作者:霜斗米すばる/作品情報/Nコード:N6950KN
連載中 (全9エピソード) |
予期せぬ時期に高校へ転校してきた真代未来は、学校に馴染めずにいた。
そんな彼女が夕暮れの中庭で出会ったのは、古びた石碑に腰かけた少女だった。
その出会いは、未来に安らぎを与えてくれた。そして未来もまた、彼女に安らぎを返そうと願った。
……けれど、そのすべてが“仕組まれたこと”だとしたら?
彼は語る。
「君の物語がそう定められているからだ」と。
これは、物語の終わりを拒んだ誰かと、
始まりを願った誰かが出会う、“再執筆”の記録。
与えられた役割の中で、自分だけの意味を探す者たちの、もう一つの物語。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・文化・団体とは一切関係ありません。
一部に伝承・風習をモチーフとした要素がありますが、創作としてお楽しみください。
本作は『君は記憶の石碑に座る 〜物語編〜』の続編にあたります。
ただし、物語編の“その後”ではなく、“物語の内側に潜むもう一つの視点”を描いた作品です。
前作を未読でも楽しめるよう構成しておりますので、どうぞお気軽にお読みください。
また、もし物語編も読んでいただける場合は以下からどうぞ。
https://ncode.syosetu.com/n9995km/
本編は大体書き終わっていますので毎日18時に投稿していきます。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス 学園 現代 青春 超能力 転生 最終更新日:2025/06/03 18:00 読了時間:約52分(25,884文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:鼈甲/作品情報/Nコード:N4021KH
連載中 (全13エピソード) |
・・・・・・リーン・・・・・・
週末の人で賑わう広場に、1人の少女がいた。
鳶色の長い髪ーー耳元に下がる、〈青い耳飾り〉が、幻想的に揺れた……。
その涼やかな音は、他の人々には聞こえていない。ーー少女にだけ届いた、〈呼び鈴の音〉ーー。
少女は広場を出ていくと、閑散とした路地裏へ向かった。
大きく息を吸い……鼓動を落ち着け……そして、口を開くーー
ーー『マーク……〈リダ•ベンデ〉』
ジェラが合言葉を唱え、《ループ》した世界は、先ほどまでいた世界とは、まるでちがった。
巨大な〈銀細工の城〉がそびえ立つ、大帝国ーーその名は、〈リグターン〉ーー。
ジェラは着地した〈山〉の上から、集合場所である、〈赤いレンガの倉庫〉へ向かう。
その途中ーー激しく心惹かれる、〈ある匂い〉に出会い、ジェラは導かれるように、山奥深く、隠された〈秘密の洞窟〉へ、たどり着くーー。
一本の、壮麗な〈しだれ柳〉に守られた、〈洞窟〉の奥にはーー瑠璃色に輝く秘密がーーあらゆる人物たちの、〈運命〉を大きく変えていく、美しくも哀しい〈花〉が、咲き誇っていた。
闇夜に〈倉庫〉へたどり着いたジェラを待ち受けていたのは、衝撃的な数々だった。
自分と同じ服装をし、色とりどりと長い髪をした、みな同じ年頃の、若者たちーー。10人の若者たちには、同じ共通点があったのだ。
だだ広い〈倉庫〉のなか、ひとり豪華な椅子に腰かけた、ミゲという名の男が、集められた若者たちに、語り聞かせるーー
帝国秘密組織〈キューア〉ーー与えられた、〈特殊能力〉ーー〈鉛の屍〉をめぐる、おぞましい〈連続怪奇殺人〉ーー
その夜ーージェラはミゲに連れられて、〈倉庫〉横の森にある、一つの建物へ、向かう。
見張りの兵士に、施錠がされーー異様な雰囲気の建物のなかに、ジェラが見たものーーそれは、忌まわしい檻につながれた、白銀に輝く、〈神獣•ムー〉のすがただった。
同じころーー〈リグターン〉から北にいった、〈ガンダ国〉では、国の存亡を揺るがす、深刻な事態が起きていた。
北の地に古くからいる先住民ーー〈月の民〉と呼ばれた、〈シシン族〉の聖域から、彼らが大切に守り崇めてきた〈神〉が奪われ、仲間が酷く殺された。
〈月の民〉首長ドドアは、襲った未曾有の試練に、大きな決断を下す。
三年に一度の、〈乱満月〉の夜へーーいくつもの〈運命〉が、一つの奔流となって、流れていく……。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 最終更新日:2025/05/28 22:15 読了時間:約132分(65,996文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:霜斗米すばる/作品情報/Nコード:N9995KM
完結済 (全11エピソード) |
続編を連載中です。
こちらからお願いします。
https://ncode.syosetu.com/n6950kn/
高校に入学して落ち着き始めたころ、都平阿坂は夕暮れの中庭でひとりの少女と出会う。
古びた石碑の上に腰かけていた彼女は、「クルミ」と名乗った。
阿坂はいつしか、彼女に会うためだけに中庭へ足を運ぶようになる。
弁当を分け合い、取り留めのない話をして、笑い合う日々。阿坂にとってとても大切な時間であった。
ただ…ぬぐい切れない違和感を抱えて。
季節が変わっても、彼女は何も変わらない。
あの日、確かに存在していたはずの彼女は、いったい誰だったのか。
少年の記憶に、微かに残るひとひらの出会いと別れの物語。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・文化・団体とは一切関係ありません。
