これは親も貯金も車もプライドも彼女もない。 あるのは多額の負債と使用不可のカードだけ。 高校を首席成績を納めて卒業。 運が悪く進学も就職も叶わずフリーターとして生き24歳にして年収250万なのに趣味はギャンブル。 好きなスロットから久しぶりに勝ったまま帰る途中にカツアゲにあい紆余曲折あり、これまた運悪く死亡した。 死んだ世界では八百万の神を名乗る者から恩恵を与えられるが恩恵の詳細や転生先などの説明など一切なくセカンドライフとなる異世界転生を果たすこととなるのだが…… これはゲームであり現実であり小説よりも奇となる類まれなる不運が取り柄の主人公:木更津遊汰(きさらづ ゆうた)が織り成す異世界躍進劇である。

　20××年、ある所に運だけが取り柄の佐藤 裕一が住んでいた。 　そしてある日、裕一の家族にある手紙が届く。 　その手紙の内容とは、まさかの異世界へ招待するというものだった。 　そこで裕一が手にしたユニークスキルは、全ての異世界を巡ることが出来る【異世界巡り】！ 　【異世界巡り】と権力を駆使し、裕一は異世界で好き放題！