三百年前に滅んだ魔王が残した災厄、『人喰い絵本』。五歳のユーリは、母親と共に人喰い絵本の中に吸い込まれ、絵本世界の中で母親を失ったが、人の言葉を喋る猫――魔法使いミヤによって救出された。 その後ミヤに引き取られたユーリは、魔法使いの弟子として修行を積む傍ら、ミヤと共に、人喰い絵本に吸い込まれた人々の救出活動を行う日々を送っていた。 ある日ユーリは、師匠ミヤが、死んだはずの魔王であることを知る。 ノアの母親は連続殺人鬼である。ノアは毎日母親から酷い虐待を受け、母親の殺人の手伝いまでさせられていた。 ある日、自分の境遇に絶望したノアは、自殺を試みたが、通りがかったユーリによって止められた。 その後ノアは、自分を助けたユーリを利用して、母親を殺害することを決意する。

高校入学の朝、 主人公「星垣圭吾（ホシガキケイゴ）」は悪魔「サタン」が 天使を殺害する場面に遭遇し、目撃を取り消す為殺されかけてしまうも 態度が気に入られ悪魔の契約により手下にされてしまう。 そのまま入学をするもサタンがシレっと入学していて、 更には入学してきた天使に命を狙われ終いには神様から 天使と悪魔の聖戦の代理人を任されてしまい 学生生活がおかしな出来事に巻き込まれていく。

異世界からきた聖女カレンを殺害しようとした罪で、この世界の聖女エステルが処刑された。 人々がエステルの断頭処刑を見届けた直後、姿を現した女神様は……エステルの切り落とされた首を抱きしめて涙した。 そして、異世界の聖女カレンに憎しみの目を向け、邪悪なもの罰する炎を放った。 その瞬間、聖女カレンが悲鳴を上げ――人々は自分達が犯した過ちを知った。 首が落ちて死んだはずのエステルは、女神様によって意志だけの姿――亡霊になった。 女神様はエステルを生き返らせたいが……。 「もう、生きることに疲れました」 「……そう。では、わたくしと一緒にのんびりしましょう。そして、見てみましょう。あなたの幼馴染だった二人――『王太子』と『婚約者』。あなたが大切にしていた人たちが、あなたが死んでどうなったのかを――」

暗闇と絶望に覆われた世界で、クロは家族をすべて失い、孤独に街をさまよっていた。飢えと寒さに耐えるだけの日々。だが運命は、ひとりの師との出会いによって大きく変わる。 その師はクロを救い、ただ生きる術だけでなく、魔術と人生の道理を教えてくれた。まるで我が子のように接し、温かな食事や寝床を与えてくれたのである。 しかし、安らぎの裏には試練があった。師には同じ年頃の娘がいた。赤い髪を持つその娘は、クロを受け入れようとせず、常に冷たい視線を向けた。「なぜ見知らぬ人間を家に迎えるの？母が亡くなったからといって、父は空白を埋めるために他人を連れてきたの？」その言葉は鋭い刃のように、クロの胸を深く傷つけた。 師はクロに個室を与えたが、夜になると孤独と喪失の記憶が押し寄せ、彼を苦しめた。耐えきれず、クロはある夜、師の部屋を訪れ、「一緒に寝かせてください」と頼んだ。師は優しく頷き、布団を広げてくれた。その温もりの中で、クロは久しく忘れていた「家族のぬくもり」を感じ、安らかな眠りについた。 絶望から救われた少年は、やがて力を得て、戦う理由を見つける。魔術は破壊のためではなく、守るためにある。孤独と苦痛の中で育まれた願い――それはいつか、本当の「家族」を見つけ出すことだった。 クロの物語は、喪失と希望、そして「愛されたい」という祈りの強さを描く旅路である。

【少女たちよ、神話を殺せ】 　主人公、神越ヒミコは仲間を殺害した罪に問われ投獄された。 　だが彼女は知っている。己の身の潔白を。果たさねばならぬ復讐を……。 　三年後、脱獄を果たしたヒミコは秘密組織ツクヨミと接触し、結界封印都市ヒモロギに辿り着く。 　そこで目にしたのは――かつて仲間を惨殺にした異形の存在〝鬼〟。 　鬼が結界の外に出れば、未曾有の大災厄が起こるとされる。 　その脅威に対抗できるのは、神託で選ばれたヒミコのみ。 　ヒミコは霊式駆動人形〈アマテラス〉を繰り、鬼との戦いに明け暮れる。 　だが彼女は知らなかった。その裏に仕組まれた神話の悪意を……。 【カクヨム・小説家になろうで掲載しています】