一部に伝承・風習をモチーフとした要素がありますが、創作としてお楽しみください。
本編はすべて書き終わっていますので随時投稿していきます。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 シリアス 男主人公 和風 学園 現代 日常 青春 スクールラブ 怪談 BK小説大賞 片思い 微ホラー 最終更新日:2025/05/28 18:00 読了時間:約67分(33,174文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N0293KM
短編 |
「お待たせしました。次はあなたの番です。あちらへどうぞ」
その声を聞いた瞬間、夢から覚めるように、意識が徐々にはっきりしてきた。彼は瞬きしながら周囲を見渡す。
そこは、役所の待合室のような場所だった。高い天井、無機質な白い壁。椅子に腰かけた人々は誰一人として話さず、ぼんやりと虚空を見つめている。時間が止まったかのように、空間全体に沈黙が染みついていた。
自分がいつここに来たのか、まったく思い出せない。ただ、彼はずっと前からここにいた気がしていた。何時間、あるいは何日、何年も。そう、ここ天国で……。
「どうも、こちらの台の上に手を置いてください。あなたの現世での経験や積み重ねた徳をもとに、次の転生先を決めます」
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2025/05/15 11:00 読了時間:約3分(1,365文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 16 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 16 pt |
作者:神無月/作品情報/Nコード:N1277KI
連載中 (全10エピソード) |
「僕」は漠然とした不安を抱えていた。
気づいたら学校は行かなくなり己の道を見失いかけていた。
そんなある日、秋も始まったころ、ふと夜の散歩に出かけることにした。
そして流れ着いた慣れ親しんだ丘の草原に腰かけて夜空を見上げると__________。
合唱曲、「COSMOS」を元にしたお話です。聴いたことがある人もない人も楽しめるお話となっています
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 二次創作 シリアス ほのぼの 男主人公 現代 冒険 青春 最終更新日:2025/05/05 23:56 読了時間:約52分(25,707文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:スイミー/作品情報/Nコード:N4952JX
完結済 (全12エピソード) |
盲腸で入院してからはや1か月。
退屈な病院生活に飽き飽きしていた頃、とある病室でベッドに腰かけながら窓辺を儚げに眺める天使のような少女を目にした。
純白の髪色。眠たげに垂れる瞼から覗く透き通った瞳。
そしてうなじから不自然に生えた黄色い結晶。
彼女は人体結晶化という難病を抱えた患者で――――
そんな現実離れした容姿の彼女に思わず目を奪われた僕は、ひょんなことから彼女と知り合うことになった。
そして、僕の好意に気づいた彼女は、とある課題クリアを条件に、自身が病気で死ぬまでの期限付きで恋人になってもよいと大仰に言い放つ。
少女から言い渡されたその課題とは――――。
そして、後に明かされていく彼女の正体は――――。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
難病を抱えた謎多き少女と紡がれるハートフルなファンタジーラブコメ小説になります。
面白いと思った方、評価・ブックマーク等いただけると泣いて喜びます(´∀`*)
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: ギャグ ほのぼの 現代 魔法 青春 スクールラブ 天使 難病 病院 恋愛 最終更新日:2025/01/01 17:20 読了時間:約117分(58,354文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 26 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 20 pt |
作者:水上柚莉/作品情報/Nコード:N1773JT
連載中 (全3エピソード) |
冬なのに、春を感じる。そんな瞬間に立ち会う男女2人の恋愛ストーリー
==
「ねぇ、君は虫の知らせって信じる?」
ベンチに腰かけた女は、白い息を吐きながら寂しげな笑顔で少年に問いかける。
幸せな家庭とはよほど言えないであろう上川家の長男である少年は、"虫の知らせ"を聴くことができる。鬱屈した日々から逃げ出すように、深夜に散歩に出かけるが、それは"虫の知らせ"が聴こえるからだ。
『今日はあの女(ひと)がいる』
河川敷の公園で話す少年と女。日々の生活に生きづらさを感じ、お互いを慰め合う中で二人は自然と惹かれあっていく。
年が明けて数日が経った頃、少年は唐突に"虫の知らせ"を聴く。
『あの女(ひと)がいなくなる』
