過去の一件から他人との距離を置くようになった道元響。彼は人の話し声や物音を敏感に感じ取る特異な聴覚を持ち、それが原因で周囲との関係に悩んでいた。 新たな環境を求めて進学した高校で、響はクラスメイトの源菖蒲と出会う。彼女は極端に小さな声でしか話せないが、内には明るさと強さを秘めていた。響の鋭い聴覚は、他の誰にも聞き取れない菖蒲の声を捉えることができる。響たちは人生で一度きりの花の高校生活をスタートさせる。 毎日投稿をしているので、お暇な時に読んでいただけると嬉しいです！ ※カクヨム様とアルファポリス様との重複投稿をしています！

裏切りと飢えの果てに、影山菖蒲の命は無惨に散った。 だが――次に目を覚ましたとき、彼女は十九歳の自分に戻っていた。 豪奢な屋敷、絹の寝具、まだ汚されていない白い肌。 すべては、悲劇が始まる三ヶ月前。 今度こそ、騙されはしない。 甘く囁く偽りの愛も、優しさを装う裏切りの笑みも。 彼女は微笑みの仮面をまとい、冷たい瞳の奥で復讐の炎を燃やす。 そんな菖蒲の前に現れるのは、極道の血を背負った謎の男。 「禁じられた契約」が交わされたとき、彼女の復讐は運命すら巻き込み、愛と憎しみの狭間へと堕ちていく――。 愛か、復讐か。 彼岸花の影に咲くのは、幸福か、それとも地獄か。

【一途勇者×短命聖女】 「オレと結婚してくれ！！！」 　聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは２０歳の侯爵令嬢、ユーリは１０歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差があることを理解しつつも彼のプロポーズを受け入れた。婚約破棄されて間もない彼女には、少年ユーリの真っ直ぐな愛がとても眩しく見えたのだ。 　とはいえこれは夢。叶わぬ幻想であることも理解していた。後にこの出来事は甘酸っぱい思い出となって互いの記憶の引き出しにしまわれるだろうと――そう思っていたのだ。 　しかし、２人は苦難の末に結ばれ永久の愛を誓うことになる。『追想の勇者』ユーリ・カーライル。これは彼が生涯思い続けた女性、聖女・エレノア・カーライルの愛と生き様を描いた物語である。 ※他サイトでも公開中。

ロシアーナ王国に召還された南雲優斗（ナグモユウト）は７年の歳月をかけて勇者パーティーとともに魔王を討伐することに成功する。しかし魔王を倒した喜びもつかの間だった。優斗は勇者パーティーから攻撃を受けて殺されてしまう。その理由は魔王を倒した後に優斗と第二王女と聖女との結婚問題だった。優斗はどう見ても不細工で年も取っていて第二王女と聖女が生理的に優斗を受け付けないということだった。しかし、勇者パーティーが優斗を殺したことに怒った女神エルメスが優斗の魂を呼び出し彼と話し合う。そして醜くて非モテだった人生とは違う生き方がしたいと優斗は女神に訴える。女神は優斗の願いをかなえ新しい体を作り上げる。直ぐに死なないように不老で美貌を兼ね備えたデイウォーカーとして優斗は転生する。その世界は男女比が１：５の女性が多い剣と魔法の世界だった。優斗は女神に与えられた力と美貌を武器に女性たちのハートを打ち抜いていく。優斗は新たな人生を多くの女性とともに過ごしていく。

