最愛の妹が、王によって奪われた。 ただそれだけで、すべてが壊れた。 殺され、目を覚ますと――そこは同じ日の朝。 訳も分からぬまま繰り返す時間。 死ねば終わる。ただし、その“日”までは。 逃げても、叫んでも、誰も助けてはくれない。 それでも、何度でも立ち上がる。 たった一人を救うために。 歴史に名を刻まれることなく、英雄と呼ばれることもなく。 これは、誰にも知られない青年の物語。 世界の理を超えて、抗い続けた記録に残らない英雄の戦い。

「トイレの花子さん？　もちろん、知っているとも」 とある高校にある新聞部。所属生徒はにっこり笑顔の一年生に、目つきの悪い無愛想な部長の二人だけ。 彼女たちの元には、今日も様々な怪奇現象の相談が持ち込まれる。 遊びたがりの花子さん、魂を喰らう幼い子供、何にも写らなかった写真、繰り返す時間の中から出られない女性、時を戻す方法を求める女子高生──。 「どんな話も聞いてあげるとも。解決を求めるのならそれにも応えてあげようじゃないか！　……もちろん、お金は払ってもらうけどね？」 この作品はpixiv、カクヨムにも掲載しています。 不定期更新です。

少年に突然訪れたタームリープ現象 タイムリープした先は他人の頭？ 時空世界と現実世界を行き来し繰り返す時間の中 徐々に明らかになっていく少年の血脈と使命 必要に迫られる選択肢、その先にはいったいどんな結末が・・・ ※初投稿作品にて、不備多きこと許されたし ※この作品は他サイトにも掲載予定

「世界最強猫と私」に続く後半の物語。 繰り返す時間の檻の中で、再スタートを切ったヒロイン片瀬恭子は、巻き戻った世界の中で再びミースケとの再会を果たす。 前回のタイムリープで悲惨な結末を目にした恭子は気の置けないモフモフたちの力を借りて、待ち受ける運命に必死に抗おうとする。 謎めいた第三の猫。少女に恋する少年の真の姿。ひた隠しにされていた真実。すべての謎が解き明かされていく中で、変わることなくモフモフに無償の愛情を少女は注ぎ続ける。 おしゃべりで、お節介で、やたらと可愛い最強の猫との冒険がここに完結する。

『王子を墜とせ』 謎の言葉と共に何度も同じ朝に戻され、同じ時間の中を生き続ける令嬢のシルビア。 繰り返す時間と試行錯誤の末、シルビアはこの不可解な現象を止める方法を見出だす。 「王子が私に惚れれば良いんだ！」 王子マキアスを墜とすためシルビアはあの手この手で彼の好感度を上げて告白するが全て失敗に終わる。 そしてついに我慢の限界を迎えたシルビアは鞭を手に取り微笑むのだった。 「た～っぷり可愛がってあげる」

昼も過ぎた午後、一人の学生が学校へと続く道を走っている。彼の名は上田和也、近所の大学に通う二年生の最近の悩みは［夢］の存在だ。 単に夢と片付けるには余りにリアル、かつ現実世界と整合性の取れないこの現象に悩まされていた。そこで山野辺教授に相談するが、別の大学の萩原教授を紹介される。 高校から付き合っている天野千歳とその教授の元を訪ねて相談すると、平行世界との時間軸のもつれでは？　と言われる。 彼は過去を視る能力を持っているのだが、それが関係しているかも知れないとの事。 話を整理するために寄った喫茶店で千歳と襟坂恵美との記憶が入れ替わっている事に気付いた。 そして和也はまた時間遡行をする事になる……

三年になり今日も遅刻寸前な上田和也は、尾澤晴樹らと登校する。 時間とともに門が閉められ各々に明暗が分かれる中、閉められた門を軽々と乗り越えていく女子生徒がいた。 天野千歳というその子は、皆とは部活も学年も同じ間柄である。放課後、和也は部活に顔を出すが、人間関係で悩んでいた。 その事を千歳にも相談したが、彼は答えに満足出来ない。そんな中、襟坂恵美に「一緒に帰らないか」と声をかけられるが、なんと自分の携帯番号から電話がきて事故を回避するよう言われる。 半信半疑で帰宅途中、恵美に告白された帰り道で実際に事故に会う。 何とか無事に回避するが記憶を失う。 事故の悪い噂話が出回り、友人関係に決定的な亀裂が入る。和也が噂の出所を探ると、岩瀬達弘が「自分がやった」と話す。 問い詰めても彼の説明では納得がいかない。 これ以上は無駄、と早々に立ち去るとそこに千歳がいた。 そして和也たちは何度も事故に遭遇する事になるのだが……