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: シリアス 男主人公 和風 学園 現代 日常 青春 超能力 最終更新日:2024/11/26 12:00 読了時間:約20分(9,924文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:kami10enpitu/作品情報/Nコード:N0806JT
短編 |
小さな日常の一こまです。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 最終更新日:2024/11/11 05:00 読了時間:約1分(437文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
作者:あかいの/作品情報/Nコード:N9319JN
短編 |
「もう、この関係を終わりにしないか」
七月七日。
都内近郊のラブホテルの一室。彼はお風呂上がりの髪を乾かしたあと、気まずそうに言った。そんな空気を誤魔化すかのように、半裸のまま窓際にある革製のチェアに腰かけると、煙草をくわえて火をつける。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: シリアス ダーク 女主人公 現代 日常 青春 最終更新日:2024/09/24 19:00 読了時間:約5分(2,034文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:エイ/作品情報/Nコード:N0379JJ
完結済 (全25エピソード) |
魔法師団に勤めるエリザは、士官を目指す恋人のために給金から学費や生活費を援助していた。
だがある日、恋人の誕生日をお祝いするためプレゼントを持参して彼の家を訪れると、その場で恋人とその友人たちから酷い罵倒をされてしまった。そして自分はただ都合よく利用されていただけと知る。
ただの金蔓だったと嘲笑され突き飛ばされ言い返すこともできず、失意のままその場を後にした。
呆然と公園のベンチに座り込み、夜が更けてもそこを動けずにいたエリザだったが、気が付くと隣に薄汚れた男が腰かけていた。
エリザが持っていたケーキの匂いにつられてきたらしいその男にそれを渡してやると、こんなところに座り込んでいる理由を言い当てられ、それをきっかけについ恋人から受けた仕打ちを話してしまう。
同情されるかと思いきや、自業自得のような言い方をされ、ついカッとなるエリザに対し、男はとんでもない提案を持ち掛けてくる。
『そのクズ男の後釜に、僕を飼いません?』
クズの見本のような発言に呆れつつも、エリザは捨て鉢な気分でうっかり了承してしまうのだった。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: シリアス 女主人公 西洋 職業もの 魔法 裏切り ヒモ だめんず製造機 幼馴染 スケープゴート R15 残酷な描写あり 最終更新日:2024/08/22 19:00 読了時間:約154分(76,576文字) 週別ユニークユーザ: 607人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 26,536 pt ブックマーク: 2,807件 評価人数: 2,324 人 評価ポイント: 20,922 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N5870JD
短編 |
「ただいまー!」
明るい声が家の中に響く。軽快な足音を立て、階段を上った彼女は、自分の部屋に入り、ドアを閉めた。そして、ベッドに腰かけ、鞄の中から一冊の本を取り出した。顔に近づけ、すーっと匂いを嗅ぐ。それから、彼女は大きく息を吐いた。
「新品の匂い……最高」
「だよね」
「えっ!」
と、彼女は危うく本を手から落としそうになり、わたわたと持ち直した。そして、少しの静寂。一応の落ち着きを取り戻した彼女は問いかける。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: 最終更新日:2024/06/12 16:16 読了時間:約4分(1,678文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N7940IX
短編 |
朝。とある町の宿屋。その薄汚れた白いシーツが敷かれた木のベッドに腰かけ、「ううぅ」と呻く、ある男。
昨晩は飲みすぎた。頭が痛む。そして記憶がまったくない……わけではない。だから呻いている。その悩みの種だけは色濃く頭の中に残っていたのだ。
「入りますよ。おや、起きたんですね。どうも、おはようございます」
「あんたは……」
「おや、お忘れですか? お二人の決闘の立会人を務める者ですよ」
ノックとともに部屋の中に入ってきた男がツカツカと窓の傍へ歩き、外を眺める。
そう、決闘。その約束をした記憶はあった。ただ、理由は覚えていない。恐らく酒場に居合わせた誰かと何かで揉めたのだろうが、相手の顔もふにゃふにゃであった。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2024/04/29 11:00 読了時間:約6分(2,604文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N4983IQ
短編 |
とある船の一室。ビリヤード台に暖炉、ソファー、バーカウンターとシックな雰囲気。そこに集められた乗客たち。探偵が室内をウロウロと歩きながら時折、彼らに鋭い視線を向ける。