異世界から聖なる黒髪の乙女――聖女を召喚したはずが、現れたのは真っ黄色にブリーチした髪に根元だけ黒のヤマンバギャル！？ 黒ギャルのサナはギャルサーの仲間とヤマンバギャルメイクしてプリクラを撮りにきただけなのに、フラッシュの光がしたと思ったら異世界転移！ メイク派手すぎ、スカート短すぎ、ルーズソックス長すぎ。 「なにここ？いみふなんだけど」 「ってか電波バリ３どころか圏外じゃん！やば、ウケる～！」 自動翻訳機能も通じない？！ 神官たちは絶句。 長すぎる派手ネイルは強靭な武器、髪に飾った真っ赤なハイビスカスは毒花――聖女どころか「魔物」と認定されてしまう。 魔界と人間界の狭間の境界、ステュクスの森に捨てられる平成ギャル。 しかし捨てる神あれば拾う魔物あり！ 常識外れで超自由。異世界でもギャルはメイクが命！ 「テンサゲ？むしろテンアゲっしょ☆」 最強ギャル召喚ファンタジー、ここに爆誕――。

「そのドレスはわたくしのものですわっ！」 黄金縦ロールに赤い薔薇の瞳をギラつかせながら、手当たり次第にモノを投げる主人をみて思い出した。 あっ、自滅フラグしかない悪役令嬢の侍女に転生してる・・・？！ 前世のハーブティーと推し活の知識をフル活用して、お嬢様の暴走と自滅フラグを華麗に回避するのが私の仕事。 「お嬢様、それは恋ではありません！推し活です！」 これは黄金の暴れ兎――もといイェルローズお嬢様をなんとかなだめるために奔走する物語。

平凡で、取り柄もなく、受け身なだけの私。 前世は孤児、今世でも孤児。 戦争に巻き込まれ、「聖女見習い」として救護所に駆り出され、ただ死にゆく人を見送るだけの日々を過ごした。 やがて国は滅び、ブリギッド聖国に併合される。 生き延びた私は、孤児院裏の小さな小屋で、刺繍と家庭菜園に囲まれた穏やかな日常を手に入れた。 ――それだけで十分。平凡でも、幸せだから。 そんな私の平凡な日常は、一人の女性との出会いによって、変わっていく。

「一族のために、貴方が欲しいのです」 　高校の文化祭の終わり、その流れでクラスメイトと共に曰く付きの里山に向かった久遠藍とその友人たちは、気が付いたら不可思議な場所に来てしまっていた。そこで遭遇する人間とは違う特徴を持つ存在、角を持つ鬼の姫、この出会いは何をもたらすのか。 　鬼たちが暮らす世界に残らざるを得なくなった藍、そして自ら残ることを決めた加奈。藍が残る原因を作った菖蒲、そんな彼女を姫と慕う妖たちとの関係は。 ホラー要素を多少含みます。人間と鬼との恋愛話です。 ※カクヨムで先行公開しています。

　乙女ゲームの世界に転生している話ですが、内容は『ほとんど日常、たまに恋愛』です。 　主人公から攻略対象やフラグ回避等の言葉は出てきません。何かに目覚めて強くなったりもしません。乙女ゲームネタは、ほとんど出てきません。4章でちょっぴり出てくるくらいです。 　不完全な前世の記憶を持った女の子――菖蒲《あやめ》と、その周りの人たちの物語です。菖蒲が前世の記憶を思いだした5歳から、学園を卒業する18歳の3月までの日常の物語。 　前世で小説に漫画にゲーム、乙女ゲームも大好きだった菖蒲ですが、転生先の乙女ゲームは未プレイ。そのため、ゲームどうこうなく普通に生活し、成長していきます。 ◎不定期更新 　話の進みも更新もスローペース。活動報告で更新日をお知らせしたりしなかったり。 ◎本編と余談 　話数に『◆』がついているものを本編、ついていないものを余談としています。かいつまみたい方は本編のみをどうぞ。もっとザッと？　『用語＆登場人物など』をどうぞ。 ◎1話あたりの文字数 　59話まで、3,000～5,000文字。 　60話から、2,000～4,000文字。 　たまに、2,000文字未満、6,000文字くらいのときもあります。 ※乙女ゲームの要素は、ほんのちょっとです。出てくるのは4章からです。 ※異世界ですので、飲酒・禁煙などの規制が異なります。 ※暴力や虐待などの話もあります。細かい描写はありません。そういうことがあった、というふうに出てきます。 ※百合注意（3章以降）。ただの仲良しですが、もしかしたら百合だと感じるかもしれません。 ※『小説家になろう』『カクヨム』に投稿しています。