　探偵事務所『ダンディ』の所長の姪、小田　真葵（まおい）は二十二歳。そそっかしく早とちりばかりして、いつも叔父に呆れられている。両親のいない真葵は叔父と二人暮らし。探偵として浮気調査や迷い猫捜しをしながら穏やかに過ごしていた。そんなある日『鈴木』という女性が訪ねてきた。その日から真葵の人生は大きく変わり始める。（ここまでは一話のあらすじです。物語を途中で区切る事ができず一話目がかなり長くなってしまいました。二話目からは千字前後になります）　二話目以降のあらすじ＿＿約百七十年前、鎖国を終える直前の日本に『駿河』という男がいた。他人の心を聞き精神破壊をし手足が折れても動き続ける姿はまさに『化け物』だった。そして現在『駿河』の亡骸の一部を使い『駿河』復活を願う団体が密かに存在している。その団体は『駿河』の亡骸の一部をピックアップされた一般人の体内に入れ、新たなる『駿河』を作り出そうとしていた。だがそれは簡単な事ではなかった。覚醒せず普通に暮らし続ける者、覚醒に失敗し暴走したあげく殺害される者……覚醒に成功したとしても団体に連れ去られ二度と施設からは出られなかった。そして残された家族は訳も分からず大切な人を失い常に見張られる日々を過ごす事になる。真葵は両親共に覚醒者という珍しい存在だった。真葵を覚醒させようと、ある団体が動き出した。『鈴木』はその団体に仕組まれ真葵に会いに来ていた…… 　だが真葵が叔父から聞いたこの『駿河』を作り出す治療の話は団体の勘違いから始まった意味のないものだった……？ 　真葵の周囲にいる人達はそれぞれが誰にも知られたくない秘密を抱えていた。 　この物語の登場人物は皆が嘘をつき今の暮らしを守ろうとしている。 　嘘をつかなければいけなかった理由……複雑に絡み合う嘘とその嘘を真実だと信じる人達。そして一番の嘘つきは主人公である真葵……？　 　誰が話している事が真実なのか、誰も真実を話していないのか。それとも誰も真実を知らないのか…… 　嘘ばかりの世界でもそれぞれが想い合い幸せに暮らしている。それが嘘で築かれた幸せだと知った時、苦しみの中にいる人達はどうなっていくのか……未来に待つのは絶望か幸福か。けれど……大切なのは今を幸せに生きる事？　今日も真葵は勘違いばかりして叔父に呆れられながら過ごしている。

大晦日の夜、大学院生・菊池蒼（23歳）は、スマホに突如現れた怪しいロック画面に遭遇する。 そこには「20DAYSに参加しませんか？勝てば賞金20億円」との文字と、“はい”“いいえ”の選択肢。 軽い好奇心から「はい」を押した瞬間、彼は見知らぬ体育館に転送されてしまう。周囲には老人から外国人まで、数百人規模の参加者が集められていた。 スピーカーから流れる運営の声によれば、これは「20DAYS」と呼ばれる殺し合いのデスゲーム。参加者は この島で20日間を過ごし、最後に生き残れるのはわずか10人。 選ばれる基準は「殺害数」や「ミッション達成数」。敗者には心臓に埋め込まれた時限爆弾が待っているという。 さらに各参加者には「ギフト」と呼ばれる特殊能力とランダムな武器が与えられる。 合理的に生きてきたはずの蒼は、否応なく命懸けのゲームへと巻き込まれた。 「20日後に生き残るのは、たった10人」 果たして彼は、この狂気のデスゲームを生き延びることができるのか――。

　一生（いっせい）は異世界転生することになった。ただ、転生先の異世界が盛況のため、一か月ほど順番待ちになると、女神に告げられた。幽霊のような存在になり、札幌市を漂うことになる。 　トラックに轢かれて異世界転生と思っていた一生だが、実際は通り魔的に刺されての死亡だった。 　一生は、殺害前の十五日間の記憶がないことに気付いた。 　失った記憶を動画視聴するという形をとって、記憶を補完していく。 　その中でさらなる違和感が生まれる。 　異世界転生する前の一生は、陰キャの見本のような存在だった。 　記憶のない十五日間の一生は、教室内カーストトップの女子と行動し、バスケ部エースと仲良くし、担任教師を脅迫して校内自由を勝ち取っていた。 　記憶のない十五日間は、まるで主人公が成長していく系のライトノベルのよう。一生はその記憶を視聴しながら、自らを殺害した犯人を捜す。