椅子に座る者。壁に寄りかかる者。窓の外を見つめる者。と、その中、ビリヤード台に腰かける者がチッと舌打ちし、痺れを切らしたように言った。
「おいおい探偵さんよぉ! 俺たちを集めてどうする気だよぉ! 推理ショーでも始めてくれるのかぁ!? ならさっさとしてくれよぉ! 俺も暇じゃないんでねぇ! このあと大事な商談があるんだよ!」
「おい、君。人が死んだんだぞ。商談など……」と別の者が咎めるように言った。
「へっ、うるせえな。殺人犯かもしれない奴の説教なんて聞けたもんじゃないね」
「な、それは君もだろ!」
「ふん。俺は奴を殺していない。つまり、俺以外が犯人だ」
「だから、それはみんなそう言っているんだ! 君もアリバイなどないだろう!」
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2024/02/27 11:00 読了時間:約9分(4,048文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:ざるうどんs/作品情報/Nコード:N1962IM
短編 |
「もうお母さんなんて知らない」
母と喧嘩をし、深夜にも関わらず衝動的に家を飛び出した。
その直後大きな地震に巻き込まれ、何かが私に覆い被さる映像を最後に意識を失ってしまう。
そして意識を取り戻した私は、半径15メートル程の壁に囲まれた空間に閉じ込められてしまっていた。
そこにあったのは、薄く光る公衆電話とベンチに腰かけるおばあさんの姿。
助けを求めるためにその公衆電話に入った私は……(pixivにも投稿)
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: ダーク 女主人公 現代 日常 公衆電話 おばあちゃん ホラー 創作小説 短編 最終更新日:2023/10/31 17:05 読了時間:約6分(2,511文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 20 pt |
作者:緒方あきら/作品情報/Nコード:N9070IL
短編 |
「神です、救ってください」
店に入るなり開口一番ぶっとんだことを言い放ったのは、今私の前でカウンターに腰かけている自称『世界救世神』。世を忍ぶ仮の名前はメシアさん、らしい。
ボサボサの髪に不精ヒゲ、イバラを編んだ丸い冠。
着ている服は白い法衣のようなもので、その容貌は控えめに言って胡散臭い。
「えっと、救ってくださいというのは?」
とりあえず水を差しだし、メシアさんの話を聞くことにする。
自称救世神は水を一気に飲みほすと、ふうっと息を吐いて顔をあげた。
「このお店は悩みごとを何でも聞いてくれるという噂をきいてね」
うちは私とごく少数のスタッフで経営している、小さなスナックだ。
確かに私はよく悩みごとの相談を持ち掛けられる。
まだ三十歳にもなっていない人生経験の浅い小娘だけど、ハッキリした物言いが受けたのか、クチコミで評判が広がっているらしいのだ。
今夜はスタッフは私一人で、今のところお客さんもメシアさんだけ。とりあえず彼の悩みをじっくり聞いてみることにしようと、カウンター越しに向かい合う。
「そうね、それじゃあ……。とりあえず、救ってくださいってことは救って欲しい悩みがあるんでしょ。良かったら話してくれる?」
「はい。これは東京都こころのお悩み相談電話室にも相談したことなのですが……」
「電話したのかよ!」
この救世神、予想以上に社会のセーフティーネットを活用しているようだ。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: ホームドラマ ギャグ 女主人公 現代 ハッピーエンド 短編 掌編 コメディ 神様 スナック お悩み相談 最終更新日:2023/10/23 19:02 読了時間:約9分(4,007文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 20 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N7389ID
短編 |
「……へ、に、人魚?」
ツーリングの途中、休憩がてら夜の湖に来た青年はその女を見て思わずそう呟いた。
大きな石の上に腰かけ、尾びれを伸ばしていた女は振り返ると同時にサッと体を丸めた。
無音の時間。
外灯がない、月明かりだけの空間。
目を細め、見た女の顔は驚き、強張り、警戒心に満ちていたが
青年の間の抜けた声の呟きを思い返したのか
女もまた「人魚……」と呟き、フフッと笑った。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: ショートショート 最終更新日:2023/04/06 11:00 読了時間:約4分(1,537文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 34 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 30 pt |
作者:たかさば/作品情報/Nコード:N3519IC
短編 |
知りたいですか、知りたくないですか
