！　改稿作業、いちおう……終了いたしました。2019/07/30 17:33　！ 　サキは猫屋敷と化したボロアパートに住む、わけありフリーター。 　ある朝目覚めると、いつものせんべい布団は瀟洒な一室のふかふかベッドに。 　ベッドのわきでは王子さまのようなイケメンが、サキの目覚めを待っていた。 　どこか見覚えある彼に「ここはお前の部屋、お前はわが社の新任部長」と告げられて…… 　仕事は楽しく、先輩社員もみんな優しい、どころかみんなにそろって歓迎される。 　もしかして、酔っ払って記憶飛ばした間になんかしてたの？　それともこの、やっかいな＜チカラ＞のせい？ 　そんな折、サキは地下の隔離ファームで運命の出会いを果たす―――― 　古代帝国・唯名が雪舞砂漠に沈んで後。 　周辺地域には帝都を捨てた豊穣神が落ち延びたという『神の子伝説』が広がった。 　その後、機械文明が発達し、伝説も消えかけた頃。現代日本に似た国での物語。

手野グループの一つには、植物工場を運営している会社がある。

ある商社に勤めるヒラノは、ある砂漠の国に建設された自社の「植物工場」の視察に行った。日本に向けトマトの生産体制を確認するものだった。そこで、彼が見たものは・・・？ ＊自サイトにて2004年に公開