せんせい、ぼくは――ひとを、ころしました。 家庭教師先で住之江(すみのえ)吉彰(よしあき)が教え子から聞いたそれは、罪の告白にも似ていた。折しもその頃、花菖蒲公園の池の中から、その教え子と同じ年の少女の白骨遺体が発見される。 亡霊が視える香月(こうづき)晴季(はれき)はその話を聞いて、花菖蒲公園へと足を向けた。そこには『殺された』とは考えづらい、くるくると踊っている少女の亡霊がいた。 花菖蒲公園の白骨遺体、くるくると踊る亡霊、少年の罪の告白。 そして高校の窓から覗き込む亡霊と、祖父のこと。 能楽『天鼓』の謎を紐解くうち、それは現実との奇妙な合致を見せ始める。 鳴らぬ鼓は、何故鳴った。天の鼓の、謎を解け。

高校三年生の藤宮翔真は、受験生だが勉強嫌いだ。 夏休みのある日、夏期講習をサボるため、翔真は一人で寂れた神社に行く。 そこには、桐生菖蒲という一人の少女がいた。 翔真は彼女と神社で交流を深めていくが、菖蒲は突然姿を消してしまう。 あの夏の記憶が焼きついて、消えない。 いつまでも。 大人になっても。 ――そして時は動き出す。 ★2025/07/14 [日間]現実世界〔恋愛〕ランキング総合 33位　ありがとうございます！

悪役令嬢アリシア＝アイスローズ・パヴァーヌに転生してしまった西大生梓は持ち前の頭脳をいかして死亡エンドを回避していく！まずはそのために

私が放浪を続けるのは、今という時を忘れたかったから。自宅という環境が合わないのは、余りに土壌が成り立っていないから。 だから今日も旅に出る。 全てを忘れる為に。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。 これは読者様の問題ではなく、私の問題。 詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。 注意事項2 結局こうしているのが一番良い。 と思い始める今日です。

僕らの守り神は、歌を歌い未来をみる。 僕ら一族は、守り神に舞いと笛を捧げる。 その調べは、人ならざる魔を払い、清めていく-------- 1991年東京。 守り神の歌に導かれ、僕は三人の小説家と出会った。 元役者のニレイさん。 訳あって一度は筆を置いたサキさん。 そして15歳少女アリア。 彼らは三人ででひとつの名前をもつ、小説家だった。 ひとつの予言がつないだ、過去といま。 夢と現実が交差する場所で、あらたな世界の扉がひらく。 ★登場人物 セイ・・・・・・渋沢 征(しぶさわ せい)。主人公。21歳。予言をする守り神・ミカさんに使えるアガミ一族の半人前の術士。与えられた花の名は、梅。 草四郎・・・・・灘 草四郎(なだ そうしろう)。19歳。セイの年下の叔父であり相棒。与えられた花の名は、菖蒲。 アリア・・・・・日比野 亞璃亞(ひびの ありあ)。15歳。作家集団・五島万(ごとう まん)の一員。 ニレイ・・・・仁礼 友太(にれい ゆうた)。41歳。元俳優。アリアの義父。作家集団・五島万の一員。 サキ・・・・・佐紀 了次(さき りょうじ)。29歳。作家集団・五島万の一員。 谷・・・・・・谷 周平(たに しゅうへい)。25歳。大社であるコウガミの術士。作家集団・五島万の担当編集者。 カナ・・・・・谷 鼎(たに かなえ)。17歳。女子高生。大社であるコウガミの術士。谷の義妹。 十日町・・・・・十日町 丈(とうかまち　じょう)。38歳。故人。大社であるコウガミに恨みを抱いていた。 ハジメ・・・・・渋沢 一(しぶさわ はじめ)。故人。15年前に若くして亡くなった、セイの父親。

