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作者:平手武蔵/作品情報/Nコード:N8218KS
連載中 (全10エピソード) |
その質問に「ᕫ」が答えた時、あなたの現実は書き換わる。
フリーライターの田中聡は、ネットのQ&Aサイトで、どんな曖昧な質問にも完璧な回答をする謎の存在「ᕫ」に出会う。彼が子供の頃に聞いた、おぼろげな歌の記憶。その質問に対し、ᕫは歌詞にはないバックコーラスのフレーズまで正確に指摘してみせた。その人知を超えた精度に魅入られた田中は、個人的な調査を開始する。
しかし、調査を進めるうち、彼は戦慄すべき事実に直面する。ᕫは、存在しないはずの歌を現実に出現させ、他人の思い出のレシピノートや卒園アルバムを修正するなど、人々の記憶にある「空白」を埋めることで現実そのものを書き換える怪異だったのだ。この現象をネットで告発しても、誰にも信じてもらえない。
田中は、一連の現象が古典怪談『耳なし芳一』の構造――記録という経文の、書かれていない一部分を狙われる――と酷似していることに気づく。この突飛な仮説を検証すべく、認知科学の権威である加藤教授の元を訪ねるが、唯一の協力者であったはずの教授までもが、目の前で記憶を改竄され、不気味な観察者へと変貌してしまう。
完全に孤立無援となった田中は、自らの記憶にも、幼馴染との会話で触れることすらタブーとされる、致命的な「空白」があることを突きつけられる。それは、彼が心を守るために、意図的に忘れていた「罪」の記憶だった。自分自身がᕫの標的だと確信した彼は、狂気と絶望の淵で、自らの存在証明をPCに書き連ねる最後の抵抗を試みた上で、全ての答えを知るであろう存在に、最後の問いを投げかける。
これは、一人の男がネットの怪異に魅入られ、自らの「忘れた罪」と対峙し、そして存在そのものを喰われた、最後の記録である。
※この物語はフィクションです。登場する人物、団体、名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。また、虚構設定の創出に生成AIを使用しています。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: ネトコン13 シリアス 男主人公 現代 ネトコン13感想 モキュメンタリー サイコホラー 怪異 Yahoo!知恵袋 オノマトペクイズ 耳なし芳一 最終更新日:2025/07/11 17:50 読了時間:約35分(17,371文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:2328_syuteos_2327/作品情報/Nコード:N8346HZ
短編 |
昔話の『さんまいのおふだ』をアレンジした続編です。山姥に殺されかけたものの生還した小僧が成長し、新たに出現した二代目の山姥と戦い、やがて彼女との愛を育みます。あ、彼女というのは山姥です。つまり小僧は、自分を食おうと追いかけてきた山姥に対し、密かな慕情を抱いて大きくなったのでした……と書いてみましたが本文中に、それらしい描写は一切ございません。あらすじを書いていて唐突に思い付きました。そのマゾヒスティックな心情を書き加えようかと思いましたが、字数ギリギリで無理でした。それを書くならば二代目山姥がヤマンバメイクを落として可憐な素顔を見せるシーンこそ追加すべきだと考えます。でも文字数の制限を超えてしまいますから不可能ですね。大幅に書き換えるのは面倒ですから、これで投稿致します。
残念に思うところは他にもございまして、美しくなったはずの山姥が再び山姥の見た目に戻ってしまった理由を書けなかったのは、心残りで悔しいです。ワンオペで育児していたら若さを失い元の山姥に戻ってしまった……みたいな記述を最後に入れたかったのですが、ここに書いておくことで良しと致します。
怪談の『耳なし芳一』的なラストでホラー締めもありかもしれません。しかし、それですと『牡丹灯籠』そのままになってしまいます。【おふだ】をテーマとして選ぶなら、多くの人が思い付くでしょうからね。でも『牡丹灯籠』だけでなく『さんまいのおふだ』も皆が考えつくような気がします。【おふだ】という言葉から浮かんでくる連想を生かすべきか、先入観を呼び起こすだけのレッテルとして頭から剥がすべきか、悩ましいところです。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 古典恋愛 伝奇 時代小説 ギャグ なろうラジオ大賞4 民話 昔話 三枚のおふだ おふだ さんまいのおふだ 最終更新日:2022/12/30 15:13 読了時間:約2分(959文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:工藤るう子/作品情報/Nコード:N3082HS
短編 |
『漫画日本昔話』にてかつてトラウマとなっていたものがどうやって解消されたのか。とまぁ固く描いてみましたが、軽いです。転載あり。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 怪談 昔話 トラウマ 日本 中世 衆道かもしれない? 最終更新日:2022/07/02 19:12 読了時間:約4分(1,505文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 66 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 7 人 評価ポイント: 62 pt |
作者:カズキ/作品情報/Nコード:N7433GQ
短編 |
国王に呼び出された側室アナスターシャ(15)先日のお茶会で他の妃たちを震え上がらせた件について、国王に問い詰められていた。
話して聞かせたほうが早いかな、と考えた彼女は友人から聞いたという怪談話を話し始めた。
これは、耳なし芳一をベースにしたお話です。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり ホラー ファンタジー 西洋 R15 最終更新日:2020/12/09 11:12 読了時間:約17分(8,488文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2,714 pt ブックマーク: 108件 評価人数: 280 人 評価ポイント: 2,498 pt |
作者:keikato/作品情報/Nコード:N2419EY
短編 |
怪談話「耳なし芳一」のパロディ。「もうひとつの昔話」シリーズの24話目です。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: パロディ ショートショート 昔話のパロディ 最終更新日:2018/08/15 06:14 読了時間:約3分(1,054文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 67 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 6 人 評価ポイント: 59 pt |
作者:yamayuri/作品情報/Nコード:N7019BS
完結済 (全9エピソード) |
クルトは黒い森と呼ばれる広大な森林の中にある小さな村に住むバイオリン奏者。貴族のサロンで演奏しながらいつか名を馳せることを夢見ている。彼は森の中の館で戦争に行った夫の帰りを待つローゼマリアという女性と出会い、恋に落ちる。もとは歌手であった彼女はクルトのバイオリンに合わせて歌うことを楽しみにしていた。
しかし黒い森に残虐な獣が現れ次々と人を襲う事件が発生する。クルトは危険な森からローゼマリアを救い出そうとするが……。
ドイツの黒い森(シュバルツバルト)をイメージした架空世界を舞台に、『耳なし芳一』物語をベースに創ったファンタジーホラーです。直接的な恐怖よりも、人間の情念や執念の恐ろしさ、愚かしさを描いた物語です。
※夏のホラー2013参加作品※
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 夏のホラー2013 中世ドイツ風 森 悪魔・魔物 バイオリン・音楽 貴族 狼・獣 最終更新日:2013/08/12 19:00 読了時間:約87分(43,495文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 1件 総合ポイント: 170 pt ブックマーク: 26件 評価人数: 13 人 評価ポイント: 118 pt |
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