも仲間と共に進む冒険は楽しく、レベルアップや転職のシステムが新たな地平を開いていく。 小さな一歩の積み重ねが、やがて世界を揺るがす旋律となる！ 前世で無価値と烙印を押された一人の男が、否応なく世界に求められていく！ セレンはまだ知らない。 【音魔法】が世界に“戦慄”を奏でることを

舞台は「操言（そうげん）の力」によって万物に干渉できる「操言士」が人々を守り支える国、オリジーア。ごく普通の町娘だった紀更（きさら）は先天的にしか持てないはずの操言の力をなぜか後天的に宿し、急遽見習い操言士となった。師匠の王黎（ワンリー）と共に修行の旅に出た紀更は、旅に同行する傭兵のユルゲンにゆっくりと恋をしつつも一人前の操言士になっていく。しかしそんな紀更たちの前に、「神の力」を使って世界を脅かす謎の組織が現れる。紀更は彼らから人々を守るため、世界の謎に触れながら操言士として戦いの中に身を投じていく――。 「17歳少女×28歳護衛傭兵」の年齢差恋愛を軸にした、「旅をする仲間がやがて世界を救う」というオリジナルファンタジー恋愛小説です。RPGっぽいテイストで戦闘、成長、魔法的な要素はありますが、「ステータスオープン」や「スキル」「レベル」といった要素はありません。戦闘や流血、人が死ぬ描写が予告なくあるのでR15指定をしています。他サイトにも掲載あり。更新予定等の詳細は活動報告にて。 現在の進捗→名実ともに一人前の操言士になった紀更が再び旅に出て、ますます世界の謎に触れていく第三章に入りました。「RPGっぽい世界観と展開で年の差男女の恋愛を楽しみつつ、たっぷりの文章量でがっつり異世界に浸りたい」という方に刺さるかと思います。

　西暦2087年。宇宙は静かに死にかけていた。 　量子物理学者マリア・ヴァスケスは、時間嵐で失った夫と娘を救うため、禁断の時間逆行実験に挑む。だが、過去への干渉は思わぬ結果を招いた。時空は歪み、現実は崩壊し、彼女自身の存在が希薄化していく。 「宇宙の死は、自然現象ではない。繰り返される時間逆行が原因だ」 　絶望的な真実を知ったマリアを待ち受けるのは、時空を舞台にした壮絶な戦い。未来から来た「時間の守護者」、時間犯罪者を追う「テンポラル・ガード」、歪んだ現実で権力を握る独裁者―すべてが激突する中、彼女のパートナー、デイビッド・チェンが究極の選択を下す。 「君を失うくらいなら、全ての時間軸で死んだ方がましだ」 　愛する者の犠牲によって新たな力を得たマリアが選んだ道は、この宇宙を終わらせ、愛を物理法則とする新たな宇宙を創造することだった――。