ここでは全員が主役です。お金さえ払ってくれればあなたの話をいくらでも聞きましょう。それがたとえ自己満足のつまらない話であっても、何も文句は言いません。そんな話です。

冬の寒空のもと一人の男がぼんやりとしながら夜道を歩いていた。 徐々に明瞭になっていく思考の中であることを思い出していく…… 〈カクヨム〉〈ハーメルン〉でも公開予定

　仙人に育てらた少女『曇月』は、皇帝の兵に殺された養父の敵を打つために後宮に潜入したまでは良かったが……。 　敵である皇帝に寵愛されてる！ 　幽鬼が見えるせいで他の妃から気味悪がられる！ 　他の妃から嫉妬される！ 　怪しげな事件、陰謀に巻き込まれる！ 　自分をいじめていた義姉と再会する！ 　でも相棒（猫）と仲間たち（死神）が居れば何も怖くない！ 　仙術を使える田舎の山娘が、後宮の花として咲き誇るまでの物語。 　 ＊＊＊ カクヨム様にて別タイトルで連載していた作品です。アルファポリス様第八回キャラ文芸大賞にて最終選考まで残りました。応援して下さった皆様、ありがとうございます。

※和風ファンタジーの恋愛小説です 異能が判定されなかった内薗菖蒲は”不能”と言われ、実父及び分家出身の義妹と義母に虐げられる日々を送る。 ある日、義妹たちから離婚しろと命じられた。 結婚相手は、悪い妖を退治する”祓魔局”の局長でありながら”鬼”でもある、”鬼神様と呼ばれる”九条明臣。 親が決めた結婚だったが、本家を乗っ取りたい義妹が代わりに妻になるという。 菖蒲は義妹たちと共に離婚を申し入れるが、明臣は拒絶する。 菖蒲が送ってくれた”護符”のおかげで、自分含め局員は命を救われた……とのことだ。 また、菖蒲は不能ではなく、”異能を弾く異能”を持っていると明らかになる。 冷徹と噂される明臣だったが、菖蒲に対してだけは甘い愛を注ぐ。 明臣に溺愛される毎日に癒される中、菖蒲と明臣は義妹たちと再び遭遇する。 菖蒲が誘拐されたと難癖をつけ慰謝料をせしめようとする彼女たちに、菖蒲は明臣への愛を示す。

男装女子である親友、真白とネットアイドルをすることになった主人公、颯真。 しかし「二人はできてるの？」というファンの反応に、思わず白目をむく。んなわけないじゃん、コイツ親友だよ？可愛げとかないよ？ そう心から思っていたのに、周囲の声に揉まれて何だか微妙な空気が漂い出す……。 親友って何だっけ？可愛いってどういうこと？ 大学進学までの期限付きのアイドル活動。卒業のその時、二人の関係はどうなっているのか？ +++++++++++++++++++++++++++++++++ 多忙のため不定期更新。落ち着いたら週一更新に戻ります。 第二章で本編完結予定。 むしろ完結後の番外編を書きたい。

「天の魚、地の翼。( Nコード : N9179EG )」を本編とする物語です。 時代設定は「天の魚、地の翼。」と比べて、もうちょっとだけ未来。完全機械化代替身体、通称「擬体」が普及期を越えて、本当の意味での多用性を発揮し始めた時代。 福島四区選出の代議士となった長女「菖蒲(あやめ)」と、年齢の離れた双子の妹達「マヤ(次女)」と「アイ(三女)」達を中心として展開します。 菖蒲(あやめ)は、突然に母親を失ったばかりでなく、年の離れた双子の妹達を支える日常への没頭を余儀なくされました。「在り来たりのドラマ」と言う日常に翻弄されながらも、三人姉妹達は力を合わせて一人前の人間へと成長しました。 第二章からは、本編の方に敢えて差し込まなかったエピソードの投稿となります。 基本的に、どうにも救いようのない筋書きばかりとなります。本編の方を、ハッピー・エンドで〆る事が出来たのは、これらの要素を間引けた御陰です。