力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。 同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。 仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。 ───────────── ※しばらくは平日は昼、土日祝は朝投稿になると思います ※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご注意ください

ある日「現代アート作品が62億円で落札された」という衝撃のニュースが流れた。 青地に３本の直線を引いただけのシンプルな絵……。 それは、大学のサークルで俺が描いた、ただのラクガキだった。 絵を保管していた部室はもぬけの殻。 スマホが壊れていた間に、仲間たちの間で何が起きたのか？ 再びつながったグループチャットには、メンバーの“死”を匂わせる書き込みが……。 突然届いた、46億円もの大金が入金されたという通知……。 そして、メンバーの１人が海外で殺害されたというニュースが流れる……。 芸術？　陰謀？　事件？ 全ての謎は、かつて俺たちが描いた６枚の絵から始まった──！ 知らぬ間に事件に巻き込まれていく系のミステリー×サスペンスです。 何が起こってるのー！？という不安と困惑を、お楽しみ頂けると幸いです。

あらすじ 10年前、インディーズシーンで活躍していたロックミュージシャン「ボウ」が殺害された。 真相は不明、犯人も捕まらないまま事件は未解決に──。 時を経て、平凡な日々を送る営業マンの礼堂信介（らいどうしんすけ）と、ITエンジニアの冬月拓真（ふゆつきたくま）。 二人の運命は、冬月が偶然見つけた「裏サイト」によって動き出す。 そこには──ボウ殺害事件犯人情報提供に「懸賞金1000万円」の文字。 好奇心から始まった調査は、奇妙な人物たちとの出会いを経て、次第に笑いと不穏さが交錯する予測不能の展開へ。 果たして二人は、10年前の事件の真相に辿り着けるのか？ そして、待ち受ける結末とは──。

※本作品は性暴力シーンを含みます。苦手な方、または１８歳未満の方は退避してください。 　死ぬ前に、なんとしても彼女を見つけ出さなくてはならない。 　この物語は「死のうと思った」で始まり、「私は窓から射し込む陽の光に照らされながら、密やかにそう決心した」で終わる。 　舞台は二〇一四年の八月八日から、十月十五日にかけて。 　重度の精神障害を患い、自殺願望に苛まれながら、世捨て人同然の暮らしをしていた私は日々自宅と酒場を行き来する自堕落な生活を送っていた。そんなある日、夢の中のプールサイドでアッシュ・グレーの長い髪をした不思議な女と出逢う。 「人を探している」と彼女は唐突に、俯き加減に呟いた。 　名前は二見れな。私は彼女と夢と現実のはざまでささやかな交流を重ねていくも、彼女はやがて、 「わたしを見つけて、あちら側の世界で」 　と告げて、行方をくらましてしまう。 　二見れなを探すことを決心した私は思いもよらぬ境遇に立たされ、解決しようと奮闘する中で、様々な人びとと出会うこととなる。 　類まれなる美貌と財産を有しつつも、心に深い闇を抱えるサキ。その友人でいつも屈託のない黒崎彩夏。ずっと笑顔を絶やさずに図書館で働く気弱な吉名千那。そして両親に虐待されつづけた過去を持ち、今でもその影に怯えているハス美。 　彼女たちの導きによって、私は失踪した二見れなの存在に少しずつ近づいていくことになる。またその一方で、海辺で出会った同世代の青年と親しくなり、徐々に友情を深めてもいく。 　しかし突然にもその中のひとりが何者かによって殺害されてしまい、私はひどく困惑する。駅の多目的トイレによる密室殺人事件であった。さらに私はその被害者と親交が深かったことから警察にマークされる羽目となり、追われる恐怖、環境の変化、さらに身の内からくる懊悩により、次第に正気を失っていく。 「ケイコク、ケイコク、サガシビト、メイフニテマツ」とオウムは言った。 　自らを痛めつけ、いつしかその右手の甲には青黒い不吉な痣がこびりついていた。それは段々と熱を帯びていき、私は世界のねじれの渦の中でアイスペールからアイスピックを抜き取り、その手に握り締める。 「永遠に醒めることのないような夢」と彼女は言った。

