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作者:フランシスコ・ドヤ(覺 土屋)/作品情報/Nコード:N4531KC
完結済 (全12エピソード) |
諸説あるが此れが本物で有る。
いつの時代でも天才は居る。
しかし、時の天才でも時代が受け入れなければ、人を化かす異端者・狂人(癲狂者)と言われ長く『変人、奇人』扱いされた。時にはソレがもとで意見が合わず(バカにされ)、喧嘩や中には人を殺(アヤ)めてしまう者も居た。
江戸は日本橋小伝馬町獄舎(牢屋敷)の隣に、「癲狂養生所」と謂う 「心の病(奇人・変人も入る)」 を背負った罪人達が入る奇妙な「囲い屋敷(獄舎)」が在った。
罪人と言っても、
「生来、気がふれている者(剛狂者)が犯す罪」
と
「何かのはずみで気がふれてしまった者(柔狂者)が犯してしまう罪」
とがある。
この牢獄は西と東の二つの獄舎に分かれていた。
西獄舎は「い組獄舎(剛狂者)」、東獄舎は「ろ組獄舎(柔狂者)」となっていた。
ここの罪人(収容者)達は、罪の大小に関わらず、処刑、処罰は留め置きとされていた。
知人を殺傷してしまった平賀源内(貧家銭内)は、「ろ組獄舎」 の七番札の牢部屋に入って居た。
奇妙な事に「ろ組獄舎」 の罪人は医師の承諾を得れば、いたって外出等は自由であった。
逃亡しても銭は無いし遠くには行けない。語る(話しをする)と民衆から『気狂い』扱いされ相手にされず、せいぜい野垂れ死にするのが関の山だと思っていたからであろう。「だから」と言ってしまえばそれまでだが、この手の罪人は行方をくらましても三日もすると腹が減って、またこの牢部屋に戻って居た。
この作品は、この牢獄で他界した「平賀源内(貧家銭内)」と云う希代まれなる「不世出の天才」の養生生活を描いたドラマである。
では、どうぞ。
この作品は、著作権を放棄したものではありません。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2025/02/28 18:36 読了時間:約60分(29,752文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:蔵人藻袮/作品情報/Nコード:N1011GS
短編 |
1657年、のちに振袖火事とも言われることとなる、明暦の大火が発生する。
牢屋敷の中では、立ち向かってくる火に抗うこともできない、罪人たちがいた。
役人、和田が下した決断とは。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 時代小説 江戸 近世 火事 牢屋敷 最終更新日:2021/01/04 00:00 読了時間:約2分(977文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:もりおりさかな/作品情報/Nコード:N7594BR
連載中 (全23エピソード) |
本所緑町に住むお鈴は見知りの男に襲われかけたところを妖怪に助けられた。その妖怪曰く、本来優しい性質の男がこのようなことをしでかしたのは妖怪が憑いたせいらしい。
どうにかして牢屋敷に入れられてしまった男を助けられないものかとお鈴は思案するが、無為無策のまま日々が過ぎていく。そんな中、兄である宗次郎に妖怪のことを知られてしまう。
だがそこからことは動き始め、また新たな出来事をも呼び寄せる……
『およずれごと』とは『妖言』――人を迷わす妖しい言葉
※不定期更新 ※他サイトにも掲載
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 時代小説 江戸時代 妖怪 町人/庶民 最終更新日:2018/06/17 21:36 読了時間:約259分(129,052文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 12 pt |
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