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作者:睦月計時/作品情報/Nコード:N9882DJ
短編 |
佐藤春夫さんの著書『田園の憂欝』を読んで印象に残ったセリフ
『私は、呻吟の世界でひとり住んで居た。私の霊は澱み腐れた潮であつた』
が強く印象に残り書きました。
なろうらしくない作品だと思います。
◇◇◇
ウェルナー症候群に罹った私は、親と繋がりの深い老人ホームに入れられた。
親に捨てられた私は老人ホームでの生活を始める。
そこでは優しい人ばかりだったが、自分がまだ一七歳だと思うと「ここにいるべきでない」としか考えられなくなっていった。
私はついに老人ホームから逃げ出した。
《こちら広報とよはしです。豊橋警察署から行方不明者のお知らせがあります。××町の篝雄介さん、一七歳の男性が、本日午後一時頃から行方不明となっています。特徴は、身長一四八センチ、やせ型、白髪混じりで、白いプリントTシャツ、青のGパンを身に着けており、腰には白黒のチェックシャツが巻いてあります。見かけた方は、最寄りの警察署までご連絡下さい。》
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 青春 男主人公 シリアス 現代 ホラー要素あり 神隠し? ウェルナー症候群 田園の憂欝 豊橋 東岡崎 名古屋 岐阜 鉄道 自殺願望 最終更新日:2016/07/04 00:42 読了時間:約12分(5,658文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 145 pt ブックマーク: 13件 評価人数: 15 人 評価ポイント: 119 pt |
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