「私は総資産300億の人間です」 不幸な人生を歩んできた主人公。ある日父親に保険金を目当てに殺害計画を立てられていることを知り、人生に絶望し廃ビルの屋上に立った。「あんな屑に金を渡してやるものか」と最後の意趣返しに飛び降りようとしたところに背後から女が現れ、上記の言葉を言った。 最初は信じられなかった主人公だが、女の口車に乗せられ、財産を自由に使ってもいい代わりに、自身を不幸にした連中に対して復讐を行う取引を行ってしまう。 これは悪魔の取引か、それとも神の思し召しなのか。 財力で復讐ざまぁものです。 一応最後までの展開は決まっていますが、完走できるように評価やレビュー、ブックマークなどで応援してくれますと幸いです。

～第一編あらすじ～　 剣と魔法の世界に存在するサンライト王国に第三王女として生まれたエイリス。ひょんなことから妹を殺害しようとしたと間違われて命を狙われてしまう。　 王国騎士団から逃げながら冒険し、仲間と呼べるものに会い、自らを強くしていく。　 そして最後には国を救う物語。　 ～第二編あらすじ～　 激しい戦いの後、昏睡状態になったエイリス。 起きたら姉が騒動を起こし、それから別の国へと飛ばされる？！ 東の国で新たな仲間と魔法に出会い、自国へ帰る術を探す。そんな物語。　 ―――― 第二編開始ページ : 3ページ目214話から 不定期投稿。

前哨警戒任務にあたるカスケード隊の新任ドライバーであるロナは、組織内のエージェントを名乗るジョンブラウンから接触を受け、多額の報酬と引き換えに隊内で横領密輸行為に手を染めているダンフェイゲン隊長の殺害計画を持ちかけられる。 ・極めて凄惨なシーンが含まれます、ご注意下さい。 ・オリジナルメカニックグラフィックなどのアーカイブ資料は順不同で好きなところから見て問題無いです。 ・コメント等頂けると大変、制作の励みになります。 ・SF空想科学ジャンル日間ランキング3位、週間ランキング9位に上がれた事に、読者様より頂いた沢山の応援に心よりお礼申し上げます。 ※7/3お知らせ、3ヶ月間大変お待たせしてます。急に伸びてランキングに乗ったりして驚いてるのですが、ともかくご期待に応えなければという思いもありまして急いで続きを書きはじめております。 ※Xアカウント(@nao_metal_huma)で作成中グラフィックや今後、登場予定グラフィックを公開しています。

　ラインフィールド王国の空は今日も澄み渡っていた。その青空の下、私は魔法学園の制服に身を包み、足を校舎へと進める。 　私は王国貴族の名門――エーレンバーグ公爵家の長女、クリスティーナ・エーレンバーグ。高慢な性格ゆえ、多くの人々に嫌わているが、この地位は現世の私が為そうとしていることには好都合だ。 　前世の私は、ひとつの選択を誤った。その過ちが、やがて王国全土を呑み込む破滅の連鎖を呼び、私は悔恨に苛まれたまま、殺害されて最期を迎えた。あの時の地下牢の冷たさや胸を締めつける痛みを、今も鮮やかに覚えている。 「今度こそ、絶対に間違えない。……いいえ、彼女に間違いを犯させはしない」 　その誓いは、私の魂を再びこの世へと呼び戻した。 　百年に一度現れるという聖女と、運命を分かつある人物をめぐる、私のやり直しの物語が、今まさに幕を開ける──。

