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作者:筬群万旗/作品情報/Nコード:N0354BZ
完結済 (全18エピソード) |
此の文章は一九○八年、ルブランシュ大学の学会誌「考古学年報("la Revue Annuelle de l'Archeologie", vol.56)」に掲載された至極短い発掘記「スウ・クツク遺跡群発掘記("la Fouille de Seu-Couque")」を日本語に翻訳した物で在る。彼の発掘記は学者のものとは思えぬやうな非科学的な代物で在り、掲載を許した大学と史学科は轟々たる非難に晒されたものゝ焚書を免れ今も仏蘭西各地の大学図書館の奥地で埃を被つてゐる。
處が、其のまゝ埃を被せてゐれば世の平穏も守られたものを態々埃を掃って訳者の下に持つて来た筋金入りの物好きがゐた。地方国立大に勤める訳者の友人である。留学中に彼の学会誌を見出した彼は此れを大層面白がり、此れを日本に広めてやる巧い手は無い物かと、斯う考えたのだ。
其の内容は訳者に取つても俄かには信じ難い物で在つたが、己の職分に従ひ、原文に忠実な翻訳を心掛けた。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異類婚姻譚 伝奇 時代小説 怪談 疑似回想録 神殿 竜 発掘記 神話 民俗学 東南アジア 密林 考古学 最終更新日:2014/05/13 18:53 読了時間:約41分(20,102文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 147 pt ブックマーク: 29件 評価人数: 11 人 評価ポイント: 89 pt |
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