人の世界シエル。 竜の世界テンニーン。 二つの世界は隣り合っている。本来は重なることのない世界。だが時に、何かのきっかけで重なり、ぶつかり、互いの世界に住人たちが落ちることがある。 これは異なる住人たちが手を取り合い、助け合っていく物語である。 ※最初の一話だけ「空アンソロジー」に参加した作品です。

「ここ……どこ？」 普通の現代っ子（と本人は思っている）の綾乃は、気がついたら夜の森にいた。意味がわからず呆然としていると盗賊に襲われてしまう。そこで出会ったのは・・・・ 綾乃は自分の進むべき路は何かを探しながら、大切なものを守るためにある重大な決断をし実行してしまう。その決断は、未来を変えてしまったと綾乃は思っているが、実は・・・・・

『魔力』や、『魔法』が、科学的に証明された時代。魔法文明が確立されると、『世界政府』を名乗る異界人がやってきた。『魔力文明を確立した人類は、我々に加盟する権利がある』その誘いに乗り、異界との交易が確立されるも、別の問題が出たのだ。それが、圧倒的な力を持つ異界人が、人界で犯罪を繰り返すようになったこと。人間も、『固有能力』という一人につき最大二つ目覚める能力の力を借り、少しとはいえ取り締まれるようになった。強い奴には賞金を懸けることで、名のある賞金稼ぎたちに排除してもらうことにする。しかし、犯罪者も警戒して名のある賞金稼ぎ達は、遠征しなければ稼げない状態に、これは、そんな賞金稼ぎの一人である、死神と人間の混血、紅坂雅が、義弟であり、オーガとエルフの混血である宮神宮明と、何でも屋を始める物語。

二年前、突如起きた表と裏の世界の融合、通称ワールド・エンド・フュージョン。その出来事が切っ掛けで同一人物の片方が消滅する現象が起き、世界は歪な形へと変貌した。そんな中、生き残った桐原 拓斗は、裏世界のもう一人の自分であるフロイスと共に日々過ごしてた。何故自分達が両方生き残ってしまったのか疑問を抱きながら……

ある一般の家庭で…ある事故が起きた。 その家族は突如として…崩れ去ってしまった。トラックに引かれ…挽肉となった２人の親。直視してしまい精神が壊れた兄。 数年後、幼き頃に何も見なかった…いや、親が捨て去ったと思い込んだ娘"幸名菊"が、兄の否定により、その真相を試みようと真実を探す。 "あの事件"以来引きこもっている兄"幸名奏"に聞こうとするが、詳しいことは答えてくれず、そしてまた悲劇は 起きた。 謎のフードをかぶった女性が、2人の日常を、生命を奪いさった。人生も終わりかと思いきや、ある天使によって異世界へと往く。 亡くなりし者が有とする表裏世界。表裏異世界物語が 幕をあげる。

皆様にとって「夢」とは何ですか？我々にとって夢とは「戦争」です。 「私立　仇盟ヶ原（キュウメイガハラ）高校」に入学した「平等院　鵜月（ビョウドウイン　ウズキ）」 しかし彼が入学した学校は「現実」という枠超えたある場所の防衛をしている、とんでもない学校だった・・・・

　薄皮挟んだ向こう側、通称【表裏世界】から魔物がにじみ出る世界。魔物から人々の暮らしを守るために、その亡骸から取れる魔石を得るために、あるいは気分的に、彼らを狩ることで生計を立てている者――冒険者がいた。 　これは特に世界を救うでもなく、大金の夢を追うわけでもない。 　気が向いた時、そして懐事情の具合で重い腰を上げるだけ。 　そんな、ただのんびりと暮らしているだけの、とある冒険者パーティのゆるーい日常。

殺し屋、圭司。表か、裏か、真実か、偽りか、彼にはもう、判断できない。それでも、銃を手に進み続ける。