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 老い 腰かけ 人生論 はいはい 健忘症 最終更新日:2023/03/11 20:00 読了時間:約2分(975文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:里崎/作品情報/Nコード:N2352FW
連載中 (全30エピソード) |
縁側に腰かけていた麗葉がぽつりと言った。
「建て替えればいいのに、って、思ってるでしょ」
「なんも言ってねーし、ていうか俺はちょこまか直すほうが儲かる」
少し間があって、ふぅん、と感情の読みにくい短い答え。
◆2023/2/5 「左官屋」更新。左官屋の兄ちゃん×両親の帰りをずっと待つ女子大生
***
Twitterで書いていた短編(ついのべ、ワンライ、企画参加作品)の改稿版まとめ。現代もの、ファンタジー、SF、異世界、バトル、恋愛など。長いものでも一作10分で読めます。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: ボーイズラブ ガールズラブ 異世界転生 異世界転移 日常 青春 ハードボイルド 異能力バトル ヒーロー 冒険 近未来 #twnovel ショートショート アクション 英雄 シリアス コメディ 婚約破棄 TS 最終更新日:2023/02/05 14:00 読了時間:約95分(47,234文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 30 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 22 pt |
作者:穂積潜/作品情報/Nコード:N8139HY
連載中 (全39エピソード) |
「あなた、声がすごく個性的でいいわ! だからVtuberにならない?」
「はは、また上手いこと言って。俺がプロゲーマーになる時にも似たようなこと言ってましたよ」
半年後――大神吠はトップVtuberとなった。
簡単なあらすじ↓
三雲健人はプロゲーマーとして成功することを夢みていたが、ある日、クビになってしまう。将来が白紙になった彼に、恩人のプロデューサーが提案してきた新しい仕事は、ボーイッシュな狼系のVtuber――大神吠(おおかみ ほえる)になることであった。腰かけ程度の軽い気持ちでその仕事を引き受ける三雲だったが、彼にはVtuberとしての圧倒的な才能があった。
天性のショタボイス。Vとしては卓越したゲームスキル。そのゲームスキルを活かした他のVとのコラボ性能の高さ。日々研究を怠らない勤勉さ。
三雲の全ての能力がVtuberという職業にぴったりハマり、瞬く間に吠はトップVtuberの地位に駆け上がる。
そんな三雲が次に任された仕事は、人気Vtuberを集めたアイドルグループのリーダー。
そのメンバーは一筋縄ではいかない癖の強い美少女Vtuberたち。果たして、三雲は大神吠として彼女たちを率い、群雄割拠のV業界を制することができるだろうか――。
※この作品は、カクヨムにも投稿しております。カクヨムの方が先行掲載となりますので、お急ぎの方はそちらをお読みください。
※基本コメディ作品ですが、ただのVの日常系ではなく、熱さもある物語を目指していきたいです。
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 ギャグ 男主人公 職業もの ハーレム 日常 青春 ゲーム ESN大賞8 SQEXノベル大賞2 Vtuber 配信 R15 最終更新日:2023/01/31 18:00 読了時間:約231分(115,160文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 738 pt ブックマーク: 204件 評価人数: 37 人 評価ポイント: 330 pt |
作者:白浜 海/作品情報/Nコード:N1408IA
連載中 (全13エピソード) |
「あんたってつまらない」
その一言によって、新川龍斗(しんかわりゅうと)は星野唯華(ほしのゆいか)に許嫁を解消されてしまう。
父親の言う通りにしか生きて来なかった龍斗は、どうすればいいのか分からずに雨の降る公園のベンチに腰かけて空を見上げていた。そんな龍斗を偶然見つけた藤崎詩音(ふじさきしおん)は声を掛ける。
龍斗は詩音と言葉を交わしていくうちに、今までは感じたこともなかった自分のある感情に気づいていく。
「どうやら俺は君に恋をしたらしい」
突然の告白に詩音も驚いたが、今までは自分をただのブランドとしてしか見ていないような男子達からの告白しか受けたことがなかった詩音は龍斗の純粋な思いからの告白に応えることにした。
これは、父親の言う通りにしか生きてこなかった少年が、学年一の美少女と付き合うことで様々な感情を知っていくそんな物語。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: R15 スクールラブ 日常 青春 ラブコメ ほのぼの 男主人公 学園 現代 ハッピーエンド 最終更新日:2023/01/18 17:13 読了時間:約58分(28,794文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2,936 pt ブックマーク: 721件 評価人数: 177 人 評価ポイント: 1,494 pt |
検索時間:0.0183548秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。