猫を助けようとトラックに轢かれた瞬間、大学生のサラは異世界召喚される。魔法陣の中で息絶えて幽霊になり、猫の姿をした悪魔ジゼルとの血の契約が成立していた。そこはサラが知っている小説『回帰した悪女はお兄様に恋をする』の中の世界。推しキャラの魔塔主ノードには幽霊になったあたしが見えていた。しかも触れるらしい。 幽霊異世界ライフは恋と陰謀と世界の変異! 幽霊サラは皇女ナリッサの悪女化を阻止して災厄を回避できる？ 第一章【異世界召喚＆麻薬事件編】 番外編【奴隷商から逃げた獣人が花街を逃走中の皇太子と出会った件について】 第二章【デビュタントと悪女の出生の秘密編】 番外編【魔獣狩りが趣味の獣人令嬢は政略結婚を迫られたので騎士団に入ることにしました】 番外編【リンドバーグ子爵令息、婚約破棄される】 第三章【獣人狩りと大公の陰謀編】 番外編【氷壁の小侯爵と隻腕令嬢の契約結婚】 番外編【離婚間近の皇太子妃は今夜も獣人騎士を悩ませる】 番外編【黒猫姫エリアーナとゾボルザックの闇の森】 第四章【亡国イブナリアの因縁 前編〜悪女と聖女は一心同体〜】 　　　【亡国イブナリアの因縁 後編〜二百年の闇と光〜】 ※本編の途中に挟まる【番外編】は本編未読でも独立した短編としてお読みいただけます ※エブリスタ、カクヨムにも掲載 (エブリスタにはページ分割版も公開しています※1ページ500字程度) ※設定に変更があった場合など活動報告欄で修正報告を行っています

　黒猫姫エリアーナは闇の森制圧のためのゾボルザック駐屯地で暮らす獣人奴隷。彼女は獣人奴隷の敵である魔術師の一人、イヌエンジュが気になっていた。 　駐屯地の閉鎖が目前に迫ったある夜、魔術師のタカイラがエリアーナに手を出そうとする。タカイラはエリアーナの父親である師令官に斬られるが、それは上級魔術師ラフリクスの暴走を招いた。 　闇の森探索に乗じてラフリクスが企んだのは師令官殺害と駐屯地への奇襲。小心者イヌエンジュはその計画に巻き込まれ、裏をかこうとしたエリアーナはラフリクスと二人で対峙することになったが――。 　黒猫姫エリアーナ、小心者魔術師イヌエンジュ、闇属性の魔剣士ネヴィル、エリアーナ大好き獅子獣人グレン、軽いノリの馬獣人レニー。彼らはラフリクスの手から獣人奴隷と駐屯地を守ることができるのか。 　黒猫姫の恋と成長とバトルの物語。 ・・・・・・・ ★本作は『巻き添えで召喚された直後に死亡したので幽霊として生きて(？)いきます』内に収録した番外編です。本編未読でもお読みいただけます。本編読書中の場合【獣人狩りと大公の陰謀編】の後に読むのがおススメ ※エブリスタ、カクヨムでも公開中（カクヨムでは『巻き添えで召喚された直後に死亡したので幽霊として生きて(？)いきます』の中に収録しています）

　グブリア帝国唯一の魔術家門ウィリアムズ家の娘シャーロットには魔力がなく、離れで軟禁生活を送っていたが十六歳の誕生日に家出する。目指したのは世界樹跡地の氷壁。その途中で毒を持つ獣に襲われた。 「おい、女。そのままだとおまえ死ぬぞ」 　毒に侵されたシャーロットの腕を斬り落としたのは氷壁の小侯爵と呼ばれるザカリー・クラウス。ザカリーが左腕を失ったシャーロットに持ちかけたのは、クラウス侯爵家の跡継ぎである彼との結婚だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ★本作は『巻き添えで召喚された直後に死亡したので幽霊として生きて(？)いきます』内に収録した番外編です。本編未読でもお読みいただけます。本編読書中の場合【獣人狩りと大公の陰謀編】の後に読むのがおススメ ※エブリスタ、カクヨムでも公開中（カクヨムでは『巻き添えで召喚された直後に死亡したので幽霊として生きて(？)いきます』の中に収録しています）

《ユグレシア》 魔法が存在した時代に大陸西端に存在した地方の名称。または、それが存在していた時代のこと。 科学と魔法が融合し、多様な文化を形成していた。 現代科学の基礎はこの時代に形成され、また、魔法の衰退もこの時代に始まった。 純血（ピューリア）のみならず、獣人（ビスティア）など多様な種族がいたと言われている。 当時は純血至上主義（ピューリアート）が強く、迫害や差別が多かった。 魔女狩り、獣人狩りに代表されるのような非人道的な行為も平然と行われた。 ――――――――――――――――――――――― これはユグレシアでのおはなし。 誰もが幸せに生きていた。 誰もが不幸せに生きていた。 そんな時代の人々のおはなし。

獣人狩りが施行されて9年。迫害を逃れ生き別れた半獣の兄弟はそれぞれの道を歩んでいた。 弟は人間の下で暮らし、兄は野良として地区の群れを率いる。 二人が出会ったところから、物語は始まる

男であるが故に忌み子とされた孤独な魔女の少年イツキと獣人という種族であるが故に人から蔑まれ生きて来た少女カナタ。 そんな2人の出会いは偶然か必然か ＊この小説は現在同時進行で書いている 『人魚の涙〜meamaid tia〜』の過去編(何百年か前)になっております そちらを見なくても分かるようには書いておりますがそちらを見るとより楽しめるかと思いますw 後『天使と悪魔と黙示録』の登場人物が出たり出なかったりしますw←これは思いつきで書いてるので本当に出ないかも知れませんww

十六世紀。ひとりの背教者がヴァチカン市国の地下最深部から奪い去った禁忌の呪物「ライカンスロープの心臓」をめぐって、世界最大宗教・カトリックと《月に吠える獣の軍団》の、知られざる戦争の幕は開いた──。　そして現代。四世紀の長きに渡って一族を縛り続ける獣人狩りの宿命と、世界史の陰で続く人間と獣人の果てしない暗闘を終わらせるため、名誉と栄光なき苛烈な戦いに踏み込んでゆくのは、ヴァチカン特設・武装エクソシスト兵団のトップ・ハンターである二人の少女たち────。 ●この小説は、ガチッとしたものを読みたい方に向いています。