題名は無視でお願いします（なろう＆カクヨムに寄せたpv対策戦略です）。 内容はばりばりガチ。 本来の題名は『8964リターンズ　天安門異聞』です。 なろう慣れしていない人は第一章から読んだほうがすんなり入れます。 --- ＜あらすじ＞ 　五徹も平気の強靭体質をブラック労働にしか使わないサラリーマン・高田翔平。 　中国女子外交官のアイスは、「日本一ブラックな会社員の監視」という懲罰任務を課され、今日も翔平を尾行する。 　ある日。謎のサイバーテロで東京は大混乱。戦闘用ドローンの乱射を受け、翔平はアイスをかばい斃れる。中国製ＥＶ車やファミレス配膳ロボも続々と暴走、犠牲者は200人以上。 　陰謀の主体は、華人系サイバーテック軍閥、新中華界域。それを率いるのは──。 　六四天安門事件、サイバーテロ、人体特異効能、中華軍閥……。登場するギミックは「実在する」ものだけ。本職の中国ライターが「ただの趣味」で執筆する、究極の中華サイバーパンク・ディストピア伝奇サスペンス。 --- ＜作中年表＞ 1989年6月4日　　六四天安門事件、勃発 2027年6月4日　　東京都内で６・４テロ発生、200人以上が死亡 2028年某月某日　　中国全土で批日討奸大群衆行動、勃発 2028年6月4日　　新時代六四天安門事件、勃発 2028年10月1日　　中華人民共和国、国家再編宣言… --- ＜主要登場人物＞ アイス（白希冰）　：中国大使館窓際外交官。没落した共産貴族のお姫さま。左遷の末、翔平の監視という無意味な懲罰任務を押し付けられ…？ 高田（高）翔平　　：謎の多い身体能力と、軽薄な性格を持つ主人公。北京生まれ日本育ち。幼少期、天安門事件の夜に発生した謎の殺人事件から生還。 王昊天　　：①天安門事件の夜に翔平の両親を殺害し、相討ちで死亡した暗殺者。　②作中年齢38歳。ミャンマー東部の中華サイバー軍閥「新中華界域」を率いる謎多き魔王。 シーラ（諸葛詩月）　　：狂気の天才ハッカー、テックの魔道士「LUNA」。12歳でMENSAを出禁になる頭脳、台湾のオーガスト・タンを上回るITスキルを持ちながら、能力を「世界をおもちゃにする」ことにしか使わない。 --- ※作者は中国ライター・ノンフィクション作家の安田峰俊です。 ※カクヨムにも同内容を投稿しています。

16歳、職業：殺し屋。 高校I年生の藤沢貝は、女子高生でありながら、国家非公認の殺し屋として生きている。 次の依頼は———多田総。 その名は父親と慕っていた人だった。 彼はかつての2017年に発生した武蔵野市殺害事件と関わりがあり‥‥？ けれど、彼は本当の父親ではない。 血の繋がらないその父親が、なぜ今、標的として浮かび上がったのか。 調査を進めるうち、“父”の過去が明らかになっていく。 「私は本当に、あの人を父親と呼んでいたの？」 記憶。嘘。憎しみ。そして、かすかな愛情。 少女が銃を向ける先にあるのは、真実か、それとも──。 この作品はフィクションです。 実在の人物や団体等などとは関係ありません。

【武人令嬢、婚約破棄から愛妾探偵へ】 舞踏会で突然の婚約破棄、からの拉致と殺害未遂。社交界からサバイバルへ直行したアンドレアさんは、王宮に匿われることに。 彼女を拾った宮廷勤めのベネディックさんは“厄介事には近寄りたくない”派。それなのに、気づけば陰謀案件にガッツリ巻き込まれてしまいました。 彼の主人、第二王子のクロードさんは、優しいけれどNOが言えないお人よし。アンドレアさんを守るつもりが彼女の強気に押され気味です。 第二幕からは新キャラ登場。宮廷の人間模様はよりカオs……賑やかに。 婚約破棄から始まった宮廷内の怪しい動き。アンドレアさんは王子と“ホワイトな愛妾契約”を結びます。その関係の中で、恋する乙女を必死に演じる令嬢と、恋に溺れないようにもがく王子。二人の見当違いな解釈は、おかしなほどに正しく噛み合い、物語の歯車は回ります。 想定外の役回りと、想定内には収まらない人間関係を抱えて、武人系愛妾探偵が黒幕狩りにいざ出陣！

その秋の夜。俺は彼女に殺された――。 生まれながらにして宿した殺人衝動に苦悩する少年、夜月琉倭。理性と本能の狭間で揺れる琉倭は愛用の凶器を片手に、夜の街を徘徊する日々を送っていた。連続猟奇殺人事件による刺殺体。自身を戒めるための自傷行為。衝動を強制的に遮断させるオーバードーズ……。しかし、これらあらゆる手段は問題の先送りでしかなく、積りに積もった衝動の果てにどうしようもなくなった琉倭は、巷を騒がしている連続猟奇殺人鬼の殺害を決意する。 だが、その決意が彼の生活を非日常へと変えさせる。陰と陽。昼と夜。生と死。現世とあの世。何もかも曖昧な境界線に立つ少年が見た非日常の世界とは……。