――その女は、金属バットを手に降臨した―― 　最初の犠牲者は、魔王だった。凶器はタカシ君の金属バット。 異世界へと召喚されてしまった絵麻さんは、思う……「やっべ、どうしよ！？」。 　――これは、うっかり事故で魔王を撲殺してしまった絵麻さんと、そんな絵麻さんに背後霊よろしくサポートキャラ状態で同行する魔王の瀧本さんが、瀧本さんの復活をかけて世界樹(の、樹液)を手に入れるべく駆け抜けた冒険？？？のお話。一週間という限られた時間内に、二人は無事に世界樹(の、樹液)を手に入れることが出来るのか！？ そしてタカシ君の金属バットはナニをどれだけ撲殺してしまうのか！ 魔王を撲殺したことを皮切りに、絵麻さんの武勇伝(事故)が始まった……。 (こちら、既に一度『小林晴幸のネタ放流場』に出した内容を連載にしたものになります。第一話はネタ放流場に投稿したものと全く同じです。撲殺はじめ暴力表現と流血表現が毎回のように出て来る予定なので、年齢制限はR15ってことにしています。)追記：不定期投稿の予定です。 ☆本編完結しました。現在、番外編ということで蛇足展開中です。

やってはいけないことだろうけど、ヒマに任せて考えてみたら、こうなった。

神様だからって気軽にホイホイ他の神様の世界から自分の世界へ、魂をひょいっと転送させて良いわけではない。 魂の異世界転送は神様であっても、沢山の書類を書き、然るべき機関の許可を貰わないと行えない。 つまりはかなーり面倒臭いのだ。 そんな面倒臭い異世界転送を代わりに行ってくれる事務所が世界と世界の狭間の森にあった。 ユジン＝ナッカ異世界転送事務所。 エルベ＝ゴルゼスタ＝ハルトは記憶喪失の状態で3回異世界召喚され、記憶所持のまま2回異世界転生をした後、とある事情でどこの異世界からもお尋ね者になってしまい、この事務所に拾われた。 所長はチート大好き万年中二病患者。先輩はいつも防護服に身をつつんだ引きこもりマッドサイエンティスト。同僚は異世界を股にかけたバイオレンスストーカー美少女。 奇人変人しかいない事務所で今日もまたエルベはわがままな注文をつけてくる神様たちのために魂を異世界召喚・転生させる。ほら、今もまた、神様がやって来たみたいだ。今回はどんな依頼かな。但し、非合法だけどねっ！