異世界を舞台に、お兄ちゃん大好きな妹が奮闘する物語。 〈第１章〉幼少期 学園都市エカテリンブルに住むアウレリウス一家は、騎士団長の父と同団長補佐の母、それに年子の兄と双子の妹の大家族。本作の主人公リルは４兄弟の末っ子で、双子の姉のモカが大好き。でもそのモカは長兄オッティが大好き。姉の気を引くためリルはオッティへの嫉妬のあまり、「悪魔の契約」に手を染めてしまう。そして…。 〈第２章〉王立魔法騎士学園 王立魔法騎士学園に入学したリルは、人見知りな性格と悪魔の力が災いして、「謎のクラスメート」と呼ばれ、都市伝説のような扱いを受けていた。 〈第３章〉準騎士見習い モカはついに念願の「最強の魔導従士」、オッティのマーカス・オブ・ザ・ヘルとリルのデモン・サーヴァントが合体して誕生するパンデモニウムを完成させた。その時を見計らっていたかのように、魔の森から襲来する未知の黒竜の群れ。リルは、オッティとともにパンデモニウムで黒竜討伐に出撃するが…。 〈第４章〉魔界召喚 黒竜事件を無事解決したのも束の間。ある日突然、人間のリルと悪魔のリルが分裂させられ、人間のリルは魔界パンデモニウムに引きずり込まれてしまった。目を覚ましたリルの前にいたのは、不死なる竜の王を名乗る、巨大な黒竜だった。 〈第５章〉お兄ちゃんの結婚 無事魔界から帰還したリルを待っていたのは、第２次黒竜事件を経て、平穏を取り戻した日常だった。そんな中、突然オッティのお見合い話が飛び込んできて、お兄ちゃんが大好きなリルとモカの双子はパニックに…。 〈第６章〉銀嶺騎士団、新生 オッティとユフィが結婚し、更にエルからオッティへと騎士団長の交代が、計画されていた。そんな中、ついにユフィの妊娠が発覚し…。 〈第７章〉繰り返す時間 オッティの子、トーマとサラが成長し、銀嶺騎士団の後継者となる中、リルは、ぐうたら。ヒロインなのにそれでいいのか。 〈第８章〉緑の道 騎士団を引退し、緑の道に建設されたオクタの街に移住したリルたち。のんびり田舎暮らしを満喫するが、やがて時は流れ、避けられない別れが訪れる…。 リアルロボット系異世界ダークファンタジー第１幕。

それは何でもない日常の延長の筈だった。 いつものように朝起きて、いつものように会社にいって、何事もなく一日を終え明日を迎える筈が……。 七月十一日という日に閉じ込められた二人の男と一人の女。 サトウヒロシはこの事態の打開を図り足掻くが、世界はどんどん嫌な方向へと狂っていく。サトウヒロシはこの異常な状況から無事抜け出せるのか？ サトウヒロシシリーズの六作目の新作です。 （シリーズといっても、前の話とまったく関係なく単体の物語です。サトウヒロシという名前の男が不条理な状況に陥るという事だけが共通のシリーズがサトウヒロシシリーズとなっています）　 アルファポリスさんの方でも公開しております。

一万年後、人であることを捨てた未来人 その後の不幸により地球上で唯一生き残る事になったそれはいわゆる高次元生命体 さらに900万年以上の時を経た時、それは至高の存在へと進化していた とは言え孤独の存在でもある為どうしようもなく暇な日々 いつしか自分たちの歴史を振り返り、人間らしさとは何か、いつの時代が一番人間らしかったのか必死で想像するに至っていた そして些細な悪戯心から創造しようと決める、新たな人類史を しかし時空を超える際、融合以前の二つの存在へと戻されてしまいます 救いは情報体であったこと、分け隔てなく綺麗に二等分された結果それは双子の情報体 時は西暦の始まるころ 双子のうち、人間由来の方は時代を創造するため早速動きます 我が身の一部を世界へ撒き散らしたのです 受け取れるのは親和性のある人間だけ 遺伝子へ定着するには100回の生を繰り返す時間が必要であり舞台は2000年以上先へと移ります そこは起こるべくして起きる科学のビッグバンを間近に控えた時代です 機械化により旧時代で人手を必要とされた職業の失われゆく世界 国庫が潤う一方、国家間の覇権争いが熾烈化し、その影響で先進国ほど人口の急増する時代でもありました 世界人口は200億を超え人々は居住スペースを上へ、下へと広げ暮らしているのです ある日、世界のパワーバランスをかつてない程に大きく揺るがす事件、科学のビッグバンが何の前触れもなく起きます 突然に、そしてひっそりと現れた特異点型コンピュータ、その名はコンテウス コンテウスが超小型の虫型ロボット兵器を誕生させ 科学のビッグバンが成された事を世界の覇権者達に知らしめたのです コンテウス属するコミュニティは砂漠を材料にして巨大な人口島、アーク島を太平洋に創り、 そこを拠点に世界をリードしていきます 新秩序時代が始まってから百数十年後、主人公の一人である15歳の少年、ハヤトがアーク島へ迎え入れられ暮らし始めます （実際の物語はこの場面からスタート、ここまでの話は作中に順不同で挟みます） 職業はゲーマー公務員（用意された仮想空間でウオーゲームに参加する事が任務） 当初は、他国と掛け離れたアーク島の科学水準に戸惑いますが徐々に慣れ パートナーであるウスコと共にウオーゲームで活躍をしてゆく展開です

