「私を忘れてね」 　ティアを愛するたびに、俺は彼女に記憶を消された。 　 　俺はルカディア国の王の立場にいた。 　ティアは隣国に住む〝赤目の魔女〟と呼ばれる敵だった。 　隣国と長年続く戦いを俺と彼女は強いられていた。 　不可解なルールに、理不尽な設定。 　誰も不思議に思っていない状況はあきらかに変だった。 　けれど、記憶を消さられるたびに大きな喪失感をいだき、無気力な日々を送る俺にとってはどうでもよかった。 　ところが、彼女が記憶を消すのには大きな意味があって…… 　２人が戦っている意味はなんなのか。 　ティアの本当の気持ちは？ 　誰が敵で誰が味方なのか…… 　悲惨な運命にあらがい、どこか狂気じみた愛情で結ばれる２人のお話です。 　

　投稿済み小説「未来・家族」のアナザーストーリー的な小説です。「未来・家族」の主人公崋山の祖父である龍昂の、子供の頃の出来事から愛する人との別れまでのエピソードです。「未来・家族」の中で伏線が貼られていた内容です。あのマーガレット・ミッチェル作「風と共に去りぬ」的な、男性主人の近未来の出来事です・・・これは作者の思い込みかも知れません。内容は全く関係はありません。 　お察しの通りこれは設定はＳＦですが科学的小説ではありません。最初の方で主人公の子供の頃の悲惨な残酷描写がありますが、飛ばして読んでも、話の筋は分かります。 この作品は「カクヨム」さんにも投稿しています。

　平成日本で生まれた番匠祐介。彼が転生したのは、魔王が現世に甦るべく生み出されたはずの幼児であった。 　魔女と聖女に拾われユーリウスと名付けられた祐介は、血の繋がらない家族に恩返しする為にも、そしてなにより自身の為にも「国家建設！」「明日は世界を！」を目標に、チートを駆使して爆進する！ 　身体を乗っ取られた挙句に記憶と強大な力のほぼ全てを失い、ただ見る事しか出来ない悲しい魔王の視点で紡ぐ異世界戦記。 「『チートが無ければ作れば良いじゃない！（by日本語）』」 「あらあら、あの子また訳の分からない声を上げてるわ？ 本当に人間なのかしら？」 「人間です！　私達が知らないだけでアレが普通の男の子なんだと思います！」 「アレって言ってるけど？」 「ーーとにかく私は信じてます！」 　偶然魔王の身体を分捕った転生者の俺、魔女と聖女に育てて貰った恩返しに国を造ってプレゼントします！ 旧題　ファンブルし魔女と稀人の従者

近未来というよりはもう少し遠い、中未来。 全世界規模の第X次大戦、通称『最後の全世界戦争』が終結した世界には、『国』や『国家』が存在していなかった。 そんな世の中を旅して行く三人――アマネ、カバネ、ムクロの目的とは。 ※設定はSF（空想科学）ですが、内容はほぼヒューマンドラマなので、さほど難しくないと思います。 　エピソード01（1～4話）で、この作品の雰囲気が伝わると思います。 ※軍や兵の描写が入ることもある予定ですが、設定は独自のものです。 　旧 日本 軍、現 自衛 隊などが舞台になったり、それらの 軍 人、隊 員 がそのまま出て来たりはしません。 （感想にて『検索に支障があるのでは？』というご指摘をいただきましたので、対応策として該当語句に半角スペースを入れてみました。ありがとうございます） ★辛口感想歓迎します。 （※辛口感想と誹謗中傷は別物です。その点はご理解いただけることを望みます） = * = * = * = * = * = * = 2019.01.01 投稿済みのEP01～03まで、投稿時に1話あたり5000文字弱だったものを2つに分割して2500文字程度に変更しました。 ★EP01　旧：4話 → 新：8話 ★EP02　旧：9話 → 新：18話 ★EP03　旧：7話 → 新：14話

　魔工事故により、太陽の光を失った《常闇の街》ガンプリシオ。 　街路灯の修繕を生業にしていた魔工技師・ユラは、ある夜、当局に追われる青年ログイットを、成り行きで匿うことになる。 　素直でない性格のユラと、何かと遠慮がちなログイット。二人は手探りながらも距離を縮めていくが――

初投稿です。 数百年に一度、地球に神『阿修羅』の生まれ変わりとされる者が生まれる。 その子は、生まれた地を守りいつしか国、世界を護る存在となる。　 3000年…、未だ何百年と生まれず月日が流れ諦めたとき、数度の周期に2人の不思議な子が生まれる。 若干、最強設定です。軽度の残酷描写が入っているかもしれません。 設定はSFで能力系ですが、ほぼほぼ戦闘等は少なく学園物姉弟愛物っぽいです。　　　　　　　　　　　

夢を人々に届ける会社が、この世界にはあった。その会社で働く社員たちの物語。 設定はＳＦですが、恋愛、推理といった要素も含んでいます。

ＨＰの４周年記念に書いた作品の（微）加筆修正版です。 テーマは「共生」（「共存」に意味合いは近いけれど、言葉としてはこちらかな、と） 人口爆発を迎え、移民を目的とした外宇宙探索船が辿り着いた惑星。 そこは居住可能な環境でありながらも、人体に有害な陽光が降り注ぐ、過酷な場所だった。 集落を束ねる長の娘・キアナと、その兄弟のように育ったリーウは、太陽に供物を捧げる旅団に加わる。 キアナは見送る為に、リーウは《供物》となる為に──。 設定はＳＦですが、内容はかなりファンタジーよりのシリアスな話です。