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作者:ジュウシマツ/作品情報/Nコード:N6407GU
完結済 (全5エピソード) |
支那事変の前線にいた竹田宮恒徳王大尉は、異動を命じられ、東京に戻りました。新任地は参謀本部歴史編纂部です。任務は、支那事変の戦史を編纂することです。支那事変が始まってすでに二年以上が経過しており、参謀本部は戦史編纂にとりかかっていました。
竹田宮大尉は、机上に積み上げられた資料の山を渉猟し、事実関係を整理し、関係者の証言を聞きました。そうするうちに重要なことに気づきます。
(わが陸軍には統帥上の欠点があるのではないか)
支那事変の当初、陸軍は支那事変を拡大させないことを基本方針としていました。にもかかわらず、支那の戦線はドンドン拡大し、いまや日露戦争に数十倍する大戦争になっています。
(なぜだ。なぜそうなったのか)
そこにこそ最高統帥上の問題があると竹田宮大尉は思いました。ひとり竹田宮大尉にとどまらず、この問題は陸軍共通の疑問と言ってよいものでした。竹田宮大尉は、つよい問題意識とともに戦史編纂の作業を進めていきます。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 史実 竹田宮恒徳王 石原莞爾 香月清司 河辺虎四郎 支那事変 最終更新日:2021/02/25 03:53 読了時間:約106分(52,646文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 20 pt ブックマーク: 5件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 10 pt |
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