自分が生きている場所に、あえて名前を付けるなら。 それは　回廊の中 繰り返す時間の中に、居る自分。

――彼女の死とともに世界は幕をおろした。 公安部に所属していた夏目志乃は自らの命を絶った。 しかし死んだはずの意識はそのままに高校一年の誕生日の前日に時間が巻き戻ってしまう。 ふたたび繰り返す時間の中で、以前との些細な違いが次第に大きな変化を生み出していく。 友人との関係、家族との関係。 知らなかったのか知ろうとしなかったのか、今まで見えていなかったはずの問題が目に見えるものとして浮上する。そして彼女はかつては目を背けていた物事に立ち向かう覚悟をする。 なぜ、以前、死ななくてはならなかったのか。 死の間際まで追っていた謎の解明と、消せない後悔。 巻き戻ってしまったのは偶然か必然か。後悔をなくすために奮闘する彼女のヒューマンストーリー。 ※現在、追及編です。 ※テーマは家族愛、友愛、慈愛、人間らしさ。 この作品はほかサイトにも掲載しています。

一見してみれば、普通の日常を送っているように見える普通の男子中学生、春夏秋冬 柚季《ひととせ ゆずき》、この物語の主人公である彼は、特徴がないことが特徴と自身でも認めているようなどこにでもいる、本当に普通の中学生だ。 しかし、一つだけ、人とは全く異なる完全に普通とは呼べない事情を彼は抱えている。 それはタイムリープの能力。 繰り返す時間の中で、彼の想いはひとつだけ。

夢なのか、現実なのかどっちなんだ？ 夢と全く同じ事が目の前で起きている。もしかしてタイムリープしてるのか？ もし、夢と同じなら幼馴染のあいつも俺も死んでしまう。 互いに両想いだってわかった日に死ぬなんて御免だ！ 何として回避してやる！ ※アルファポリス様、カクヨム様でも公開

記憶をなくした少年、近衛三霧は駅のホームで飛び込み自殺を目撃する。 自殺をしたのは顔の違う自分自身であった。 そして図書準備室に呼び出された近衛三霧は、八重樫エリアナという松葉杖をついた少女に「近い将来、お前は発狂する」と言われる。 一定時間を経過すると狂死する近衛三霧。 繰り返す時間の中で彼を生かすことが「手足」と呼ばれる少女たちの役割であった。 彼と五人の少女たちがおりなすループストーリー。 化身と呼ばれる少女、ヨモツヘグイ、ヒモロギノキミ、神おろし。 交錯する因果、すべての布石を回収した後に衝撃のラストシーンが訪れる。 美少女ゲームの構造であるマルチエンディングを下敷きにしつつ、登場人物各自の視点から描いた、運命の物語である。

　俺には秘密がある。死ぬと過去に戻る、つまりタイムリープするのだ。 　ついでに俺の彼女が死んでもタイムリープする。 「うおおお今度は生き延びたと思ったのに！」 「ごめんシュウくん、トラックに轢かれた！」 　何度も何度も繰り返す時間の中で、もはや熟年夫婦を越えた付き合いの俺達は今日もループを抜けるたびに奮闘する。 「あ、トラック避けたら近所のおっちゃんに突っ込んだ！」 「よし、死んでやり直そう」 　奮闘してるよ、本当だよ！ ※タイトルの漢字は周ではないかとご指摘をいただいていますが、このままでいきます。

繰り返す時間の中でセリアが目指す結末はどうなるのだろか？

世界は何度も同じ時間を繰り返している。 僕がそう気が付いた頃には世界は終わりを迎えようとしていた。 繰り返す時間の中で真実を探し続ける－ただの青春譚